表示プロパティを使用して、特定のオブジェクトを 3D ビューに表示する方法を制御できます。
新しいオブジェクトはシーン ルートからデフォルトの表示プロパティを最初に継承しますが、オブジェクトに独自のローカル プロパティを指定することもできます。表示プロパティは、オブジェクト、階層、グループ、レイヤ、パーティションに適用できます。表示プロパティは手動で適用することも、パレット ツールバーを使用して各種プリセット値から 1 つをすばやく適用することもできます。ディスプレイプロパティのすべてのオプションについては、「[表示]プロパティ エディタ」を参照してください。
すべての 3D ビューはデフォルトにより、各オブジェクトの表示プロパティをオーバーライドし、すべてのオブジェクトを同じように表示するように設定されています。ビューでは個々の設定に応じてオブジェクトを描画することができますが、インタラクティブと再生のパフォーマンスが低下する場合があります。
パレットを使用すると、オブジェクトに表示プロパティがない場合は、このプロパティがローカルに適用されます。オブジェクトに表示プロパティがある場合は、その値が変更されます。
次の 2 つの方法で、3D ビューのオブジェクトまたはオブジェクトの一部を透明にすることができます。
オブジェクトのサーフェイス シェーダのプロパティの[透明度](Transparency)の設定を使用する。OGL 透明度は、非アルファ チャンネルを使用して透明度を制御している場合(RGBA モードの RGB、HLSA モードの HLS など)にのみ有効です。「透明度」を参照してください。
オブジェクトの表示プロパティの[不透明度](Opacity)設定を使用する。値を 0 に設定すると完全に透明、1 に設定すると完全に不透明になります。このオプションは、表示の際に適用されるだけで、レンダリングには影響を及ぼしません。
効果は、[コンスタント]、[シェーディング]、[テクスチャ]、[テクスチャ デカール]、[リアルタイム シェーダ]の各表示モードで確認できます。
ビューの表示メニュー(目のアイコン)をクリックし、[X 線サーフェイス](XRay Surfaces)を選択します。これは、オブジェクトの表示プロパティの[不透明度]設定で透明度が制御されているオブジェクトに対してのみ機能します。シェーダで制御されているオブジェクトでは機能しません。
この表示や他の表示オプションについては、「エレメントおよびその他のデータをタイプ別に表示」を参照してください。
[Camera Display]プロパティ エディタの[透明度有効](Enable Transparency)で、3D ビューでの透明度のオン/オフを切り替えます。「その他のディスプレイ オプションの設定」を参照してください。[透明度並び替え順](Sort Transparent By)を使用して、透明オブジェクトが重ね合わせて描画される順序を制御することもできます。この 2 つのオプションは、透明度がサーフェイス シェーダで制御されているか、表示プロパティで制御されているかにかかわらず、すべての透明オブジェクトに適用されます。この2つのオプションおよびプロパティエディタの他のすべてのオプションの詳細については、「[Camera Display]プロパティエディタ」を参照してください。