ビューを使った作業

 
 
 

ビューは現在のシーン内にウィンドウを表示します。[Camera]ビューのようにジオメトリオブジェクトの3Dビューを表示するものもあれば、Explorer のようにデータを階層ビューに表示するものもあります。

このセクションでは、ビューをビューポート上に表示する方法、あるいはビューを独立したフローティングウィンドウ(自由に移動可)に表示する方法など、ビューの一般的な情報について説明します。

ビューポート上のビューを使った作業

デフォルトレイアウト中央のビューマネージャには、4つのビューポートがあります。各ビューポートは文字で識別されます。Softimage を開始すると、ビューポートA(上部左)には[トップ]オーソグラフィックビュー、ビューポートB(上部右)には[Camera]パースペクティブビュー、ビューポートC(下部左)には[フロント]オーソグラフィックビュー、ビューポートD(下部右)には[ライト]オーソグラフィックビューが表示されます。

ナビゲーションオプションや表示オプションなど、3Dビューでの操作については、「ビューイングとナビゲーション」(「Basics(基本)」)を参照してください。

ビューポートにビューを表示する

ビューポート上にはさまざまなビューを表示できます。

ビューポートにビューを表示するには

  1. 任意のビューポートのメニューバーに表示されている矢印または現在のビュー名をクリックし、[ビュー]メニューを開きます。

  2. 表示するビューをメニューから選択します。

前回のビューをビューポートに表示するには

  • ビューポートのメニューバーに表示されている矢印またはビュー名を中央クリックします。

ビューポートの最大化と復元

単一のビューを最大化すると、ビュー4つ分のスペースをすべて使って1つのビューを表示できます。または、ビューを縦または横に最大化し、同時に2つまたは3つのビューを表示することも可能です。ビューを復元すると以前のサイズに戻ります。

ビューを最大化または復元するには

次のいずれかの操作を実行します。

  • 目的のビューの上にマウスポインタを置き、[F12]キーを押します。

    または

  • ビューポートの[サイズ変更]アイコンをクリックします。

    または

  • ビューポートの[サイズ変更]アイコンを右クリックし、[最大化](Maximize)または[元に戻す](Restore)を選択します。

ビューを横方向に最大化または復元するには

次のいずれかの操作を実行します。

  • ビューポートの[サイズ変更]アイコンを中央クリックします。

    または

  • ビューポートの[サイズ変更]アイコンを右クリックし、[水平](Horizontal)または[垂直](Restore)を選択します。

ビューを縦方向に最大化または復元するには

次のいずれかの操作を実行します。

  • Ctrlキーを押しながらビューポートの[サイズ変更]アイコンを中央クリックします。

    または

  • ビューポートの[サイズ変更]アイコンを右クリックし、[垂直](Vertical)または[元に戻す](Restore)を選択します。

ビューポートのサイズを変更する

ビューポートの相対的なサイズを変更できます。同様に元のサイズへのリセットも可能です。

ビューポートのサイズを変更するには

次のいずれかの操作を実行します。

  • 横方向にサイズを変更するには、ビューポートを2つに分ける垂直分割バーをクリックアンドドラッグします。

    または

  • 垂直にサイズを変更するには、ビューポートを2つに分ける水平分割バーをクリックアンドドラッグします。

    または

  • 自由にサイズを変更するには、ビューポートを4つに分ける分割バーの交点をクリックアンドドラッグします。

ビューポートのサイズをリセットするには

次のいずれかの操作を実行します。

  • 横のサイズを変更するには、ビューポートを2つに分ける垂直分割バーを中央クリックします。

    または

  • 縦のサイズを変更するには、ビューポートを2つに分ける水平分割バーを中央クリックします。

    または

  • サイズを縦横の両方向でリセットする場合は、ビューポートを4つに分ける分割バーの交点を中央クリックします。

デフォルトビューポートに戻る

元のビューポートの状態に戻るには、以下のいずれかを実行します。

  • ビューポートの[サイズ変更]アイコンを右クリックし、[サイズのリセット](Reset Size)を選択します。4つのビューはすべて復元され、サイズがリセットされます。

    または

  • ビューポートの[サイズ変更]アイコンを右クリックし、[すべてリセット](Reset All)を選択します。4つのビューはすべて復元され、サイズがリセットされて、デフォルトのビューが表示されます。

アクティブビューポート

ビューポート内の任意の場所をクリックすると、"アクティブ"ビューポートになり、 ビューポートの周囲に灰色の細い境界線が表示されます。アクティブビューポートでは、次の操作を行うことができます。

  • アニメーションの高速再生は、アクティブビューポートでのみ選択できます。「アニメーションまたはシミュレーションを再生する」(「Basics(基本)」)を参照してください。

  • アクティブビューポートのレンダ領域の設定は、[Render]ツールバーの[レンダ](Render) [領域](Regions) [アクティブなビューポートのオプション](Active Viewport Options)を使用して制御できます。また、[レンダ](Render) [領域](Regions) [領域のコピー](Region Copy)メニューのコマンドを使用して、アクティブビューポート、現在のパス、グローバル設定、その他のビューポートの間でレンダ領域の設定を変換することもできます。詳細については、「レンダ領域を使ったインタラクティブなプレビュー」および「レンダ オプションを管理する」(「レンダリング」)を参照してください。

