F カーブの補間により、キー間のアニメーションの処理方法が決まります。1 つのパラメータに対し 2 つまたはそれ以上のキーを設定すると、キー間の補間方法が決定されます。
F カーブは、デフォルトでスプライン補間を使用します。この補間は、各キーでスムーズなイーズインおよびイーズアウトの遷移を作成します。アニメーションの性質を変更したい場合には、[リニア]または[ステップ](コンスタント)に切り替えることができます。
[スプライン]または[リニア]の補間を使用する場合は、[Preferences: FCurve Editor]プロパティ エディタを開き、[キー]ページの[選択されたキーの両側に対し、スプライン/リニア補間を適用](Apply spline/linear interpolation to both sides of selected keys)オプションを選択します。これによって、選択したキーの両方のスロープで同じ補間タイプが使用されるようになります。
このオプションは[ステップ](コンスタント)補間には適用されません。この補間タイプは、通常、キーの1つのスロープでのみ値を保持したい場合に使用するためです。
F カーブ エディタのツールバーにある[カーブ](Curve)メニューで、補間オプション([スプライン](Spline)、[リニア](Linear)、または[ステップ](Stepped))を選択します(以下を参照)。
F カーブ ツールバーでこれらのアイコンをクリックすることもできます。
[キーのプロパティ](Key Properties)を選択し、[Key Properties]エディタで[補間](Interpolation)オプションを選択することも可能です。
[スプライン補間](Spline Interpolation)がデフォルトです。これはカーブのスプライン補間を使用します。この補間では、各キーの前後でカーブが加速(イーズ イン)および減速(イーズ アウト)することにより、キーでの遷移がスムーズになっています。スプライン カーブは、多くの場合に最小限のキー数で滑らかなアニメーション表示を実現できるようにします。
キー前後の加速と減速の度合いは、キーに付属するスロープ ハンドルによって決まります。スロープの詳細については、「ファンクション カーブのスロープを編集する」を参照してください。
[リニア補間](Linear Interpolation)は、直線セグメントでキーを接続します。各キーで動きが変化したのち一定の速さで動きが変化するという特性があります。これにより機械的なアニメーションが作成されます。
この補間タイプは、スプライン補間で提供されるイーズイン/イーズアウトを必要としない、変化が一定のスピードで徐々に起きるライトやカラーのアニメートに役立ちます。
[ステップ補間](Stepped Interpolation)([コンスタント]とも呼ばれる)は、あるキーの値を次のキーまで繰り返します。キーフレームの場所で動きが突然変化し、キー間では一定の動きを保つという特性があります。
この補間タイプは、キャラクタ アニメーションのキー ポーズの遮断、あるカメラから別のカメラまでのカットのアニメート、点滅するストロボ ライトのアニメートなどに役立ちます。
[スイート]モードでは、カーブ上のキーを選択し、ツールバーの[ステップ接線]アイコンをクリックすることで、これらのキーの間のカーブ セグメントにのみステップ補間を適用できます。
