このセクションでは、Softimage が使用するさまざまな環境変数について説明し、setenv.bat (Windows)または .xsi_2013 (Linux)で設定できる変数の詳細について表で説明します。
多種多数のソフトウェア アプリケーションには、その動作を決定する環境変数が定義されています。Softimage では、Softimage 固有の環境変数のほか、他のソフトウェアをコントロールする変数が使用されています。
次の環境変数のリストには、各変数のタイプを示します。Softimage が使用する変数のタイプと、変数が影響を及ぼす範囲を以下に要約します。
Softimage は、まず setenv.bat (Windows)および .xsi_2013 (Linux)に必要な変数をすべて抽出します。次に、これらの環境設定ファイルを元にローカル環境を設定した後、メイン プログラムを実行します。このため、修正した変数がコンピュータ上の他のソフトウェアに影響を与えることはありません。
ただし、システム(Linux の .cshrc、Windows コントロール パネルの変数設定など)を変更すると、他のソフトウェアにも影響します。
この表では、Autodesk Softimage が使用する環境変数について説明します。環境変数には、Softimage、mental ray、Autodesk License Manager(ADLM)、MainWin、およびシステム環境変数があります。
環境変数 |
説明 |
プラットフォーム |
タイプ |
---|---|---|---|
ADSKFLEX_LICENSE_FILE |
Autodesk License Manager(ADLM)によって使用されます。インストール ディレクトリの adlm/Docs フォルダにインストールされている PDF ファイルを参照してください。 |
すべて |
ADLM |
HOME |
ユーザのホーム ディレクトリ。 ホーム ディレクトリは、特定のユーザに対して一意な場所である必要があります。ホームディレクトリの下には[/Autodesk/Softimage_X.X]フォルダが作成され、その中のさまざまなサブフォルダに、強力なカスタムスクリプト、ツールバー、プリファレンス、プリセット、およびAutodesk/Softimageパーソナルファイルが保存されます。 Linux では、HOME はシステム変数であり、あらかじめ現在のユーザのホーム ディレクトリに設定されます。 この値を変更することは推奨しません。 |
Linux |
システム |
INCLUDE |
Softimage SDK のヘッダ ファイルの格納ディレクトリです。 既定の場所は、XSISDK_ROOT で指定されたディレクトリの[include] サブフォルダです。 |
Linux |
Softimage |
LANG |
Softimage の環境言語を設定します。この変数は、ご使用の Linux バージョンとは無関係に設定されます。 既定値は、英語言語を設定する C です。 この変数はシェルの既定値を設定するため、シェル設定を読み込む Softimage 環境スクリプトにも影響します。[Application/bin]から直接 xsi スクリプト(xsi は小文字)を実行する場合は、シェルは言語設定の影響を受けません。 多言語対応の Linux バージョンを使用している場合は、Softimage を除くすべての環境にインターナショナル設定が適用されます。 この値は変更しないでください。 |
Linux |
システム |
LC_NUMERIC |
数値の区切りを設定します。 既定値は C で、英語環境の「.」(ピリオド)が数値の区切りとなります。 この変数はシェルの既定値を設定するため、シェル設定を読み込む Softimage 環境スクリプトにも影響します。[Application/bin]から直接 xsi スクリプト(xsi は小文字)を実行する場合は、シェルは言語設定の影響を受けません。 多言語対応の Linux バージョンを使用している場合は、Softimage を除くすべての環境にインターナショナル設定が適用されます。 この値は変更しないでください。 |
Linux |
システム |
LOGNAME |
Linux での現在のユーザ名です。 システムによりこの変数が設定されていない場合、この変数値は [whoami] から戻される文字列になります。 |
Linux |
システム |
MI_ENABLE_PIPE_MODE |
mental ray にどの TCP/IP ソケットも開かないように伝えます。これにより、Softimage の実行中にファイアウォールの問題が発生しないようにします。 これはすでに既定として設定されていますが、imf_disp を使用して処理中のレンダを表示する場合などはこの設定を解除することができます。 |
Windows |
Softimage |
MI_FORCE_OLD_BSP |
