[関連 mental ray シェーダ](Related mental ray shader): Distortion(歪曲)
実世界ではカメラのレンズは完璧ではないため、キャプチャしたイメージにエラー(収差)を取り入れます。最も気づきやすいエラーの 1 つに歪曲と呼ばれるものがあります。これは、結果のイメージが内側へ引っ張られたり外側へ押し出されたりするため、長い直線が曲げられます。
グリッド オブジェクト(中央)の[ピンクッション]歪曲をオンにした場合(左)と[たる型]歪曲をオンにした場合(右)
歪曲シェーダは物理的に正確なカメラ レンズの歪曲をイメージに適用します。これはレンズ シェーダであるため、類似するレンダリング後のエフェクトに伴うストレッチの問題を起こすことなく、大きな歪曲を作成することができます。
度合い(Amount) |
イメージを歪ませる度合いをコントロールします。値が小さいとほんの少しだけ曲がり、値が大きいほどより大きく曲がります。 |
ピンクッション(Pin Cushion) |
内側に引っ張るように歪ませます。 |
たる型(広角レンズ)(Barrel (Wide Angle Lens)) |
外側へ押し出すように歪ませます。たる型は広角カメラのレンズで最も一般的に見られる歪曲の種類です。 |
このシェーダは直接レンズ シェーダ スタックのカメラに適用することができます。「カメラへレンズ シェーダを適用する」(「カメラとモーション ブラー」)を参照してください。