一般的な新機能

 
 
 

パイプライン キャッシュ

 

新しいパイプライン キャッシュ(Pipeline Cache)ツールを使用すれば、Maya シーンを Alembic キャッシュ ファイルとしてロード、保存、再生することができます。 Alembic ファイル フォーマットは、複雑な 3D ジオメトリのデータを交換するために開発されたオープンソースのフォーマットです。Alembic ファイルは可搬性に優れ、アプリケーションに依存しないため、多くのコンテンツ作成アプリケーションで共有したり、処理したり、再生することができます。

Alembic キャッシュはさまざまなパフォーマンスの向上をもたらします。たとえば、大きなシーンを高速でロードしたり、複雑なキャラクタのアニメーションを高速に再生したり、トポロジの変更を含むジオメトリ データをリアル タイムに再生することができます。また、Alembic ファイルを使用すると、完全に編集可能なシーン ファイルによる大幅なメモリ オーバヘッドを生じることなく、制作パイプラインのさまざまな領域間で大きなシーンを容易に共有することができます。

新しいパイプライン キャッシュ(Pipeline Caching)メニューのオプションを使用して、Alembic ファイルのロードと保存を設定することができます。

ムービー: Alembic キャッシュの読み込みと書き出し

ムービー: GPU キャッシュの読み込みと書き出し

3ds Max との相互運用性

 

ファイル(File)メニュー内の新しい 3ds Max に送信(Send to 3ds Max)コマンドを使用して、Maya と 3ds Max 間でデータを転送します。ジオメトリ、アニメーション、マテリアル、テクスチャといったさまざまな形式のデータを 3ds Max に送信できます。このコマンドを使用するには、一致したバージョンの Maya 2013、3ds Max 2013、FBX 2013 が必要です。

簡体字中国語インタフェースで Maya を実行する

 

Maya は簡体字中国語インタフェースで実行できるようになりました。Maya をさまざまな OS 上の簡体字中国語インタフェースで実行する手順については、日本語または簡体字中国語インタフェースで Maya を実行するを参照してください。

ライブ アップデート サービス

 

新しい Autodesk Maya Update Manager (ヘルプ > 更新の確認(Help > Check for Updates))を使用して、サービス パックや修正パッチ(Hotfix)などの更新があるかを確認します。

このウィンドウには、使用中のバージョンの Maya で利用できるアップデートが表示されます。また、ダウンロード コードを使用して、更新があるかを確認できます。

新しいボーナス ツール

新しいアトリビュート エディタ(Attribute Editor)テンプレート ビルダ ツールは、カスタムアトリビュート エディタ(Attribute Editor)テンプレートを作成するのに役立ちます。Maya のヘルプ > ボーナス ツールのダウンロード(英語) (Help > Download Bonus Tools)を選択して、Autodesk の Web サイトからボーナス ツールをダウンロードできます。

スイート固有の新しい環境変数

スイート固有の環境変数がいくつか追加されました。これらの環境変数を使用すると、Autodesk Entertainment Creation Suites の一部として Maya を使用する際に、ネットワークをオフにして Maya を実行できます。環境変数に特定のスイートを参照してください。

Autodesk MatchMover スクリプト サポート

Autodesk MatchMover には、Python スクリプト サポートが含まれるようになりました。MatchMover のスクリプト エディタ(Script Editor)スクリプト マネージャ(Script Manager)を使用して、起動インタフェース コマンドと読み込み/書き出しデータを処理するスクリプトを作成およびロードします。

Autodesk Composite QuickTime ムービー サポート

QuickTime ムービー(.mov)ファイル フォーマットを、Composite プロジェクトのレンダー(Render)出力として選択できるようになりました。既定では、QuickTime は H.264 コーデックを使用します。解像度は最大 1080P まで選択できます。