[アニメーション]プリファレンス

以下のオプションを使用すると、ファンクションカーブが作成されるときにデフォルトとなるスタイルモード、補間モード、およびスロープモードを設定できます。自動キーおよびキー設定のデフォルト動作の設定、およびプロパティエディタでのキー設定に関するオプションもあります。

Animation Editor でファンクションカーブを編集しているときに設定を行うには、「[FCurve Editor の設定](Fcurve Editor Preferences)」プロパティエディタを参照してください。

表示するには: メインメニューから[ファイル](File) [設定](Preferences)を選択します。表示されるエクスプローラで[アニメーション](Animation)をクリックするか、そのアイコンをクリックします。

自動キー

以下のオプションは、自動キー設定に適用されます。自動キー設定を使用すると、パラメータの値を変更するたびにキーが設定されます。つまり、異なるフレームで値を変更するたびにキーフレームボタンをクリックする必要がなくなります。

詳細については、キーの自動設定を参照してください。

自動キー有効(Enable AutoKey)	自動キー機能を有効にします。選択されたフレームについて入力したパラメータ値が自動キーにより登録されます。また、メインウィンドウの右下隅にある[アニメーション](Animation)パネルの[自動](Auto)ボタンをクリックして、自動キー機能を有効にすることもできます。[自動]ボタンは有効時にはカラーが変化します。これらのオプションの 1 つを選択し、自動キーの動作を決定します。
	[値変更時に](On Any Value Change): プロパティを変更するごとにキーが設定されます。このオプションで自動キーを有効にすると、[自動]ボタンは赤で表示されます。
	[既存のキーのみで](On Existing Keys Only): 現在のフレームでパラメータにキーが存在する場合にのみ、パラメータの変更時に新しいキーが生成されます。このオプションでは、既存のキーを容易かつ安全に編集でき、従来のアニメーションに類似した環境で作業できます。このオプションで自動キーを設定すると、[自動]ボタンは明るいオレンジで表示されます。
	[既存のFカーブのみで](On Existing Fcurves Only): パラメータにファンクションカーブが存在する場合にのみ、パラメータの変更時に新しいキーが生成されます。現在のフレームに既にキーが存在するかどうかに関わりなく、新しいキーが追加されます。このオプションで自動キーを設定すると、[自動]ボタンは濃いオレンジで表示されます。
修正されたパラメータのみ自動キー(Autokey Modified Parameters Only)	すべてのパラメータにキーを設定するのではなく、既に F カーブがある修正されたパラメータのみにキーを設定できます。このオプションはデフォルトでオンに設定されています。
アクティブなビューポートとタイムラインをハイライト(Highlight Active Viewport and Timeline)	[自動キー有効](Enable AutoKey)が選択されているときに、このオプションを選択すると、マウスをクリックしたビューポートとタイムラインの周りに色の付いた境界線が表示されます。
ハイライトカラー(Highlighting Color)	[アクティブなビューポートとタイムラインをハイライト](Highlight Active Viewport and Timeline)オプションが選択されている場合に、ハイライトカラーを選択することができます。カラーチップをクリックして、カラーエディタから色を選択します。

キー保存

キーを保存したときにキー設定されるパラメータを決定します。このプリファレンスを設定するには、[K]キーを押すか、[アニメーション]パネルまたはキーパネルのキーフレームアイコンをクリックするか、[アニメーション]メニューまたは[キャラクタキーセット]メニューから[キー保存](Save Key)コマンドを選択します。

これらのオプションは、パラメータのアニメーションアイコンを使用したキー設定には影響しません。

詳細については、使用するキー設定方法を選択するを参照してください。

キー保存コマンド(Save Key Command)

[マークパラメータにキー](Key Marked Parameters)は、マークパラメータにのみキーを設定します。この方法は、Softimage で作業する際のデフォルトです。

詳細については、マークパラメータにキーを設定するを参照してください。
[キー設定可能なすべてのものにキー](Key All Keyable)は、選択したオブジェクトの[Keying Panel]に表示されているすべてのパラメータにキーを設定します。これらのパラメータは、キー設定可能パラメータと呼ばれます。