Softimage は、mental ray レンダリング ソフトウェアが、新しい BSP2(BIH)方式ではなく、古い BSP アクセラレーション方式を使用するよう強制します。 この変数を単純に定義すると、既定の BSP 設定が使用されます。たとえば 60 10 など、数字のぺアを設定すると、指定の最大深度とサイズが使用されます。 この設定では、放射照度パーティクル、アセンブリ、アンビエント オクルージョン キャッシュ、および一部のファイナル ギャザリング最適化など、mental ray の新しい機能の一部が正常に機能しないことに注意してください。 シーンでスタンドインやアニメートする ICE インスタンスが使用されている場合など、mental ray で必要とされる場合は、MI_FORCE_OLD_BSP 環境変数が有効になっている場合でも、BSP2 が強制的に使用されます。 |
すべて |
Softimage |
MI_OUTPUT_HELPER_DISABLED |
mental ray でのレンダリング時に、フレームバッファのスタブ ファイルが作成されるのを回避します。パイプラインで mi ファイルを解析する場合、この変数を任意の値に設定します。 |
すべて |
Softimage |
MI_RAY_HOSTSFILE |
分散レンダリングに使用する .ray3hosts ファイルの保存ディレクトリおよびファイル名です。 MI_RAY_HOSTSFILE の既定値は、XSI_USERROOT ディレクトリの下のバージョン別サブフォルダに設定されます。これにより、競合させることなく、複数バージョンの Softimage に対して複数の rayhosts ファイルを保持できます。 |
すべて |
Softimage |
MI_RAY3_SERVICE |
ネットワーク レンダリング構成内の他のスレーブ コンピュータにアクセスする際に、mental ray が使用する IP サービスです。 デフォルトは次のとおりです。 raysatsi2013_3_10_1_4 |
すべて |
mental ray |
MI_ROOT |
mental ray 設定ファイル([ray3rc]など)の場所を指定します。 既定の場所は、SI_HOME で指定されたディレクトリの [Application/rsrc] サブフォルダです。 |
すべて |
mental ray |
MW_TMPDIR |
MainWin により使用されるテンポラリ ファイル用のディレクトリ。 |
Linux |
MainWin |
MWHOME |
MainWin ランタイム ファイルおよび設定ファイルの格納ディレクトリです。 既定の場所は、SI_HOME で指定されたディレクトリの[Application/mainwin/mw]サブフォルダです。 |
Linux |
MainWin |
MWIGNORE_DESKTOPINI |
この変数は、フォルダにアクセスするときに、MainWin によって desktop.ini ファイルが検索されるかどうかをコントロールします。この変数を [1] に設定すると、NFS システム上のタイムアウトによる遅延を防ぐことができます。 |
Linux |
MainWin |
MWREGISTRY |
Linux で、Softimage により要求される MainWin レジストリ ファイルのパスとファイル名です。 既定の MWREGISTRY はコンピュータ名により異なり、ホーム ディレクトリの Softimage サブディレクトリに保存されます。 $SI_USERHOME/registry.xsi_2013${hostname} |
Linux |
MainWin |
MWWM |
Linux 用ウィンドウ マネージャのキーストロークを Softimage で使用するかどうかを決定します。 既定では、Softimage はウィンドウ マネージャのキーストロークに準拠していません。たとえば、Gnome では[Alt]+[Tab]キーでタスクを切り替えられますが、Softimage では機能しません。 この動作を変更するには、Softimage を開始する前に .xsi_2013 ファイルを読み込み、ターミナル ウィンドウで次のコマンドを入力します。 setenv MWWM allwmこれで、[Alt]+[Tab]キーでウィンドウを切り替えられるようになります。 |
Linux |
MainWin |
MYMEDIAPATH |
SDK サンプル ワークグループの [My Media Shelf] によって使用され、さまざまなタイプのメディア ファイルを表示します。この変数をメディア ファイル フォルダのパスに設定すると、Softimage ユーザ インタフェースでシェルフを使用できるようになります。 |
すべて |
Softimage |
MYPROJECTPATH |
SDK サンプル ワークグループの [My Media Shelf] によって使用され、Softimage プロジェクトの内容を表示します。この変数を Softimage プロジェクトのパスに設定すると、Softimage ユーザ インタフェースでシェルフを使用できるようになります。 |
すべて |
Softimage |
PATH |
実行ファイルを検索するときにシステムが使用するパスのリストです。 Windows では、複数のパスをセミコロンで区切ります。Linux では、複数のパスをコロンで区切ります。 Softimage は、Windows の既存の PATH 値に自分自身を追加します。 |
