キャッシュ済みシミュレート ポスト エフェクトを適用する

 
 
 

[Lagao Cached Post Sim]コンパウンドを使用すると、Lagoa パーティクル シミュレーションにさまざまなエフェクトを適用できます。たとえば、流体エフェクトにバブルや破片を追加できます。

このコンパウンドは、Lagoa シミュレーションによって作成されたキャッシュから読み出しているポイント クラウドに適用されるようになっています。次の操作を実行できます。

キャッシュ済みシミュレート ポスト エフェクト後にシミュレーションを変更する場合は、変更後に元のクラウドのキャッシュ ファイルを再書き込みする必要があります。キャッシュ済みクラウドは、自動的に更新されたキャッシュ ファイルを使用します。

キャッシュ済みシミュレート ポスト エフェクトのタイプ

以下のキャッシュ済みシミュレート ポスト エフェクトを利用できます。

キャッシュ済み Lagoa クラウドを作成する

  1. Lagoa エフェクトのあるポイント クラウドを選択します。

  2. クラウドのキャッシュ ファイルをまだ書き込んでいない場合は、ここで[ICE]ツールバーから[パーティクル](Particles) [シミュレーション](Simulation) [選択項目でキャッシュを保存](Save Cache on Selection)を選択して書き込みます。

  3. [パーティクル](Particles) [シミュレーション](Simulation) [選択項目からキャッシュをロード](Load Cache from Selection)を選択します。

    新しいポイント クラウドが作成され、元のクラウドのキャッシュ ファイルから読み取るように設定されます。元のクラウドは自動的に非表示になります。

新しいクラウドへキャッシュ済みシミュレート ポスト エフェクトを適用する

  1. Lagoa エフェクトのあるポイント クラウドを選択します。

  2. クラウドのキャッシュ ファイルをまだ書き込んでいない場合は、ここで[ICE]ツールバーから[パーティクル](Particles) [シミュレーション](Simulation) [選択項目でキャッシュを保存](Save Cache on Selection)を選択して書き込みます。

  3. [パーティクル](Particles) [エミッション後](After Emission) [キャッシュ済みシミュレート ポスト エフェクト](Cached Post Sim Effect)メニューから項目を選択します。「キャッシュ済みシミュレート ポスト エフェクトのタイプ」を参照してください。

  4. プロンプトが表示されたら、[選択項目から新しいキャッシュ済みクラウドを作成する](Create a new cached cloud from selection)を選択して[OK]をクリックします。

    新しいクラウドが作成され、キャッシュ ファイルがロードされて、[Cached Post Sim Effect]コンパウンドが適用されます。元のクラウドは自動的に非表示になります。

キャッシュ済みクラウドへシミュレート ポスト エフェクトを適用する

  1. Lagoa エフェクトから既にキャッシュ ファイルを読み出しているポイント クラウドを選択します。

  2. [パーティクル](Particles) [エミッション後](After Emission) [キャッシュ済みシミュレート ポスト エフェクト](Cached Post Sim Effect)メニューから項目を選択します。「キャッシュ済みシミュレート ポスト エフェクトのタイプ」を参照してください。

  3. プロンプトが表示されたら、[選択したクラウドはすでにキャッシュ済み](Selected cloud is already cached)を選択して[OK]をクリックします。

    [Cached Post Sim Effect]コンパウンドが新しい ICE ツリーに適用されます。

ポイント移流時の重要な考慮事項

[Lagoa Advect Points]コンパウンドを使用する場合の重要な考慮事項を以下に示します。このコンパウンドを使用してポリゴン流体内でバブルや破片を作成している場合は、通常、メッシュの外側にあるポイントを削除します。ただし、ポリゴン メッシュ生成のために使用されている同じポイント クラウド上では[Lagoa Advect Points]は使用できません。これによって依存関係のサイクルが作成されてしまうためです。

この回避方法は 2 つあります。

  • 3 つのクラウドを使用することは簡単ですが、シーン内により多くのポイントが必要になります。

  • 2 つのクラウドを使用した場合は必要なポイントの数が少なくなりますが、キャッシュの管理に必要なクリック操作が増えます。

3 つのクラウドを持つ[Lagoa Advect Points]を使用する

  1. 1 つの Lagoa エフェクトを作成するために 1 つのクラウドを使用します。キャッシュ ファイルを書き出し([ICE]ツールバーの[パーティクル](Particles ) [シミュレーション](Simulation) [選択項目でキャッシュを保存](Save Cache on Selection))、それを非表示のままにして、フレームを変更するたびに再シミュレーションされないようにします。

  2. 最初のクラウドからキャッシュ済みクラウドを作成し、ポリゴン化して、流体の外部サーフェイスを作成します。「ポイント クラウドなどのメッシュ」(「モデリング」)を参照してください。

  3. 最初のクラウドからもう 1 つのキャッシュ済みクラウドを作成し、[Lagoa Advect Points]コンパウンドを適用します。[外側のポリゴナイザーを削除](Remove Outside Polygonizer)を有効にして、2 つ目のクラウドから生成されたポリゴン メッシュを接続します。

2 つのクラウドを持つ[Lagoa Advect Points]を使用する

  1. 1 つの Lagoa エフェクトを作成するために 1 つのクラウドを使用します。キャッシュ ファイルを書き出し、続けてキャッシュ ファイルから読み出すように設定し、キャッシュをロックします(「アニメートされたシミュレーションおよびシミュレーションをキャッシュする」(「データ交換」)を参照)。このクラウドからポリゴンメッシュを作成します。

  2. 最初のクラウドからキャッシュ済みクラウドを作成し、[Lagoa Advect Points]コンパウンドを適用します。[外側のポリゴナイザーを削除](Remove Outside Polygonizer)を有効にして、最初のクラウドから生成されたポリゴン メッシュを接続します。