スカラマルチ計算シェーダは、スカラ計算基本シェーダを最適化したものです。最高 8つのスカラ入力を減算/乗算/加算できます。
値間の数学的演算を行うには、最低 2つの入力を定義する必要があります。入力は、たとえば、入力 1と入力 2は入力 2に指定された処理を行って結果を出し、入力 3はその処理結果の値に対して処理を行うというように、連続した順序で処理されます。
このシェーダを使用して、複数のスカラ出力シェーダ(テクスチャジェネレータ、フラクタルまたはセルスカラシェーダ、またはその他の計算シェーダ)を入力パラメータに結合できます。このシェーダは、パーティクルシェイパコンパウンド内で使用されます。
関数を選択しておくと、その出力はスカラ入力を受け入れるシェーダであればどこでも使用できます。
次に、ICE パーティクルシェーディングでのこのシェーダの操作例を説明します。
たとえば、ICE パーティクルの雲のシェイプを作成するノイズ大([Cell Scalar]を使用)と、エッジのふわふわ感を作成するためのエッジのノイズ小([Fractal Scalar]シェーダを使用)など、Render Tree内で複数の密度ノードを組み合わせます。
ICE パーティクル シェーダに関する一般的な情報については、「ICE パーティクルのシェーディング」(「ICE パーティクルシミュレーション」)を参照してください。