すべて |
システム |
PROXY |
Linux 上の NetView のプロキシ サーバとして使用するコンピュータの名前です。 |
Linux |
Softimage |
PYTHONHOME |
Python スクリプト エンジンの場所。 Linux の場合、既定値は [$XSI_HOME/Application/bin] です。この値は変更できません。 Windows の場合、[スクリプティング]プリファレンスで[Softimage とともにインストールされる Python を使用(Windows のみ)](Use Python Installed with Softimage (Windows Only))がオンになっている場合は、[%XSI_HOME%/Application/python] にインストールされている Python バージョンが使用されます。そうでない場合、PYTHONHOME によって指定されている Python バージョンを使用します。 |
すべて |
システム |
PYTHONPATH |
カスタム Python モジュールの場所($PYTHONHOME にインストールしない場合)。複数のエントリは、コロンで区切ります。 Linux の場合、既定値は [$XSI_HOME/Application/bin] です。 Windows の場合、この変数は既定では設定されません。 |
すべて |
システム |
SI_BROWSER_DONT_CHECK_CHILDREN_FOLDERS |
この変数は、ファイル ブラウザを表示する際にサブフォルダのフォルダをチェックするかどうかをコントロールします。この変数を [1] に設定すると、特に Linux では NFS システムのファイルを高速に処理できます。この場合、フォルダにサブフォルダが存在するときには「+」記号が表示されるのでフォルダを拡張することができます。 |
すべて |
Softimage |
SI_DISABLE_SHADERDEF_CACHE |
この変数を任意の値に設定すると、シェーダ定義のキャッシュを無効にできます。これは、シェーダを作成していて、キャッシュを継続的に更新したくない場合に便利です。 |
すべて |
Softimage |
SI_HAIR_CHUNK_SIZE |
ヘアをレンダリングするための各データに登録される髪束の数。「レンダリング用のヘアの塊のサイズを設定する」を参照してください。 |
すべて |
Softimage |
SI_HELP_PROGRAM_ENV |
Softimage 内部から呼び出された HTML ファイルの表示に使用される、優先ブラウザを設定します。 SI_HELP_PROGRAM_ENV が設定されていない場合、Linux 上でハードコードされた既定は mozilla になりますが、そのブラウザが使用不可のときは firefox になります。Windows の場合、既定値は iexplore.exe です。 システム PATH 環境変数に実行可能プログラムの格納ディレクトリが含まれていない場合、この変数に実行可能ファイルへのフル パスを含める必要があります。 |
すべて |
Softimage |
SI_HOME |
Softimage プログラムがインストールされている場所(たとえば、C:¥Program Files¥Autodesk¥Softimage 2014)です。 SI_HOME は、スクリプト全体にわたって後続の環境変数から参照されるため、環境スクリプトの冒頭に SI_HOME を宣言することは重要です。 |
すべて |
Softimage |
SI_IMAGE_PATH |
一部の単独プログラムが使用する、イメージ操作用の共有ライブラリの場所を指定します。 この変数は、XSI_BINDIR で指定したディレクトリの [/sil] サブフォルダに設定することを推奨します。 SI_IMAGE_PATH が設定されていない場合は、SI_HOME で指定したディレクトリの [/Application/bin/sil] サブフォルダに目的のライブラリが存在するかどうかが調べられます(既定)。また、デフォルトでは、この変数は、setenv.bat (Windows)または .xsi_2013 (Linux)にも設定されます。 |
すべて |
Softimage |
SI_LINKTAB_LOCATION |
linktab ファイルの場所を指定します。 Windows と UNIX が混在するネットワークで作業している場合は、Windows および UNIX 間のテクスチャおよび他の外部シーン ファイルのパスが、linktab ファイルにより対応付けられます。 SI_LINKTAB_LOCATION はパス名とファイル名で指定できるほか、パスのみで指定することもできます。ファイル名の指定がない場合は、[linktab.ini] が使用されます。 |
すべて |
Softimage |
SI_OGL13TEXTURE_FLOAT_INTERNAL_FORMAT |
