ペイントの新機能
 
 
 

PTEX ペインティング

テクスチャ アーティストは、Mudbox でペイントする前に UV を作成する必要はなくなりました。複数のメッシュで構成された複雑なモデルであっても、任意のメッシュをロードしてペイントすることが可能になりました。まったく UV を使わないパイプラインの場合、高品質のテクスチャを PTEX ファイルとして読み出すことができます。または、パイプラインで UV が必要な場合、テクスチャを UV 空間にベイク処理し、(UV が作成されたら)それらをイメージ ファイルとして書き出すことができます。「PTEX ペインティング」と「モデルの PTEX ペインティングを準備する」を参照してください。

また、ペイント レイヤを PTEX ファイルとして書き出すことができます。レイヤを右クリックし、[選択を書き出し]を選択して、[次のペイント レイヤを書き出し]ウィンドウでファイル タイプとして PTEX を設定します。「ペイント レイヤを保存または書き出す」も参照してください。

複数のペイント レイヤを書き出す

新しい[ファイル]>[すべてのペイント レイヤを書き出し]オプションを使用することで、シーンから複数のペイント レイヤを書き出すことができます。アクティブ モデル、選択したモデル、またはシーン内のすべてのモデルについて、すべてのレイヤを書き出すことができます。「ペイント レイヤを保存または書き出す」および「[すべてのペイント レイヤを書き出し]ウィンドウ」を参照してください。

PTEX ファイルを書き出す

抽出された[アンビエント オクルージョン マップ][ベクトル ディスプレイスメント マップ][ディスプレイスメント マップ]、および[法線マップ]を PTEX ファイルとして書き出して、UV なしのテクスチャ マップで最先端の技術を利用できるようになりました。

これらのマップは RenderMan® で元のメッシュ上にレンダリングし、正確な結果を得ることができます。詳細については、「サポートされる抽出ファイル形式およびビット深度」を参照してください。

ペイント レイヤをソロ化する

[ペイント レイヤ]メニューのソロ化オプションを使用すると、選択したペイント レイヤを分離し、その他すべてのレイヤの可視性をすばやくオンまたはオフにすることができます。新しい[拡散としてソロ化]オプションを使用すると、選択したレイヤを単色として表示し、不透明度、バンプ、およびその他のレイヤ チャネルの編集をさらに容易にすることができます。

ペイント レイヤをソロ化する」を参照してください。

ペイント レイヤ マスクとブレンド モード

ペイントを強力で非破壊的な方法で、ペイント レイヤの新しいペイント可能なレイヤ マスクと組み合わせ、編集します。このマスクを使用すると、レイヤの一部を表示または非表示にできます。さらに、22 の新しいレイヤ ブレンド モードによって芸術的な可能性が広がっており、Adobe® Photoshop® ソフトウェアとの互換性が大幅に向上しています。これらのブレンド モードが追加されて合計数が 27 になりました。これらは Photoshop CS5 で使用できるすべてのレイヤ ブレンド モードに対応していて、2 つのアプリケーション間でシームレスにレイヤの読み込みと書き出しができます。

詳細については、「ペイント レイヤ マスク」を参照してください。

UV を自動的に作成する

[メッシュ]メニューの新しい[UV を作成]オプションを使用すると、セットアップに時間をかけることなく、モデルの基本の UV を自動的に生成することができます。それによって、すぐにペイントを開始するための UV セットが得られ、後で高品質の UV を持つメッシュにペイント レイヤを転送することができます。「[メッシュ]>[UV を作成]」を参照してください。

ペイント可能な不透明度

[新しいペイント レイヤを作成]ウィンドウを使用して、ペイント レイヤの[不透明度]チャネルを作成できるようになりました。このチャネルを使用すると、透明のペイント レイヤを作成できます。ガラスや氷のような現実にある透明なマテリアルをシミュレートするのに役立ちます。詳細については、「ペイントして透明度を適用する」と「[新しいペイント レイヤを作成]ウィンドウ」を参照してください。

[マテリアル]のプロパティには、新しい[不透明度の影響]オプションもあります。ガラスまたは切り抜きの効果を持つ透明度を参照することができます。

詳細については、「マテリアルのプロパティ」を参照してください。

ペイント レイヤを転送する

新しい[ペイント レイヤを転送]オプションは[テクスチャ マップの抽出]ウィンドウ内に存在するようになりました。このオプションを使用すると、あるモデルから別のモデルに複数のペイント レイヤを転送することができます。

実際の使用方法は変わらず、ペイントが開始された後にはアセットの UV に対する変更が必要です。[ペイント レイヤを転送]オプションでは、新しい UV が設定されている新しいメッシュにベイク処理することで、ペイントの状態を保存することができます。詳細については、「ペイント レイヤを転送する」、「[テクスチャ マップの抽出]ウィンドウ」、および「テクスチャ抽出の概要」を参照してください。