FBX を使用して読み込む

 
 
 

Mudbox では、3D アプリケーション間のデータ交換用に Autodesk® FBX® ファイル形式がサポートされています。

FBX は、多様なソースから 3D モデルおよび関連するアセットとメディアをすばやく簡単に取得して交換できる変換テクノロジです。

多くの場合、FBX では、古い OBJ ファイル形式よりも Mudbox とその他のアプリケーション間でより広範なエンティティがサポートされています。サポートされているモデルのファイル形式の比較については、「モデルのファイル形式」を参照してください。

FBX プラグインは Autodesk® Maya® および Autodesk® 3ds Max® ソフトウェアで利用することができ、Autodesk® MotionBuilder® でもサポートされています。Autodesk® Softimage® では、その Autodesk® Crosswalk プラグイン機能を介して FBX をサポートします。

注:他の Autodesk 3D アプリケーションで FBX ファイルを読み込んだり書き出したりするには、最初にそのアプリケーションおよびバージョンに適した FBX プラグインをインストールしてロードする必要があります。ご使用の Autodesk アプリケーションに対応した最新の FBX プラグインをダウンロードするには、http://www.autodesk.com/fbx-downloads-jpn を参照してください。

FBX ファイルを開く、読み込む

  1. [ファイル]>[開く]または[ファイルを読み込み]を選択し、[ファイルの種類][Autodesk FBX]に設定して、読み込むファイルを選択します。読み込みオプションの詳細については、「モデルを読み込む」を参照してください。
  2. FBX の読み込み後に、エンティティが[3D ビュー]にどのように表示されるのかについては、下の表を参照してください。
注:

Mudbox では、名前に 2 バイト文字(日本語、韓国語、中国語などで見られる)を使用するファイル、アトリビュート、またはフォルダ パスはサポートされていません。テキスト文字列は 1 バイト文字(半角英数字)のみに制限される必要があります。2 バイト(拡張 ASCII)文字が含まれたテキスト文字列を使用すると、エラーになったりデータが失われることがあります。

読み込みでサポートされている FBX の機能

次の表は、FBX を通じて Mudbox でサポートされているエンティティについて説明しています。また、他のアプリケーションから Mudbox に読み込まる際に、各エンティティが完全にサポートされているか、または変換されるかを示しています。

機能 .FBX Maya 3ds Max

ポリゴン メッシュ

  • グループの階層: Maya または 3ds Max ファイルに存在するモデルの階層は、FBX を使用してメッシュが Mudbox に読み込まれる際に集約されます。メッシュ上の最上段レベルの変換およびピボット ポイントは維持されます。
  • メッシュのスムージング: エッジのスムージング(Maya)またはスムージング グループ(3ds Max)の情報は、FBX ファイルが Mudbox に読み込まれる際に維持されません。

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UV テクスチャ座標

  • 読み込みの際に Mudbox によってサポートされる UV セットは 1 つ(最初の UV セット)だけです。

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クイック選択セット/選択セット

  • (Maya) FBX ファイルが Mudbox に読み込まれると、Mudbox 内の[オブジェクト リスト]にクイック選択セットと選択セットが表示されます。
  • (Max) FBX ファイルが Mudbox に読み込まれると、Mudbox 内の[オブジェクト リスト]に選択セットが表示されます。

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カメラ

  • (Mudbox): Mudboxへの読み込み後に、[オブジェクト リスト]に表示される新しいカメラを右クリックし、[一覧]を選択します。読み込まれたカメラをロックすることにより、誤ってドーリーしたりタンブルするのを防ぐことができます。
  • (Maya): FBX によって、Maya から既定以外のカメラだけが書き出されます。既定のパース カメラ、上面カメラ、前面カメラ、および側面カメラは無視されます。FBX を使用して Maya のシーンを書き出して、それを Mudbox に読み込む際に既定のカメラの関連情報を保持する場合は、最初に既定の Maya パース カメラを選択して複製してから([ビュー]>[カメラの選択][編集]>[複製])、FBX ファイルを書き出す前に複製済みのバージョンを選択します。
  • (Maya): Maya のカメラは、Maya から FBX ファイルを書き出す前に[レゾリューション ゲートに適合]カメラ アトリビュートが[垂直]に設定されている場合に、Mudbox でより適合します。

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イメージ プレーン

  • (Mudbox): イメージ プレーンは、FBX ファイルを書き出す際にカメラとともに書き出されるカメラのアトリビュートです。Mudbox への読み込み後に、[オブジェクト リスト]に表示される新しいカメラを右クリックして[一覧]を選択すると、イメージ プレーンが表示されます。イメージ プレーンに関連付けられているカメラをロックすることにより、誤って位置合わせしてしまうのを防ぐことができます。
  • (Maya): FBX を使用して Maya のシーンからイメージ プレーンとカメラを書き出す必要がある場合は、最初にイメージ プレーンに関連付けられている正投影カメラを選択して複製してから([ビュー]>[カメラを選択], [編集]>[複製])、FBX ファイルを書き出す前に複製済みのバージョンを選択します。さらに、[イメージ プレーン]アトリビュートの[配置]セクションで、[フィット]アトリビュートを[垂直]に設定すると、Mudbox に読み込む際により適合します。
  • (Maya): Maya には、FBX として書き出す際に、イメージ プレーンに関連付けられているイメージを埋め込んだり参照するためのオプションが用意されています。