リアルタイム Render Tree で OGL13Texture ノードを使用して定義した浮動小数または半浮動小数テクスチャ イメージが正しく表示されない場合は、SI_OGL13TEXTURE_FLOAT_INTERNAL_FORMAT 環境変数を使用してサイズ固有の内部テクスチャ フォーマットを手動で設定することができます。必要なフォーマットの整数値を指定する必要があります。 たとえば、次のように記述します。 set SI_OGL13TEXTURE_FLOAT_INTERNAL_FORMAT=34836GL_RGBA_FLOAT32_ATI 0x8814 は、34836 の整数値として表現されます(既定設定)。 すべての OpenGL の実装が、使用可能なすべての内部テクスチャ フォーマットに対応しているわけではありません。目的のフォーマットを指定しても、テクスチャがそのフォーマットで保存されない場合があります。お使いの OpenGL の実装により、最も適した内部テクスチャ フォーマットが適用されます。ただし、サイズ固有のフォーマットが使用されるため、このフォーマットの精度が希望の精度と一致しない場合があります。 |
すべて |
Softimage |
SI_TXT_EDITOR_ENV |
エクスプレッションの編集に使用する外部テキスト エディタを指定します。Linux では、NetView の HTML ページを右クリックし、[ビューソース](View Source)を選択する際にも使用されます。 デフォルト値は、notepad.exe(Windows)またはxterm -e vi(Linux)です。 Softimage が SI_TXT_EDITOR_ENV 環境変数に定義されたエディタを見つけられない場合でも、エラー メッセージは表示されません。入力ミスがないか、またはシステム上にエディタが実在するかを確認します。 |
すべて |
Softimage |
SI_USERHOME |
Linux におけるユーザ固有の各種 Softimage ファイルの場所を指定します。 既定は、ホームディ レクトリの [Softimage] サブディレクトリです。 |
Linux |
Softimage |
SICOREPATH |
使用するライブラリの場所を指定します。 この変数は、SI_HOME で指定されたディレクトリの [Application/bin] サブフォルダに設定してください。 この値は変更しないでください。 |
Linux |
Softimage |
SOFTIMAGE_LICENSE_METHOD |
この変数は、C:¥Program Files¥Autodesk¥Softimage 2014¥Application¥bin¥License.env ファイルで使用できます。 この変数により、Softimage インストールの種類をスタンドアローン、ネットワーク、MSSA に切り替えるオプションが提供されます。 |
すべて |
Softimage |
SPDLDISABLECACHE |
SPDLDISABLECACHE 変数を使用するたびに、SPDL キャッシュを無効にして強制的に SPDL ファイルを再ロードします。 SPDLDISABLECACHE 変数は、スクリプト オペレータ プリセット、またはシェーダなど SPDL を使用する他のプラグインを使って複雑な開発作業を行っている場合に便利です。 SPDL キャッシュをオフにするには、環境変数を次のように定義します。 set SPDLDISABLECACHE=1この変数を設定すると Softimage の処理速度が低下する恐れがあるため、制作作業で頻繁に使用するコンピュータでこの変数を設定することは推奨しません。 SPDL ファイルを手動または Softimage オブジェクト モデルを使って再ロードすることもできます。 |
すべて |
Softimage |
STORMPATH |
使用するライブラリの場所を指定します。 この変数は、SI_HOMEで指定されたディレクトリのApplication/binサブフォルダに設定してください。 この値は変更しないでください。 |
Linux |
Softimage |
SUMATRAPATH |
使用するライブラリの場所を指定します。 この変数は、SI_HOME で指定されたディレクトリの [Application/bin] サブフォルダに設定してください。 この値は変更しないでください。 |
Linux |
Softimage |
SYSTEMDRIVE |
Windows がインストールされているドライブです。 Windows では、この変数を使用して XSI_USERROOT が定義されます。 SYSTEMDRIVE は Windows により設定されるため、変更できません。 |
Windows |
システム |
USERNAME |
Windows における現在のユーザ名です。 Windows では、この変数を使用して XSI_USERROOT が定義されます。 USERNAME は Windows により設定されるため、変更できません。 |
Windows |
システム |
WARNPYTHON3K |
この変数を設定した場合、Python スクリプトが Python バージョン 3.0 と互換性がないときに警告を発行します。 |
すべて |
システム |
XSI_AUDIO_OPENAL_DEVICE |
