群集シミュレーションを作成したら、そのシミュレーションにさらにアクターを追加したり、そこからアクターを削除できます。
群集シミュレーションには、いつでもアクターを追加することができます。シミュレーションに追加できるアクターの数には特に制限はありません。詳細については、「群集シミュレーションにアクターをロードする」を参照してください。
現在の群集モデルで、アクター プロキシ モデルは[Actors_Proxies]ノードの下と[Actors_Copies]グループに追加されます。「群集シミュレーションの分析」を参照してください。
次に使用可能な番号が新規のアクターのアクター ID として割り当てられ、この新規のアクターを処理するために群集シミュレーションが再計算されます。[ICE の放出](Emit ICE)ツリーにあるシミュレーション ポイント クラウドの[Initialize]コンパウンドは、アクター ID データを使用して、各パーティクルに対してインスタンス化されるアクター メッシュを決定します。以下を参照してください。
既定では、アクター ID は放出された各パーティクルが同じアクター メッシュをインスタンス化しないようにランダム化されます。これは、このコンパウンドのアクター ID ポートに接続された[Randomize Actor ID]ノードを使用して行われます。
このノードのシード値を変更してランダム化の発生方法を変更したり、エミッタ ID に基づくなどして、他のロジックを使用してアクター ID を割り当てることができます。
すべてのインスタンスに同じアクターを使用させるには、ポートから[Randomize Actor ID]ノードの接続を解除します。その後、[Initialize]コンパウンドのアクター ID 値を希望する値に設定します。たとえば、複数のアクターを群集に保持できますが、テストできるのは一度に 1 つのみです。
群集シミュレーションから簡単にアクターを削除できます。これを行うと、アクター プロキシ モデルが群集モデルから削除されますが、元のソース モデルはシーンから削除されません。
この適切な群集モデルでは、アクター プロキシの[Actors_Proxies]ノードが削除され、[Actors_Copies]グループからアクターが削除されます。
群集シミュレーションが再計算され、アクターの削除が反映されます。このアクターのアクター ID は使用されなくなったので、インスタンス化されたジオメトリは残りのアクターで分配されますが、放出されるパーティクルの数は変わりません。