シーンレイヤプロパティの設定

 
 
 

レイヤに任意のプロパティを適用して、ブランチモードでメンバに影響を与えることができますが、Scene Layer Manager で次の基本的な属性を直接設定することができます。

さらに、Scene Layer Managerでは、次のプロパティを簡単に適用および編集できます。

基本的なシーンレイヤの属性の設定

各シーンレイヤには、ビューの表示/非表示、レンダの ON/OFF、選択の可/不可、アニメーションゴースティングという、Scene Layer Managerで直接設定できる4つの主な属性があります。

Scene Layer Managerで値を設定するのは、レイヤ自体のプロパティエディタで値を設定するのと同じです。属性をオフにするのは、[メンバに影響無し]に設定するのと同じです。つまり、オブジェクトの動作は各オブジェクトの個々の設定によって決まります。

Scene Layer Manager のグリッドで基本的な属性の値を設定するには

A

レイヤのセルをクリックして、対応する属性を切り替えます。

B

カラー パレットをクリックして、ワイヤフレーム カラーおよびその他の表示属性を設定します。

C

属性をシーンのすべてのレイヤに設定または設定解除するには、列内で右クリックし、[すべてチェック](Check All)または[すべてチェック解除](Uncheck All)を選択します。

D

複数の属性を切り替えるには、範囲をクリックアンドドラッグします。

レイヤのプロパティエディタで基本的な属性を設定するには

  • レイヤのプロパティエディタを開くには、Scene Layer Manager でその列を右クリックし、[Inspect]を選択します。

ビューの表示/非表示

ビューの表示/非表示オプションは、レイヤ内のオブジェクトの3Dビューでの表示/非表示を決定します。ビューの表示が無効になっているレイヤ内のオブジェクトは、ビューポート内で表示することも選択することもできません。ただし、ExplorerまたはSchematicビューからは選択できます。

レイヤのレンダリングが有効の場合、ビューポートに表示されないレイヤのオブジェクトもレンダリングされます。

レンダの ON/OFF

レンダの ON/OFFは、レイヤ内のオブジェクトをレンダリングするかどうかを決定します。レンダの ON/OFFは、レンダ領域と最終的なレンダリングの両方に適用されます。

ビューポートでは、レイヤの表示および選択が有効の場合、レンダが無効のレイヤでのオブジェクトであっても表示/選択は可能です。

選択の可/不可

選択オプションは、レイヤ内のオブジェクトを3Dビューで選択できるかどうかを決定します。ただし、Explorer および Schematic ビューでは、オブジェクトは常に選択可能です。

ビュー再生の表示/非表示

再生時にオブジェクトが 3D ビューに表示されるかどうかを決定します。オブジェクトを非表示にすると、再生速度が速くなる可能性があります。

ゴースティング

ゴースティングは、レイヤ内のアニメーションオブジェクトをゴースト表示するかどうかを決定します。「オニオンスキン」とも呼ばれるアニメーションのゴースティングは、現在のフレームの前後にあるフレームまたはキーフレームでアニメートされたオブジェクトの一連のスナップショットを表示する表示モードです。このモードを使用すると、オブジェクトのモーションを簡単に視覚化でき、タイミングやフローの調整に役立ちます。

ゴースト作成の詳細については、「アニメートされたオブジェクトのゴースティング」(アニメーション)を参照してください。

レイヤのディスプレイおよびジオメトリアプロクシメーションプロパティの設定

デフォルトでは、シーンレイヤにディスプレイまたはジオメトリアプロクシメーションのプロパティはありません。ただし、Scene Layer Managerを使用して、これらのプロパティを適用して、レイヤのメンバに影響を与えることができます。

レイヤに適用されたプロパティは、オブジェクトおよびグループに直接適用されたプロパティよりも優先されますが、それらは、パーティションに適用されたプロパティによって上書きされます。詳細については「プロパティのプロパゲーション」を参照してください。

Scene Layer Managerを使用して、これらのプロパティを管理する場合

  • レイヤにすでにプロパティが適用されている場合、そのプロパティエディタが開いて編集できます。

  • レイヤにプロパティがまだ適用されていない場合、デフォルトのプロパティが適用され、それが開いて編集できます。

現在のレイヤにプロパティを適用するには

  • Scene Layer Managerで、次のコマンドのいずれかを選択します。

    • [レイヤ](Layers) [カスタム ディスプレイ設定](Custom Display Settings)

    • [レイヤ](Layers) [カスタム ジオメトリ アプロクシメーション](Custom Geometry Approximation)

特定のレイヤにプロパティを適用するには

  • Scene Layer Manager でレイヤ名を右クリックし、以下のコマンドのうちの1つを選択します。

    • カスタムディスプレイ設定(Custom Display Settings)

      あるいは、レイヤのカラー サンプルをダブルクリックすることもできます。

    • カスタムジオメトリアプロクシメーション(Custom Geometry Approximation)

ヒント:この 2 つのプロパティは、適用するレイヤを選択して、ツールバーから[取得](Get) [プロパティ](Property) ([プロパティ名](name of property))を選択しても適用できます。