OpenAL は、Linux で Softimage を実行するときにサポートされている唯一のオーディオです。お使いのシステムにインストールされている再生デバイスが既定として使用されますが、この環境変数を設定して別の OpenAL デバイス ドライバを使用することもできます。以下の値がサポートされています。 " ALSA Software" " OSS Software" " PortAudio Software" " PulseAudio Software" " Solaris Software" " Wave File Writer" " DirectSound Software" |
Linux |
Softimage |
XSI_BINDIR |
Softimage の実行可能バイナリ ファイルの格納フォルダです。 この変数は、SI_HOME で指定されたディレクトリの [Application/bin] サブフォルダに設定してください。 この値は変更しないでください。 |
すべて |
Softimage |
XSI_BULLET_GPU_MAX_BODY_CNT |
この変数を使用すると、利用可能な最大数である 100 万よりも多いボディ数を設定できます。 |
Windows |
Softimage |
XSI_BULLET_GPU_MAX_CELL_CNT |
この変数を使用すると、利用可能な最大数である 100 万よりも多いセル数を設定できます。 |
Windows |
Softimage |
XSI_CACHE_ASCII |
.icecache ファイルを ASCII フォーマットで出力します。このフォーマットは読み取れませんが、プラグインを作成する目的でこのフォーマットについて理解しておくと便利です。これを有効にするには、この変数を任意の値に設定します。 |
すべて |
Softimage |
XSI_CPU |
コンピュータ内の CPU のタイプを指定します。CPU のタイプはインストール中に設定されます。 この値は変更しないでください。 |
すべて |
Softimage |
XSI_CPU_OPT |
コンピュータ内の CPU のバージョンを指定します。 CPU のバージョンはインストール中に自動検出、設定されます。 通常、この値を修正することはありません。ただし、XSI_CPU_OPT を、linux-x86-p4 ではなく linux-x86-p3(Linux)に、または nt-x86-p4 ではなく nt-x86-p3(Windows)に設定すると、p4 ではなく p3 バイナリを強制的に使用できます。環境スクリプトで autodection を無効にする必要も生じてきます。 |
すべて |
Softimage |
XSI_CURVER_HOME |
.scn ファイルをダブルクリックするときに使用される既定の Softimage バージョンへのパス。この変数は Softimage Chooser アプリケーションを使って設定できます。 |
すべて |
Softimage |
XSI_CURVER_VERSION |
.scn ファイルをダブルクリックするときに使用される Softimage のバージョン番号。この変数は Softimage Chooser アプリケーションを使って設定できます。 |
すべて |
Softimage |
XSI_CUSTOM_BUFFERED_IO |
ファイルを保存する際のバッファリングをコントロールします。保存済みのシーンやファイルのコンテンツには影響しませんが、一定のプロセス中でのデータのバッファ方法にのみ影響します。 既定はオンです。 次のような状況では、カスタム バッファ IO をオフにすると、パフォーマンスが向上します。 Linux SAMBA サーバへ保存する場合にカスタム バッファ IO をオフにすると、パフォーマンスが低下します。 |
すべて |
Softimage |
XSI_DISABLE_HIGH_QUALITY_VIEWPORT_PASSES |
この変数を任意の値に設定して、[ハイ クオリティ](High Quality)ディスプレイ モードを完全に無効にします。これは、使用しているグラフィックス カードとドライバがこの機能をサポートしない場合に便利なことがあります。 |
すべて |
Softimage |
XSI_DO_NOT_USE_COMPOUND_HEADER_CACHE |
この環境変数を設定した場合、Softimage は Softimage コンパウンド ファイル(*.xsicompound)のヘッダのキャッシュを使用しません。このキャッシュを使用すると、Softimage の起動時間が短縮され、)の編集パフォーマンスが向上する可能性があります。 |
Windows |
Softimage |
XSI_DO_NOT_USE_COMPOUND_NODE_CACHE |
この環境変数を設定した場合、Softimage は ICE コンパウンド ノードのヘッダのキャッシュを使用しません。ICE コンパウンド ノードのキャッシュを使用すると、ICE の編集パフォーマンスが大幅に向上する可能性があります。 |
Windows |
Softimage |
XSI_DSPRESETS |
出荷時のシェーダ プリセットの格納場所。これは実行時に設定され、変更することはできません。 |
