ミキサ内でアクション クリップを作成する

 
 
 

アクション ソースを作成したら、次にアクション クリップとして Animation Mixer に移行させます(「アクションのソースとクリップ」を参照)。この作業は、アクション ソースの「インスタンス化」と呼ばれることもあります。

ミキサのトラック上にアクション クリップを作成するとき、保存されたアニメーションは、クリップが占めるフレームの範囲を超えて、対応するパラメータを操作します。アクション クリップは、そのフレーム内の他のどのモデルのアニメーションよりも優先します(「オブジェクトのアクションとその他のアニメーション」を参照)。

ソース作成時に[ソースをクリップとしてミキサに追加](Add Source as a Clip in the Mixer)オプションを選択した場合は、ミキサ内にクリップが既に作成されています。

一度クリップをインスタンス化すると、アニメーションを別のパラメータへ再接続することはできません。代わりに、そのクリップを削除し、別のコネクションマッピング テンプレートを使用して、新しいクリップをインスタンス化します。

ミキサでアニメーション トラック上にアクション クリップを作成するには:

  1. ビューポートまたはフローティング ウィンドウで、Animation Mixer を開きます([Alt]+[0]を押します)。

  2. モデルまたはモデルの子の 1 つを選択し、ミキサのコマンド バーで[更新](Update)アイコンをクリックします。初めてモデルのトラック コンテナを開いた場合には、既定で 2 つのアニメーション トラックが作成されます。

  3. 新しいトラックにクリップを追加する場合は、まず新しいトラックを作成します。このためには、既存のトラックを右クリックして[トラックの追加](Add Track) [アニメーション](Animation)を選択します(または[Shift]+[A]を押します)。

    クリップは同じトラック内でオーバーラップすることはできませんが、クリップを同じトラックに追加し、連続して再生することはできます。クリップをミックスするには、別のトラックにクリップを置いてオーバーラップさせる必要があります。

  4. 次のいずれかの操作を実行します。

    • アニメーション トラック上のクリップを開始する位置を右クリックして、[ソースの挿入](Insert Source)を選択します。

      開いた Explorer で、Sources model フォルダから、格納されたアクションを選択します。この Sources フォルダから、シーン内のすべてのモデルに対して格納されたすべてのアクション ソースにアクセスできます。

    • Explorer を開き、シーンの Sources model フォルダ([O]キー)からミキサ内のアニメーション トラックに 1 つまたは複数のアクション ソースをドラッグします。

      モデルの Mixer Sources Animation フォルダから、アクション ソースをドラッグすることもできます。これらは、シーン レベルで格納されているオリジナル ソースのコピーです。

      さらに、この方法を使用して、アクションを別のモデルからコピーすることもできます。詳細については、モデル間でアクション ソースをコピーするを参照してください。

    アクション クリップはアニメーション トラック上に作成され、アクション ソースのインスタンスとなります。元のアクション ソースに保存されたアニメーションを変更せずに、それぞれのクリップを個別に変更できます。

    Animation Mixer でのクリップの使用方法の詳細については、「クリップの操作」を参照してください。

ファイルからのアクション クリップの作成

.preset、.xsi、または .eani のさまざまな種類のアクション ファイルをミキサにロードして、アクション クリップを作成することもできます。

アニメーション トラックを右クリックし、[ファイルからソースをロード](Load Source From File)を選択してファイルをロードするか、ファイル ブラウザを使用してファイルをドラッグ&ドロップします。

アニメーションとアニメーション アイコン

ミキサにおいてパラメータがアクション クリップにより操作される場合は、Explorer のアニメーション アイコンが小さなプラグ マークに変わります。

このアイコンおよびアクションに関するアニメーション アイコンのその他の状態の詳細については、「アニメーション アイコン」を参照してください。

ヒント:スケマティック ビューでは、ミキサにより操作されるノードは上に付く「M」マークで識別できます。

アクション クリップとオブジェクトを選択する

ミキサ内のいずれかのクリップを選択する通常の方法(「クリップを選択する」を参照)以外に、アクション クリップには他の選択オプションがあります。

エレメントを操作するクリップを選択するには

  • シーンのエレメントを選択し、Animation Mixer のコマンド バーから[クリップ](Clip) [駆動しているアクションの選択](Select Driving Actions)を選択して、そのエレメントを操作しているクリップを選択します。

    ヒント:オブジェクトのアニメーションを操作しているクリップ内の Fカーブのみを確認する場合は、アニメートされたエレメントを選択し、[クリップ](Clip) [駆動しているアクションの選択](Select Driving Actions)を選択して、Animation Editor を開きます。

現在のクリップにアニメートされるオブジェクトを選択するには

  • エレメントがどのクリップによってアニメートされているかを簡単に確認するには、1 つまたは複数のクリップを選択して、Animation Mixer のコマンド バーから[クリップ](Clip) [駆動されているオブジェクトの選択](Select Driven Objects)を選択します(または、クリップを右クリックして同じコマンドを選択します)。

    チェイン エレメントは、選択された(白で縁取られた)クリップによって操作されていることを示すために白でハイライト表示されています。