  • アクティブビューとそのプロパティは、スクリプトおよびプラグインで取得して、さまざまな目的で使うことができます。「View Manager 属性」(『SDK ガイド』)を参照してください。

[F]キーを押してフレーム選択する類のコマンドは、アクティブビューポートではなく、マウスポインタ下のビューに影響します。

フローティングビューを使った作業

フローティングビューを開くと、別ウィンドウとして表示されます。ビューのタイプによっては、同じタイプのビューを複数同時に開くことができます。

アクティブウィンドウについて

アクティブウィンドウは、マウスポインタの直下にあるウィンドウです。前面に表示されておらず、そのタイトルバーが強調表示されていない場合であっても、このウィンドウがキーボードおよびマウスの入力を受け付けます。

たとえば、Explorer をフローティングウィンドウで開いてから、ポインタをカメラビューポート上に移動して[F]キーを押すと、選択したエレメントがフレーミングされます。ただし、ポインタを Explorer 上に置いたまま[F]キーを押すと、リストが展開されてスクロールされ、次に選択されたオブジェクトが検索されます。

ただし、Script Editor だけは例外です。編集ペイン内をクリックしてからでなければ、スクリプトエディタに入力できません。これは、不要な文字が誤ってスクリプトに入力されないようにするためです。

誤って別のウィンドウにコマンドを送らないように注意してください。

フローティングビューを開く/閉じる

フローティングビューを開くには

次のいずれかの操作を実行します。

  • メインメニューから[表示](View)サブメニューから希望のビューを選択します?

    または

  • ビューに関連付けられているショートカットキーを押します。たとえば、[8]キー(キーボード上部)を押すと Explorer が開きます。

    目的のビュータイプが集約されている場合は、ショートカットキーを押すと元に戻ります。

フローティングビューを閉じるには

次のいずれかの操作を実行します。

  • ビューのタイトルバー右側の[閉じる]アイコンをクリックします。

    または

  • マウス ポインタをビューに合わせて、[Ctrl]+[']キー(たいていのキーボードでは[Esc]キーの下)を押します。

フローティングウィンドウを閉じるには

  • メインメニューから[ウィンドウ](Window) [すべて閉じる](Close All)を選択します。

フローティングビューの最小化、最大化、復元

フローティングビューを最小化すると、ビューを閉じずに画面から消すことができます。再びそのビューで作業する必要があるときは、復元できます。最小化されたウィンドウは Softimage メインウィンドウの最下部にある小さなタイトルバーに表示されます。それらのビューは、新しい場所にドラッグすることができます。

あるいは、作業するための画面空間がもっと必要な場合は、フローティングビューを最大化することができます。最大化したビューはディスプレイ全体に表示されます。

フローティングビューを最小化または最大化すると、対応するアイコンが[復元]に変わります。このアイコンをクリックすると、ビューは前のフローティングサイズと場所に戻ります。

フローティングビューを最小化するには

  • ビューのタイトルバーの右側にある[最小化]アイコンをクリックします。

すべてのフローティングビューを最小化するには

  • メインメニューから[ウィンドウ](Window) [すべて最小化](Minimize All)を選択します。

フローティングビューを最大化するには

  • ビューのタイトルバーの右側にある[最大化]アイコンをクリックします。

特定のフローティングビューを復元するには

  • [ウィンドウ](Window)メニュー下部のビューリストから必要なビューを選択するか、タイトルバー上の[復元]アイコンをクリックします。

すべてのフローティングビューを復元するには

  • メインメニューから[ウィンドウ](Window) [すべて復元](Restore All)を選択します。

フローティングウィンドウを一巡するには

  • [Ctrl]+[Tab]キーを押すと、開いているビューまたは最小化したビューを一巡できます。[Ctrl]+[Shift]+[Tab]キーを押すと逆方向に一巡できます。

    注:
    • 次のウィンドウに移る際に、開いているウィンドウを最小化するかどうかを制御するプリファレンスがあります。[ファイル]>[設定]>[Preferences: Interaction]で[プロパティエディタ/ビュー]タブをクリックし、[切り替えた時にウィンドウを隠す](Hide windows when switching)をオンまたはオフにします。

    • Linux では、Ctrl+Tab キーおよび Ctrl+Shift+Tab キーの組み合わせはウィンドウマネージャによってすでに使用されている可能性があります。その場合は、ウィンドウマネージャの設定を変更してそのショートカットキーを使えるようにする必要があります。

フローティングビューの非表示

フローティングビューを非表示にするにはタイトルバーをダブルクリックします。非表示にするとタイトルバーのみが表示されますが、この状態でもドラッグして移動することはできます。非表示のビューを表示するには、再びタイトルバーをダブルクリックします。これによりビューが元の位置に復元されます。

フローティングビューの操作

フローティングビューは、以下のように通常の方法で調整できます。

  • ウィンドウを移動するには、タイトルバーをドラッグします。

  • ウィンドウのサイズを変更するには、ウィンドウの外枠をドラッグします。

  • ウィンドウを正面に移動し、他のウィンドウの上に表示するには、ウィンドウ内でクリックします。