すべて |
Softimage |
XSI_EMULATE_OPENGL |
Softimage を開始するときに使用する OpenGL のバージョンを指定します。たとえば、次のように記述します。 XSI_EMULATE_OPENGL=1.4Softimage を、Vertex Buffer Objects に対応しない状態で実行します。 XSI_EMULATE_OPENGL=1.5Softimage を、Vertex Buffer Objects(1.5 以降のすべてのバージョン)に対応する状態で実行します。 XSI_EMULATE_OPENGL=2.1Softimage 7.01 でサポートされている OpenGL の最上位バージョン。 |
すべて |
Softimage |
XSI_ENABLE_WINTAB_SUPPORT |
Windows でタブレットの圧力のサポートを有効にするには、変数を 1 に設定します。これは、パフォーマンスに悪影響が及ぶ可能性があります。たとえば、重いシーンまたはシミュレーションで再生を停止することが難しくなるか、不可能になります。 | Windows |
Softimage |
XSI_EXT |
共有ライブラリで使用されるファイル名の拡張子を指定します。 この値は、dll(Windows)またはso(Linux)です。 |
すべて |
Softimage |
XSI_FORCE_SHADER_RENESTING_DURING_LOAD |
マテリアル ノードに接続したシェーダが、Explorer には表示されるのに Render Tree には表示されなくなった不具合を修正します。 影響を受けるシーンをロードおよび保存する前に、この変数を 1 に設定する必要があります。これによりシーンのロード速度が遅くなるため、シーンを修正した後はこの変数の設定を解除します。 |
すべて |
Softimage |
XSI_GTK_INIT_ON_STARTUP |
Softimage を起動すると、gtk_init()が実行されます。これにより、GTK ライブラリを使用するプラグインで発生する互換性に関するトラブルの一部を回避することができます。 これを有効にするには、この変数を任意の値に設定します。既定では設定されていません。 |
Linux |
Softimage |
XSI_HIGH_QUALITY_VIEWPORT_MAX_AO_SAMPLES |
この値は、[ハイ クオリティ](High Quality)ディスプレイ モードでスクリーンスペース アンビエント オクルージョンに使用されるサンプルの数の上方限界に設定します。この値をあまりにも高く設定すると、更新速度の低下またはクラッシュを引き起こすことがあります。 |
すべて |
Softimage |
XSI_HIGH_QUALITY_VIEWPORT_MAX_DOF_SAMPLES |
この値は、[ハイ クオリティ](High Quality)ディスプレイ モードでフィールドの深度に使用されるサンプルの数の上方限界に設定します。この値をあまりにも高く設定すると、更新速度の低下またはクラッシュを引き起こすことがあります。 |
すべて |
Softimage |
XSI_HIGH_QUALITY_VIEWPORT_MAX_REFLECT_SAMPLES |
この値は、[ハイ クオリティ](High Quality)ディスプレイ モードで環境反射に使用されるサンプルの数の上方限界に設定します。この値をあまりにも高く設定すると、更新速度の低下またはクラッシュを引き起こすことがあります。 |
すべて |
Softimage |
XSI_HIGH_QUALITY_VIEWPORT_MAX_SHADOW_SAMPLES |
この値は、[ハイ クオリティ](High Quality)ディスプレイ モードでシャドウに使用されるサンプルの数の上方限界に設定します。この値をあまりにも高く設定すると、更新速度の低下またはクラッシュを引き起こすことがあります。 |
すべて |
Softimage |
XSI_HOME |
Softimage プログラムがインストールされている場所(たとえば、C:¥Program Files¥Autodesk¥Softimage 2014や/usr/Softimage/Softimage_2014)です。 |
すべて |
Softimage |
XSI_LOG_LOAD_TIME |
インストールされたライブラリとプラグインの、起動時のロード時間を記録します。Softimage の起動時間が長すぎるという問題の診断に役立ちます。 ロード時間の記録をアクティブにするには、XSI_LOG_LOAD_TIME 変数を 1 に設定します。 |
すべて |
Softimage |
XSI_LOG_LOAD_TIME_FILE |
インストールされたライブラリとプラグインのロード時間をファイルに記録します。XSI_LOG_LOAD_TIME_FILE 変数は、XSI_LOG_LOAD_TIME と併せて使用する必要があります。 ファイルへのロード時間の記録を有効にするには、XSI_LOG_LOAD_TIME_FILE 変数をパスとファイル名(たとえば、[C:¥xsiloadlog.txt])に設定します。 |
すべて |
