プロファイル カーブ エディタ

 
 
 

プロファイル カーブ エディタは、小型バージョンの FCurve Editor で、Softimage のさまざまなツールのプロファイルカーブを編集するのに使用されます。プロファイルカーブは通常の F カーブのように長時間にわたる変化を表すものではありませんが、代わりに空間内の別のパラメータまたはシェイプ プロファイルとの関係など、他のタイプの時間ベース以外のデータをグラフ化します。

リンクされたパラメータやエクスプレッションなどの一部のプロファイル カーブは FCurve Editor で編集できますが、ほとんどのプロファイル カーブはプロファイル カーブ エディタで編集します。

プロファイル カーブ エディタは、主にこれらのツールに使用されます。

注:プロファイル カーブ エディタは、[クラシックモード](Classic Mode)でのみ使用できます。

プロファイル カーブ エディタの概要

A

[ツールの選択](Select Tool)で、カーブとキーの両方を選択します(「 Fカーブの選択」および「キーの選択(タグ付け)」を参照)。このツールは、[Y]キーを押してアクティブにする方法もあります。

B

キーの追加ツールは、カーブ上でクリックした場所にキーを追加します。「インタラクティブにキーを追加する」を参照してください。このツールは、[I]キーを押してアクティブにする方法もあります。

C

キーの削除ツールは、クリックしたキーを削除します。「キーを削除する」を参照してください。このツールは、[D]キーを押してアクティブにする方法もあります。

D

カーブのリニア補間(「 F カーブの補間タイプの選択」を参照)。

E

カーブのスプライン補間(「 F カーブの補間タイプの選択」を参照)。

F

パラメータの値は、Y 軸(垂直)に表示されます。

G

パラメータの、時間ベースではないさまざまなエレメント(Softimage 単位でのスペースなど)は、X 軸(水平)に示されます。

H

グラフ内の何もない領域を右クリックしてコンテキスト メニューにアクセスします。

[ファイル](File)、[編集](Edit)、[選択](Select)、[カーブ](Curves)、および[キー](Keys)メニューは、標準の F カーブ エディタの場合と同じです。また、選択したカーブやキーを右クリックすると、適用可能なメニューが表示されます。

I

選択されたカーブです。[プリセット](Presets)メニューのプリセット カーブを使用して、カーブのシェイプを変更することもできます。

カーブを右クリックすると、簡略化された[編集]、[キー]、および[カーブ]メニューが表示されます。

J

選択されたキーです。標準の FCurve Editor の場合と同様に、キーのタンジェント ハンドルを使用できます。「ファンクション カーブのスロープを編集する」を参照してください。

キーを右クリックすると、[キー](Keys)メニューが表示されます。

キーが(時間で、値で、またはその両方で)ロックされている場合は、キーを右クリックし、該当する[ロック](Lock)コマンドを選択解除します(「キーの位置をロックする」を参照)。

共通コマンドのショートカット キー

次に挙げるのは、カーブの編集に使用できる共通のショートカット キーです。

キー

動作

I

キーの追加ツールをアクティブにします。

D

キーの削除ツールをアクティブにします。

C

インタラクティブなズーム ツールをアクティブにします。

Z

パン・ズームツールをアクティブにします。

S

ナビゲート ツールをアクティブにします。

F

グラフ内で選択されているカーブをフレーミングします。F カーブが選択されていない場合、すべてのカーブがフレーミングされます。

A

グラフ内に表示されているカーブをすべてフレーミングします。

プリセット カーブを適用する

プロファイル カーブには、イーズイン、イーズアウト、ガウス、指数など、多数のプリセットが用意されています。プリセットを使用すると、特定のシェイプをカーブにすばやく適用できます。これらのプリセットは、FCurve Editor およびプロファイル カーブ エディタの両方から、プロファイル カーブに適用することができます。

プリセットは、.fraw2 という拡張子で ASCII 形式のファイルに保存されたFカーブです(「 F カーブを保存およびロードする」を参照)。既定のプリセットの範囲は、X 軸が 1~100、Y 軸(値)が 0~1 です。

注:プロファイル カーブ エディタの多くは、プリセット カーブが使用するスケールとは異なるスケールを使用します。たとえば、ICE パーティクル コンパウンドの多くは、X 軸と Y 軸の両方で 0~1 のスケールを使用します。そのため、プリセット カーブを使用する場合は、エディタ内でプロファイル カーブを再スケールおよび再フレームする必要があることがあります。

プロファイル カーブにプリセットを適用するには:

  1. プロファイル カーブ エディタまたは FCurve Editor でプロファイル カーブを選択します(一度に選択できるプロファイル カーブは 1 つのみです)。

  2. グラフ内の何もない領域を右クリックします。

  3. [プリセット]メニューからプリセットを 1 つ選択します。

    選択した F カーブの最初のキーと最後のキーに一致させるために、プリセット カーブが X で再マップ(スケーリング)されます。キーが 2 つより少ない場合は、既定の X 範囲と Y 範囲でプリセットがロードされます。