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タブレットのセットアップ
 
 
 

Mudbox のスカルプト機能を最大限に生かすために、Wacom® のペン タブレットの使用をお勧めします。ただし、Mudbox では標準の 3 ボタン マウスを使用してスカルプトできます。

Mudbox では、Maya ® と同様にカメラのアクションに対して 3 ボタン マウスの構成を使用します。Wacom ペンの上側と下側のスイッチを、マウスの右ボタンや中央ボタンと同様に機能するように設定する必要があります。

注:Linux で Wacom タブレットを設定するには、「Linux でのタブレットのセットアップ」を参照してください。

次の手順は、Wacom ペンのサイド スイッチの動作を設定するための 2 つのオプションを示します。ワークフローの要件に最適なオプションを選択してください。

Wacom® タブレット用の最新のソフトウェア ドライバは次のサイトで入手できます。

http://www.wacom.com/productsupport/select.cfm

注:

Wacom の Web サイトには、世界的規模のダウンロード リンクが用意されています。

Wacom タブレットのプロパティを設定するには - オプション 1

次の手順は、[Alt]キーが押されて、ペン先がタブレット表面から上に 0.25 インチ以内に配置され、横または上下に動かされたときの、中央クリックと右クリックの機能(トラックおよびドーリー)に関するペンのプロパティを設定する方法を示します。

注:

このオプションでは、ペン先がタブレット表面に触れている場合、トラックおよびドーリーは機能しません。

  1. Wacom タブレットのプロパティを表示および編集するには:
    • (Windows) [スタート]>[設定]>[コントロール パネル]を選択して、[Wacom Tablet Properties]を選択します。
    • (Mac OS X) アップル メニューから[システム環境設定]を選択して、[Wacom Tablet]をクリックします。
    • (Linux)Linux でのタブレットのセットアップ」を参照してください。
  2. ペン本体のサイド スイッチに、右クリックおよび中央クリックの機能が設定されるように、プロパティを次のように変更します。

このセットアップでは、カメラのアクションは次のように機能します。

カメラのアクション マウスのアクション ペン タブレットのアクション
タンブル [Alt]+左ボタンでドラッグ [Alt]+タブレット表面をドラッグ3D ビュー内で、カメラが対象の中心を軸にして回転します。
トラック [Alt]+中央ボタンでドラッグ [Alt]+中央ボタンでドラッグし、ペン先をタブレット表面よりわずかに上に配置した状態で、ペンを横に動かします。3D ビュー内で、カメラが横または上下に移動します。
ドーリー [Alt]+右ボタンでドラッグ [Alt]+右ボタンでドラッグし、ペン先をタブレット表面よりわずかに上に配置した状態で、ペンを横に動かします。3D ビュー内で、カメラが対象の中心に向かって移動したり、中心から遠ざかって移動します。

Wacom タブレットのプロパティを設定するには - オプション 2

ペンをタブレット表面の上に浮かせておくことが、中央クリックや右クリックによるカメラ アクションには適さないと感じる場合は、Wacom ペン タブレットを次の方法で設定できます。このオプションでは、サイド スイッチに割り当てられているクリック機能(右クリックや中央クリック)を実行するために、まずサイド スイッチを押してから、ペン先でタブレット表面をクリックする必要があります。

  1. オプション 1 で説明されている手順を実行します。「Wacom タブレットのプロパティを設定するには - オプション 1」を参照してください。
  2. [Wacom Tablet Properties]ウィンドウで、[オプション]を選択します。
  3. [オプション]ウィンドウで、[Click and Tap]オプションをオンにします(これは一部のバージョンでは[Side Switch Expert Mode]オプションとも呼ばれます)。