Softimage |
XSI_NO_DEFAULT_SHADERS |
Preset Manager および Render Tree の[ノード]メニューを、出荷時の既定シェーダを表示せずに開くことができます。これは、カスタム シェーダの完全なライブラリを持っており、Render Tree 内でそれらのシェーダしか使用しない場合に便利です。 |
すべて |
Softimage |
XSI_NO_VSYNC |
グラフィック カードの垂直同期オプションの設定またはクエリの試みをすべて無効にします。 [Display]プリファレンスのプリファレンスを使用すると、ビデオ カードがクエリを実行し、垂直同期をオンまたはオフに切り替えられるよう指定できます。v-synch および表示パフォーマンスの詳細については、「表示の問題に関するトラブルシューティング」(「ビューイングとナビゲーション」)を参照してください。 [同期をディスプレイに再描画(v-sync)]プリファレンスは Windows システムでのみ使用できます。また、すべてのディスプレイ カードおよびドライバに対応しているわけではありません。ビデオ カードを使用して問題が発生する場合は、XSI_NO_VSYNC 環境変数を設定することによって[同期をディスプレイに再描画(v-sync)]プリファレンスを無効にできます。変数は任意の値に設定できます(Softimage が既存の値をチェックします)。 NVIDIA GeForce ベースのビデオ カードが検出された場合は、[同期をディスプレイに再描画(v-sync)]プリファレンスは無視されます。プリファレンスや環境設定に関係なく、Softimage はビデオ カードの v-sync のオン/オフを切り替えようとしません。 |
Windows |
Softimage |
XSI_NOSIGNAL_CATCHING |
Linux で Softimage のクラッシュ自動リカバリ機能を無効にする信号トラッピングをすべて削除します。これにより、システムでコア ダンプ ファイルの作成が可能となるため、プラグインのデバッグがより容易になります。また、Linux 上でコア ダンプ機能を有効にすることも必要です。csh シェルに、次のように入力します。 limit coredumpsize unlimitedLinux で信号トラッピングおよび Softimage のクラッシュ リカバリ機能を無効にするには、この環境変数を任意の値に設定します。 この環境変数は、[データ管理](Data Management)プリファレンスに設定された[クラッシュからのリカバリ有効]オプションを無効にします。 |
Linux |
Softimage |
XSI_NOSTD_REDIRECT |
[printf] メッセージを Softimage のコマンド ログにリダイレクトするのではなく、コンソールに出力します。Linux で [printf] を使用してプラグインをデバッグする場合に役立ちます。 コンソール出力を有効にするには、XSI_NOSTD_REDIRECT 変数を任意の値に設定します。 |
Linux |
Softimage |
XSI_OPERATOR_EVALUATION_TRACKING |
オペレータ トレースへの低レベル アクセスを提供します。この環境変数を使用する以外の方法については、「シーンのパフォーマンスとメモリを分析する」を参照してください。 オペレータ ID、および Softimage セッション中に呼び出された各オペレータを計算するためのタイム スパンを、Script Editor のヒストリ ペインに出力します。 次の出力は、セカンダリ シェイプ マーカー内の計算所要時間が約 4 ミリ秒(54.30355~50.33573)でしたが、そのすべての入力の集計所要時間は合計約 50 ミリ秒だったことを示したものです。 secondaryshapemarker<15907>, BeginEval { animationmarker<15906>, BeginEval { shapemarker<15905>, BeginEval { modelingmarker<15904>, BeginEval { customop<4513>, BeginEval { customop<4513>, } EndEval, EvalTimeMs:37.85397, itself:37.85397 modelingmarker<15904>, } EndEval, EvalTimeMs:41.98550, itself:4.13153 shapemarker<15905>, } EndEval, EvalTimeMs:46.04496, itself:4.05946 animationmarker<15906>, } EndEval, EvalTimeMs:50.33573, itself:4.29077 secondaryshapemarker<15907>, } EndEval, EvalTimeMs:54.30355, itself:3.96782 カスタム オペレータの計算所要時間は、4~10 ミリ秒の間です。カスタム オペレータは、C++ で再コンパイルすることにより、計算を迅速化できる場合もあります。