タイリング平面でのスカルプトまたはペイント

タイリング平面を使用することで、シームレスな反復パターンによって、メッシュのスカルプトまたはペイントをすばやく行うことができます。タイリング平面を使用することで、広範なサ-フェス領域を効率的に処理したり、反復されるスカルプト詳細のテクスチャ マップを簡単に抽出することができます。タイル化したテクスチャ マップを作成すると、ペインティングやスカルプティングでペイント レイヤまたはステンシルとして使用できます。不要になったタイリング平面は削除することができます。

Jesus Bibian Jr 氏のご好意により提供されたイメージ

タイリング平面を作成するには

1. メイン メニュー バーから[作成] > [タイリング平面]を選択します。
2. [タイリング平面を作成]ウィンドウが表示されたら、目的のプレーンのサイズと方向を指定して、[OK]をクリックします。

   既定では、タイリング平面は、X 軸と Z 軸で定義されたプレーンの方向を向いています。タイリング平面は、スカルプト またはペイントを行うまでは、[作成] > [メッシュ]メニューから取得できる法線プレーン テンプレートと同じに見えます。

   他のメッシュと同様に、[Shift]+[D]を押してタイリング平面をサブディバイドすることで、スカルプトのための詳細を得ることができます。

   指定したオプションに応じて、Mudbox ではオブジェクト リスト内に Extraction Target という 2 番目のプレーンが作成されます。このプレーンは既定でロックされており、後でタイリング平面から詳細をテクスチャ マップとして抽出する場合のターゲット モデルとして使用されます。

   ヒント:タイリング平面ではアンダーカットやオーバーハングをスカルプトして、詳細をベクトル ディスプレイスメント マップとして抽出することができます。「ベクトル ディスプレイスメント マップを抽出する」を参照してください。
3. タイリング平面は、任意の[ペイント]ツールまたは[スカルプト]ツールを使用して修正できます。ストロークをリリースすると、Mudbox でプレーンの各タイルにストロークが適用されます。
   
   ヒント:[タイリング平面を作成]ウィンドウの[反復タイル]設定を使用して、タイリング平面に対して定義するタイル数を設定します。既定のプレーンは 3 x 3 タイルです。
4. (オプション)タイリング平面の作業が終了したら、[オブジェクト リスト]からタイリング平面を選択して[Delete]キーを押すと、除去することができます。