[Camera]プロパティ エディタには、カメラを通して見えるシーンを定義するために必要なすべてのパラメータが含まれています。
カメラの操作手順については、「カメラ」(「カメラとモーション ブラー」)を参照してください。
プロジェクション、視野、クリップ面を含む選択されたカメラの基本のプロパティをコントロールします。
ナビゲーション中に自動キーを可能(Allow Autokey during Navigation) |
3D ビューでカメラの視点で見ているときに、ナビゲーション(ズーム、パンなど)を自動キーを使って自動的にキー設定できるようにします。これはシーン カメラでのみ機能し、[トップ]、[フロント]、[ライト]、[ユーザ]、[オブジェクト]ビューなどのビューポイントでは機能しません。 カメラ ナビゲーション パラメータのうち、自動キー設定されるものは、次のとおりです。 詳細については、「カメラ ナビゲーションの自動キー設定」(「表示と再生」)を参照してください。 |
キー保存(Save Key) |
上記のパラメータに現在のフレームでキーを設定します。 |
キーの削除(Remove Key) |
上記のパラメータのキーを現在のフレームから削除します。 |
カメラのフォーマットは、そのカメラが使用しているピクチャのフォーマットと、それに対応するピクチャー レシオにより決まります。また、ユーザがピクチャー レシオを定義し、独自のピクチャ フォーマットを指定することも可能です。デフォルトのカメラ フォーマットは NTSC D1 4/3 720 x 486(ピクチャー レシオ 1.333)ですが、NTSC、PAL、HDTV、Cine、および Slide といった複数のフォーマットに対応しています。
シーン内のすべてのカメラに対してカメラ ピクチャのデフォルトの標準を設定します。「出力フォーマットのプリファレンス設定」(「レンダリング」)を参照してください。
視野とは、カメラで一度に見ることができる範囲の角度です。視野を変えると透視をゆがめることができるため、狭角ののぞき穴や広角の魚眼エフェクトを演出することができます。
各カメラの投影タイプには、それぞれ固有のデフォルト視野があります。たとえば、広角投影は広視野、テレフォト カメラは狭視野です。デフォルトのカメラの視野はいつでも変更することができます。
視野の設定は、オーソグラフィック カメラには影響を与えません。代わりに、[オーソ高さ](Ortho Height)パラメータを調整し、カメラのビュー内に多少のシーンを含めることができます。
クリッピング プレーンを使って、カメラからの最短可視距離と最長可視距離を設定することができます。面の外にあるオブジェクトは見えないのでレンダリングされません。適切なクリッピング プレーンを選択すると、レンダリング時間を短縮できる場合があります。
デフォルトでは、前方クリップ面はカメラのごく近くに、後方クリップ面はカメラから非常に遠くにあるため、通常はほとんどのオブジェクトを見ることができます。クリッピング プレーンを設定して、オブジェクトを表示または非表示にすることができます。
[プリミティブ]タブのオプションを使用してカメラをセットアップすると、投影平面を調整することでカメラがとらえるシーンの量を制御できます。ただし、特に仮想カメラを実際のカメラの仕様に一致させる必要がある場合は、このオプションだけでは十分にカメラを設定できないことがあります。投影平面コントロールを使えば、視野をより正確に調整し、レンズのオフセットを再現することができます。
たとえば、実際のカメラのレンズはイメージ面のセンターからオフセットされているので、表示されている円筒の頂点は、レンダリングされたイメージのセンターからオフセットされます。多くのカメラでは、レンズのオフセット(シフト)を調整することが可能で、カメラ本体はもちろん、フィルム面を固定したままレンズの位置を変えられます。 レンズシフトは、パースペクティブのゆがみの補正に役立つほか、写真の構成を変えてもパースペクティブが維持されるため、建築写真に多用されます。
また、実世界のカメラの視野は、レンズの焦点距離(55 mm、85 mm、135 mm、広角、望遠など)や、イメージがレンズから投影される領域の寸法といった要素が関係します。カメラの種類により、機械部品、光学部品、電子部品(フィルム ゲートや CCD など)といった製品に差異があるため、イメージ領域の特性は製作物のみならずカメラを変えるだけでも変わります。
カメラ シェーダ スタックにレンズ シェーダを積み重ねていきます。どの順番でシェーダがコンピュータ操作されるかを定義することも、個々に編集することもできます。
詳しい手順については、「カメラへレンズ シェーダを適用する」(「カメラとモーション ブラー」)を参照してください。
錐台(円錐)のディスプレイ オプションを切り替えます。カメラ リグを使用するときに役立ちます。
ビューボリューム(View Volumes) |
すべてのビューにおいて選択したカメラの錐台(円錐)のディスプレイを切り替えます。 詳細については、「カメラ円錐(フラスタム)を表示する」(「カメラとモーション ブラー」)を参照してください。 |
立体視用ゼロ視差プレーン(Stereo Zero Parallax Plane) |
すべてのビューにおいてセンター立体視カメラのゼロ視差プレーンのディスプレイを切り替えます。立体視カメラが非表示でないことを確認してください。 詳細については、「ゼロ視差プレーンを設定する」(「カメラとモーション ブラー」)を参照してください。 |