最適化は、ジオメトリ プロパティまたはクラスタ プロパティを修正するカスタム オペレータに対しては特に効果的と考えれられます。 オペレータ ID(customop<4513>)を切り取って、Softimage のメイン コマンド パネル内のオブジェクト選択テキスト ボックスに貼り付けることにより、シーン階層内のオペレータを迅速に見つけ選択できます。 また、データを SpreadSheet に入力して、特定のタイプのオペレータがいくつ計算されたか、また評価シーケンス内のオペレータのうちどれが最も高コストかといったことが識別されるようにソートすることもできます。 オペレータ評価トラッキングを設定するには、XSI_OPERATOR_EVALUATION_TRACKING を 1 に設定します。この設定を解除するには、文字列を空白にします。 |
すべて |
Softimage |
XSI_PLAYER |
Linux でフリップブックに使用されるネイティブなプレーヤーです。 XSI_PLAYER 変数が設定されていない場合、既定は mplayer です。 |
Linux |
|
Softimage |
|||
XSI_PLUGINS |
この変数で指定した場所からプラグインおよび SPDL ファイルが検索され、Softimage の起動時にプラグインが自己インストールされます。その他、標準ファクトリ、ワークグループ、ユーザ ロケーションもこの変数で指定されます。複数のパスはセミコロンで区切ります。 自己インストール プラグイン用に推奨される場所は、ワークグループの内部です。特別な場合に限り、XSI_PLUGINS を使用して、代替パスの場所を設定します。 |
すべて |
Softimage |
XSI_PRELOAD_DLLS_LIST |
起動時にあらかじめロードするライブラリ(dlls/.so)リスト ファイルの場所です(このリストでは、ライブラリは 1 行に 1 つずつ記述されています)。 |
すべて |
Softimage |
XSI_ROBUSTOGL |
OpenGL のエラー検出を有効にし、OpenGL ドライバでクラッシュが発生したときにシーンを保存するよう促します。 |
Windows |
Softimage |
XSI_SHAVEINSTANCES |
レンダリング用にヘア生成をバッチに分割する必要がある場合、XSI_SHAVEINSTANCES 環境変数を設定して、ヘア(シェイブ)のインスタンスの数をコントロールできます。 サポートされるヘア(シェイブ)インスタンスは最大 8 個で、これが既定です。 |
すべて |
Softimage |
XSI_USERHOME |
Softimage の、バージョン固有のユーザ ファイルの場所を指定します。既定では、XSI_USERROOT で指定したディレクトリのバージョン別サブフォルダに設定されます。 |
すべて |
Softimage |
XSI_USERROOT |
ユーザのホーム ディレクトリ。 ホーム ディレクトリは、特定のユーザに対して一意な場所である必要があります。Softimage によってこのディレクトリに /Autodesk/Softimage_2014 フォルダが作成され、この中のさまざまなサブフォルダにカスタム スクリプト、ツールバー、プリファレンス、プリセット、およびその他のユーザ個人の Softimage ファイルが保存されます。 Linux の場合、XSI_USERROOT はユーザの $HOME ディレクトリに設定されます(既定)。 Windows XP およびそれ以前のオペレーティング システムの場合、Softimage によって XSI_USERROOT が作成されます。既定値は次のとおりです。 %SystemDrive%¥users¥%USERNAME%Windows Vista の場合、既定値は次のとおりです。 %USERPROFILE%これは通常、%SystemDrive%¥users¥%USERNAME% です。 XSI_USERROOT は、既定ではローカル ドライブに設定されます。ただし、個々のユーザが頻繁にコンピュータ間を行き来する場合や、複数のコンピュータで作業する場合は、次のように XSI_USERROOT をネットワーク上のユーザ ディレクトリに設定することも可能です。 set XSI_USERROOT=¥server¥users¥%USERNAME%複数のユーザが同一のユーザ ディレクトリにアクセスすることはできないため、変数定義の最後には現在のユーザ名(%USERNAME%)を記述します。 また、該当するすべてのコンピュータの [setenv.bat] ファイルを変更する必要があります。ユーザ ディレクトリを共有する場合は、サーバの共有ドライブに対する読み取り、書き込みのアクセス権を各ユーザに与えてください。 注: 複数のコンピュータ間でプラグインとアドオンを共有する場合はワークグループを使用します。ただし、ユーザのホーム ディレクトリは共有しないでください。 |
すべて |
Softimage |
XSISDK_ROOT |
Softimage SDK ファイルの場所を指定します。 既定値は、SI_HOME で指定したディレクトリの [XSISDK] サブフォルダです。 |
すべて |
Softimage |