モデリングに便利なツール
 
 
 

モデリング用の重要なコマンドはすべて[モデル]ツールバーにあります。その他、モデリング時に非常に役立つツールと機能が多数あります。

[モデル]ツールバー

[モデル]ツールバーは画面の左端に表示されます。ツールバーのコマンドはメイン メニューからも利用できます。

A

[モデル]ツールバーを表示するには](To display the Model toolbar):

  • ツールバーのタイトルをクリックし、[モデル]を選択します。

    または

  • キーボード上部の[1]キーを押します。

    [パレット]または[ペイント]パネルが表示されている場合は、ツールバー アイコンをクリックするか、[Ctrl]+[1]キーを押します。

B

[取得コマンド](Get commands):

プリミティブ オブジェクト、カメラ、ライトなどの汎用エレメントを作成します([アニメート]ツールバー、[レンダ]ツールバー、[シミュレート]ツールバーでも利用できます)。

C

[作成コマンド](Create commands):

新規オブジェクトを描画します。または既存オブジェクトを元に新しいオブジェクトを作成します。

D

[変更コマンド](Modify commands):

オブジェクトのトポロジを変更します。またはジオメトリをデフォームします。

コンテキスト メニュー

コンテキスト メニューから多数のモデリング コマンドを利用できます。コンテキスト メニューを表示するには、3D ビューで[Alt]キー(Linux の場合は[Ctrl]+[Alt]キー)を押しながら右クリックします。

  • 選択されているオブジェクトの 1 つをクリックすると、選択されているすべてのオブジェクトにメニュー項目が適用されます。Windows ではコンテキスト メニュー キー(一部のキーボードの右側の[Ctrl]キーの隣)を押す方法もあります。

  • 何も選択されていないオブジェクトをクリックすると、そのオブジェクトのコンテキスト メニュー項目が表示されます。

  • コンポーネントを選択し、そのコンポーネントが「属する」オブジェクトの任意の場所を右クリックすると、 選択したコンポーネントのコンテキスト メニュー項目が表示されます。

  • 3D ビューの何もない領域をクリックすると、ビュー本体のコンテキスト メニュー項目が表示されます。

ビュー

Softimage には、モデリングに役立つ複数のビューが用意されています。

Explorer

Explorer には、シーンの内容が階層構造に表示されます。オブジェクトのコンストラクション ヒストリやジオメトリ オペレータ スタックを確認しながらモデリングする際には、Explorer が特に便利です。

オブジェクト ビューア

オブジェクト ビューアは、選択したシーン エレメントだけを表示する 3D ビューです。モデリング時に特定のオブジェクトのみを表示させる際に便利です。詳細については、「Object View」(「表示と再生」)を参照してください。

Schematic

Schematic ビューは、シーンをノード接続したグラフに表示します。このため、シーンがどのように構成されているかを分析できます。また、オブジェクト間のモデリング リレーションをグラフィカルなリンクで表すことができます。詳細については、「 Schematic View」(「インタフェースおよびツール」)を参照してください。

XSI Explorer

XSI Explorer は、オブジェクトの選択に使用する Explorer ツリーと、他のビュー(オブジェクト ビュー、Schematic View など)を表示するペインを組み合わせたビューです。詳細については、「XSI Explorer」(「インタフェースおよびツール」)を参照してください。

SpreadSheet

SpreadSheet ではクエリを実行できるほか、エレメントおよびそのパラメータに関するシーン情報を表に表示することができます。詳細については、「 SpreadSheet」(「インタフェースおよびツール」)を参照してください。

Netview

Netview は、Softimage に統合された Web ブラウザです。インターネット上で利用可能なサンプル コンテンツやリソースへのアクセスを可能にします。また、独自のインフラネットを作成し、ワークグループ内でリソースを共有することも可能です。

複製とクローンの作成

同じような部品があるオブジェクトは、オブジェクトの複製やクローニングによりすばやく作成できます。複製は、別のオブジェクトの単なるコピーです。一方、クローンは「リンク付きの」コピーであり、オリジナルのオブジェクトを修正することによりすべてのクローンを修正できます。詳細については、「オブジェクトの複製およびクローン作成」(「シーン エレメント」)を参照してください。

対称

オブジェクトまたは階層のシンメトリ コピーを作成するには、[編集](Edit) [対称に複製](Duplicate Symmetry)を使用します。複製の詳細については、「オブジェクトの複製およびクローン作成」(「シーン エレメント」)を参照してください。

また、Softimage にはその他のシンメトリ機能があります。

変換

オブジェクトをモデリングする際には、オブジェクトおよびそのコンポーネントを移動、回転、スケーリングしながらオブジェクトを動かすことになります。変換全般の詳細については、「変換」(「3D 空間での操作」)を参照してください。

クリッピング プレーン

複雑なモデルで作業をしていると、特定の部分のみに作業を集中することがあります。たとえば、前景のポイントを移動する間は、オブジェクトの背景を隠しておきたい場合があります。

これを実行するには、カメラのクリッピング プレーンを設定します。詳細については、「投影平面」を参照してください。

ロトスコープ

ロトスコープを使用すると、3D ビューにバックグラウンド プレートを表示できます。これにより、イメージをモデリング時のガイドとして使用できます。ロトスコープの詳細については、「 ロトスコープ」(「表示と再生」)を参照してください。

ディスプレイ オプション

モデリングを行う際に便利なディスプレイ オプションがあります。たとえば、次のように記述します。

  • ヘッドライトは仮想的な光源で、カメラの位置からシーンを照らします。シーン オブジェクトのシャドウ部分を確認する場合に便利です。

  • ワイヤフレームの不透明度は、シェード表示におけるワイヤフレーム ハイライトの強度をコントロールします。エッジをまたがるシェーディングと同時にトポロジを確認する場合に便利です。

階層

シーンのオブジェクトを階層に組み込むには、あるエレメントを別のエレメントの子にします。これにより、ルート エレメントを起点に下の階層へとプロパティを継承させることができます。

階層の任意のメンバを右クリックしてツリー モードで階層全体を一度に選択するか、またはブランチの最上位ノードを中央クリックして個別のブランチを選択することができます。たとえば、ブランチ モードでオブジェクトを選択して移動すると、そのオブジェクトの子もオブジェクトと共に移動します。

階層を作成するには、[親](Parent)ボタンを使用するか、Explorer でノードをドラッグ アンド ドロップします。階層全体の詳細については、「階層の作成」(「シーン エレメント」)を参照してください。

レイヤ

レイヤは、シーンを構成するための便利なツールです。シーンを複数のレイヤに分割すると、レイヤ内のすべてのオブジェクトの可視性、表示、選択の可/不可を瞬時に切り替えられます。詳細については、「シーンレイヤ」(「シーン エレメント」)を参照してください。

選択の情報

オブジェクトを選択した状態で[編集](Edit) [選択の情報](Info Selection)を選択するか、[Shift]+[Enter]キーを押すと、オブジェクトに関する有用な情報を取得できます(名前、ジオメトリ タイプ、コンポーネント数、レンダリング用にテッセレートされた三角形の数など)。

ジオメトリの情報

オブジェクトを選択して[編集](Edit) [ジオメトリの情報](Info Geometry)を選択すると、[Netview]のページにオブジェクトのポイントとポリゴン(フェイス)の詳細が表示されます。ページを開いたままで別のオブジェクトを選択する場合は、[更新]をクリックして、新しく選択したオブジェクトの情報を表示します。