全般的な新機能
 
 
 

編集可能なステンシル

任意のイメージを使用したスカルプトとテクスチャのために、Mudbox でステンシルを作成または編集し、カスタム ステンシルを作成できるようになりました。一時的な用途のためにステンシルを作成または編集できます。それらは破棄することも、保存して[ステンシル]トレイに追加することもできます。

[グラブ][ピンチ]のような[スカルプト ツール]を使用して、モデルのシェイプによりぴったり一致するようにステンシルを変形させ、ステンシルの詳細をモデルに仕上げたり、投影させたりします。フル機能のペイント ツールセットを利用して、既存のステンシル イメージを手直ししたり、タイル可能なステンシルを含め、新しいステンシルをペイントすることもできます。

ステンシルを作成する」と「ステンシルを編集する」を参照してください。

シングルステップでの往復ワークフロー

Mudbox の[ファイル]メニューにある新しい[送信]オプションは、Autodesk® Maya®、Autodesk® 3ds Max®、および Autodesk® Softimage® ソフトウェアでデータを往復させる新しい機能を使用して、Autodesk® 製品間でデジタル コンテンツをより効率的に転送するのに役立ちます。これらのオプションは、一般には反復的な、コンテンツ作成アプリケーション内のシーンで始まるラウンドトリップ ワークフローをサポートするように設計されています。Mudbox にコンテンツを書き出し、ペイントやスカルプトの詳細を追加して、元のシーンに結合し直し、必要に応じて Mudbox でリファインすることなどが可能です。

特に、スカルプト処理やペイント処理の途中にトポロジの変更を組み込むことができるようになっています。Mudbox のアクティブなオブジェクトは、コンテンツ作成アプリケーションでトポロジが変更されたときに更新できます。たとえば、1 つの特定領域に高い解像度を提供したり、リグによってより適切な変形をサポートします。

Maya、3ds Max、Softimage にファイルを送信する」および「トポロジの変更内容を読み込む」を参照してください。

領域選択および投げ縄選択モード

[フリーズ]および[マスク]スカルプト ツール、[ウェイト]ポーズ ツール、[フェース]および[オブジェクト]選択ツールには、領域モードと投げ縄モードがあり、モデルに対するツールの適用方法をさらに詳細に制御できます。「ペイント、投げ縄、領域モード」を参照してください。

新しいブラシとブラシ オプション

拡張された新機能のうち、より堅牢なペイントおよびスカルプト ツールセットは次のとおりです。

ホット ボックスとマーキング メニュー

Mudbox では、アイコン ベースのホット ボックスを使用できるようになりました。このボックスでは、Mudbox インタフェースのどこからでも、[Space]キーを押して、すべてのメイン メニュー項目にすばやくアクセスすることができます。

さらに、新しいマーキング メニューを使用して、よく使われるメニュー項目にすばやくアクセスし、すべてのタスクをより効率的に完了できるようになりました。これらの(Maya ユーザにはなじみのある)コンテキスト メニューでは、よく使用されるオプションを筋肉のメモリを使ってジェスチャで選択できます。この方法は、従来からのメニューを順にたどるよりずっと高速であり、ペンからキーボードに切り替える必要がありません。タブレット ユーザには特に効率的で、マーキング メニューを使えばペンからキーボードに持ち替えなくてもタスクを完了できます。

豊富なテクスチャ データセット

テクスチャおよびタイル管理の改善を含むソフトウェアの強化により、このリリースの Mudbox では扱えるテクスチャ容量が大幅に増加しています。コンピュータやグラフィックス カードの RAM によって制限されずに、より大きなテクスチャ データセットのペイントと管理を行い、数百のテクスチャを使って詳細で高品質のヒーローのアセットを作成し、表示することができます。

Linux での Mudbox

Mudbox は Linux ディストリビューションに向けて提供されるようになりました。Mudbox のヘルプは、フォルダ パス、ホットキー、および Linux プラットフォーム上で Mudbox を操作するために必要なその他の情報によって更新されます。認定されているハードウェアのリストについては、www.autodesk.com/mudbox-hardware を参照してください。

詳細については、次のトピックを参照してください。

Linux ペンギン作者: Larry Ewing <lewing@isc.tamu.edu> (GIMP を使用して作成)

スカルプトやペイント レイヤに基づいたメッシュのフリーズ

以後のブラシを適用する方法をコントロールするため、スカルプト済みの詳細やペイントされた詳細などの、サーフェス上の既存のランドマークを使用できるようになりました。[選択した内容からフリーズ]を使用すると、スカルプト レイヤまたはペイント レイヤに基づくメッシュの領域をフリーズできます。

スカルプト レイヤに基づいてメッシュをフリーズする」と「ペイント レイヤに基づいてメッシュをフリーズする」を参照してください。

プロパティを転送する

新しい[メッシュ]>[詳細を転送]メニュー項目を使用して、上のレベルの詳細、ジョイント ウェイト、1 つのメッシュから任意のメッシュまでのスカルプト レイヤなどのプロパティを転送します。

このワークフローでは、解像度が高いソース メッシュから、異なるトポロジ(ターゲット)のメッシュにプロパティを転送できます。2 つのメッシュの UV レイアウトが異なっていても転送できます。これは、作業が既に開始されていて、メッシュのトポロジに変化がある場合に特に便利です。既存のメッシュから更新されたメッシュに、簡単に詳細を転送できます。

メッシュ間でプロパティを転送する」を参照してください。

パフォーマンスの向上

このリリースの Mudbox では、次のようないくつかのタスクを完了する際の重要なパフォーマンスの向上が図られています。