キャラクタ間でアニメーションをリターゲットすると、リターゲットしたアニメーションを含む新しいレイヤがアニメーション レイヤ エディタ（Animation Layer Editor）に自動的に追加されます。このレイヤは、デフォルトでは RetargetLayer という名前になります。RetargetLayer のアニメーションの調整や、レイヤの追加による作業整理が可能です。アニメーション レイヤの概要も参照してください。

リターゲットしたアニメーションの上位にキーを設定するには

1. > コントロール リグ > 新しいアニメーション レイヤへ追加（Control Rig > Add to new anim layer）を選択して、ターゲット キャラクタのコントロール リグを新しいアニメーション レイヤに追加します。
   注:コントロール リグを既存のアニメーション レイヤ（RetargetLayer など）に追加するには、アニメーション レイヤ エディタ（Animation Layer Editor）でレイヤを選択してから、キャラクタ コントロール（Character Controls）で > コントロール リグ > アニメーション レイヤへ追加（Control Rig > Add to animLayer） <レイヤ名> を選択します。
2. ターゲット キャラクタの位置を変更する時点を選択してから、コントロール リグのエフェクタを使用してキャラクタの位置を調整します。

   調整するすべてのエフェクタの達成度（Reach）の値が 1 に設定されていることを確認します。1 以外に設定されていると、エフェクタを移動または回転しても効果がありません。足首のエフェクタでは、達成度はデフォルトで 1 に設定されます。

3. 目的のアニメーション レイヤを選択した状態で、位置を調整するキーフレームを設定します。
4. コントロール リグのアニメーションの調整結果が目的どおりになるまで、これらの手順 を繰り返します。
5. アニメーションを再生します。

   これでターゲット キャラクタのアニメーションが変更され、そのすべてのアニメーションが選択したアニメーション レイヤに組み込まれました。複数のレイヤを作成すると調整作業を整理できますが、そのまま単一のレイヤを使用することも可能です。調整が完了すると、アニメーション レイヤをまとめてマージするか、アニメーションをターゲット キャラクタにベイク処理できます。