このセットアップでは、カメラのアクションは次のように機能します。

カメラのアクション マウスのアクション ペン タブレットのアクション
タンブル [Alt]+左ボタンでドラッグ [Alt]キーを押してから、ペン先をタブレット表面でドラッグします。3D ビュー内で、カメラが対象の中心を軸にして回転します。
トラック [Alt]+中央ボタンでドラッグ [Alt]キーを押してから、中央ボタンに対応するペン本体のサイド スイッチを押します。ペン先をタブレット表面に当てます。その後、ペンを横または上下に動かします。3D ビュー内で、カメラが横または上下に移動します。
ドーリー [Alt]+右ボタンでドラッグ [Alt]キーを押してから、右ボタンに対応するペン本体のサイド スイッチを押します。ペン先をタブレット表面に当てます。その後、ペンを横に動かします。3D ビュー内で、カメラが対象の中心に向かって移動したり、中心から遠ざかって移動します。

Linux でのタブレットのセットアップ

このセクションでは、Red Hat 5.4 および Fedora Core 11 Linux での Wacom タブレットの設定方法を詳しく説明します。以降の手順では、USB スタイルの Wacom Intuos タブレットを使用しているものと仮定します。

RHEL 5.4 でインストールされる Linux Wacom ドライバは、ほとんどのタブレットをサポートしています。旧型のタブレットを使用している場合は、これらの古いドライバを使用して、次の手順でタブレットを設定できます。

重要:Wacom Intuos 4 または Bamboo デバイスを使用している場合は、デバイスをサポートするために最新リリースのカーネル ドライバを再コンパイルしてから、xorg.conf を設定する必要があります。http://linuxwacom.sourceforge.net/index.php/howto/debwacomnosrc に記載されている手順に従い、タブレット ドライバをビルドしてインストールした後に、以降の手順を行ってデバイスを設定します。

Xorg.conf を設定するには

  1. X windows で Wacom Intuos タブレットをサポートするには、/etc/X11/xorg.conf ファイルに次のセクションを追加します。
    注:

    この操作には root (super-user)アクセス権が必要です。

    Section "InputDevice"
     Driver        "wacom"
    Identifier    "stylus"
    Option        "Device"        "/dev/input/wacom"   # USB ONLY
    Option        "Type"          "stylus"
    Option        "USB"           "on"                  # USB ONLY
    EndSection
    
    Section "InputDevice"
    Driver        "wacom"
    Identifier    "eraser"
    Option        "Device"        "/dev/input/wacom"   # USB ONLY
    Option        "Type"          "eraser"
    Option        "USB"           "on"                  # USB ONLY
    EndSection
    
    Section "InputDevice"
    Driver        "wacom"
    Identifier    "cursor"
    Option        "Device"        "/dev/input/wacom"   # USB ONLY
    Option        "Type"          "cursor"
    Option        "USB"           "on"                  # USB ONLY
    EndSection
    
    Section "InputDevice"
    Driver        "wacom"
    Identifier    "pad"
    Option        "Device"        "/dev/input/wacom"   # USB ONLY
    Option        "Type"          "pad"
    Option        "USB"           "on"                  # USB ONLY
    EndSection
    
    Section "InputDevice"
    Driver        "wacom"
    Identifier    "touch"
    Option        "Device"        "/dev/input/wacom"   # USB ONLY
    Option        "Type"          "touch"
    Option        "USB"           "on"                  # USB ONLY
    EndSection 
    
  2. サーバのレイアウトを次の行で修正します。
    InputDevice    "stylus"    "SendCoreEvents"
    InputDevice    "eraser"    "SendCoreEvents"
    InputDevice    "cursor"    "SendCoreEvents"    # For non-LCD tablets only
    InputDevice    "touch"     "SendCoreEvents" 
    InputDevice    "pad"   # For Intuos3/CintiqV5/Graphire4/Bamboo tablets
    
  3. (オプション) 使用している Red Hat システムで新しいデバイスが入力マウスと混同される場合は、xorg.conf の inputDevice セクションで、/dev/input/mice に対するすべての参照を、/dev/input/mouse0 に変更します。

    これにより、Wacom デバイスが入力デバイスに渡されるのを防ぎ、値が絶対値に対して相対値に変換されます。

  4. Wacom Intuos タブレット デバイスが USB ポートに接続された状態でコンピュータを再起動します。