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ブレンド シェイプ(Maya)

モーフィング ターゲット(3ds Max)

  • (Maya): ブレンド シェイプのターゲットに含まれている頂点の位置の情報は、FBX を介して Maya と Mudbox の間を転送される際にスカルプト レイヤに変換されます。ブレンド シェイプの[強度]アトリビュートは、FBX ファイルが読み込まれる際に、スカルプト レイヤの[不透明度]プロパティになります。

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シェーディング マテリアル

  • 既定では、FBX ファイルに存在する割り当て済みのマテリアルやテクスチャは、メッシュとともに Mudbox に自動的に読み込まれます。マテリアルやテクスチャをメッシュとともに読み込まないようにする場合、[マテリアルおよびテクスチャの読み込み]基本設定をオフにします([ウィンドウ]>[基本設定]>[FBX])。既定の Mudbox マテリアルは、この基本設定がオフの場合に割り当てられます。
  • 選択されたオブジェクトのシェーディング マテリアルは、FBX を使用して 3D アプリケーションから書き出す際に、同等の外観のマテリアルに変換されます。FBX ファイルの読み込み時に Mudbox によってサポートされるマテリアル アトリビュートには、拡散、鏡面反射光、光沢、バンプ マップ、白熱、反射マスク、反射マップ、反射の強度があります。

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マテリアルのテクスチャ

  • 選択されたオブジェクトのシェーディング マテリアルに割り当てられたテクスチャは、レイヤ テクスチャ(3ds Max では、「合成テクスチャ」と呼ばれます)を含めて、FBX ファイルが Mudbox に読み込まれる際に個別のペイント レイヤとして読み込まれます(前述のサポートされているシェーディング マテリアルのアトリビュートを参照)。テクスチャは Mudbox の同等のペイント レイヤ チャネルに割り当てられます。
  • FBX 読み込みでは、レイヤ(合成)テクスチャのレイヤ ブレンド モード アトリビュートは限定された範囲で がサポートされています。[標準][乗算]、および[加算]ブレンド モードの設定がサポートされています。レイヤ テクスチャに対応したその他のブレンド モードの設定は、FBX ファイルが Mudbox に読み込まれる際に、すべて[標準]ブレンド モードに設定されます。

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ジョイント

  • Maya または 3ds Max からモデルを書き出す前に、FBX 書き出しオプションが、モデルとともにスケルトンおよびスキンのウェイト付けデータを書き出すように設定されていることを確認します。たとえば、Maya の FBX Export を選択した場合の[オプション]ウィンドウで]、[含める]基本設定の[アニメーション]と[デフォームしたモデル]オプションがオンになっていて、[スキン]と[ブレンド シェイプ]オプションもオンになっていることを確認します。
  • ジョイントおよびスキン クラスタ(ジョイント ウェイト)は、FBX ファイルが Mudbox に読み込まれる際にモデルとともに読み込まれます([ジョイントを読み込み]基本設定がオンの場合)。このデータはポーズ ツールと組み合わせて、モデルのポーズや変形の際に使用することができます。詳細については、「ポーズの概要」を参照してください。
  • 頂点は、ジョイント階層内の最大 4 つのジョイント(影響度が最も大きい 4 つのジョイント)の影響を受ける可能性があります。さらに、読み込まれたウェイト情報は無視されます。読み込まれるモデルに関してジョイント ウェイトの移行がスムーズになるように、必要に応じて[ジョイント ウェイトをスムーズ]基本設定を調整することができます。詳細については、「FBX 基本設定」を参照してください。
  • メッシュがジョイントにペアレント化されているジョイント階層はサポートされていません。詳細については、「ポーズをトラブルシューティングする」を参照してください。
  • ジョイントの数が、指定された最大数を超えた場合は、メッシュの一部が[3D ビュー]に表示されないことがあります。この制限は、ポーズ ツールを使用する場合のみメッシュに影響し、スカルプトやペイントでは影響は明らかではありません。メッシュのポーズは可能ですが、メッシュ全体を表示するには、[ペイント]ツールまたは[スカルプト]ツールのいずれかを選択する必要があります。表示に関する制限が適用される前にメッシュに設定可能なジョイントの最大数は、ご使用のコンピュータのグラフィックス カードによって異なります(NVidia: 256、ATI: 75)。詳細については、「ポーズをトラブルシューティングする」を参照してください。

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V: 完全な互換性あり。

C: データが変換または補間され、機能的に同等の結果が得られます。

X: エンティティがサポートされていないため無視されます。

Maya または 3ds Maxで FBX プラグインをロードする

FBX の読み込みおよび書き出し機能は Mudbox 内に埋め込まれます。ただし、Maya または 3ds Max から FBX ファイルを書き出すには、最初にご使用のアプリケーションに対応した FBX プラグインが、そのアプリケーションにインストールおよびロードされ、FBX がそのアプリケーションの読み込み/書き出しブラウザ ウィンドウにオプションとして表示されるようにする必要があります。

注:ご使用の Autodesk アプリケーションに対応した最新の FBX プラグインをダウンロードするには、http://www.autodesk.com/fbx-downloads-jpn を参照してください。FBX のドキュメントを表示するには、http://www.autodesk.com/fbx-docs を参照してください。

FBX プラグインをインストールしたら、次のようにロードします。

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FBX を使用して書き出す