Maya または 3ds Max インタラクションモードを使用している場合、このオプションはデフォルトでオンになります。

詳細については、Keying Panel 内のキー設定可能パラメータにキーを設定するを参照してください。
[キー設定可能マークパラメータにキー](Key Marked Keyable)は、キーパネルでマークしたキー設定可能パラメータにのみキーを設定します。これは、キー設定可能パラメータであると同時にマークパラメータでもあるパラメータの交差にキーを設定するための混合オプションです。
[キャラクタキーセットにキー設定](Key Character Key)は、現在のキャラクタ(またはサブキャラクタ)キーセットにあるパラメータにのみキーを設定します。

詳細については、キャラクタキーセットによってキーを設定するを参照してください。

修正されたパラメータのみでキー保存(Save Keys on Modified Parameters Only)

すべてのパラメータにキーを設定するのではなく、既に F カーブがある修正されたパラメータのみにキーを設定できます。デフォルトではオフになっています。

カーブ

詳細については、ファンクションカーブのスロープを編集するを参照してください。

カーブのスタイル(Curve Style)

以下のオプションでは、ファンクションカーブが作成されるときのカーブスタイルを決定します。

[XSI(自由長スロープ)](XSI (Free Length Slopes)): FカーブのデフォルトスタイルをSoftimage スタイル(デフォルト)に設定します。この場合、Fカーブは、可変長のスロープハンドル(接線)で描画されます。
[SI3D(固定長スロープ)](SI3D (Fixed Length Slopes)): ファンクションカーブのデフォルトスタイルを SOFTIMAGE|3D と同じスタイルに設定します。この場合、ファンクションカーブのスロープハンドルは固定長のままです。[FCurve Editor]で[カーブ](Curves) [SI|3D]コマンドを使用すれば、既存のファンクションカーブをこのスタイルに変換することもできます。

詳細については、「ファンクションカーブのスロープを編集する」を参照してください。

キー

キー追加時に使用(When Adding Keys Use)	ファンクションカーブにキーを追加するときにどの設定を使用するか決定します。 [カーブ生成の設定を使用する](Saved Curve Settings): Fカーブを作成したとき、または最後にキーが保存されたときに有効となっていた設定を使用します。 [現在の設定を使用する](Current Preference Settings): このプロパティエディタで定義された現在の設定を使用します。
挿入されたキーの補間(Interpolation for Inserted Keys)	ファンクションカーブ上のキーポイント(キーフレーム)間の補間方法を決定します。詳細については、 F カーブの補間タイプの選択を参照してください。 [自動的](Automatic): 挿入したキーの補間を、自動的に隣接するキーと同じ補間を使用して設定します。 [ステップ](Stepped):(コンスタント)次の値までキーポイントの値を繰り返します。この動作の場合、キーポイントの変更を突然行ったり、キーポイント間で停止するという特性があります。 [リニア](Linear): 直線セグメントによりキーポイントを接続します。この動作では、各キーポイントの突然の変更について、加速や減速することなくコンスタントに行います。 [スプライン](Spline): スムーズトランジションとなります。スプライン補間は、各キーポイントに対するイーズインとイーズアウトを加速または減速します。キーポイント前後の加速と減速の程度については、キーポイントに関連する接線ハンドルによって決まります。
スロープ計算コンストレイント(Slope Computation Constraint)	ファンクションカーブが作成されるときのデフォルトスロープを決定します。スロープの詳細については、「ファンクションカーブのスロープを編集する」を参照してください。 [なし](None): 挿入したキーのスロープを、自動的に隣接するキーのスロープを使用して設定します。これにより、使用した隣のキーのスロープに影響することはありません。 [自動水平スプライン(隣接キーから)](Automatic Plateau Spline (from neighboring keys)):[自動]および[水平スロープ]の両コマンドの組み合わせを使用して、挿入したキーのスロープを、隣接するキーのスロープに自動的に設定します。キーのスロープの向きと長さは、前回のキーと次のキー(隣接キー)の間の F カーブの補間に基づいて計算されます。このとき、スロープがローカルの最大または最小に近づくにつれ段階的に水平方向に平らになります。このモードは、隣接キーのスロープに影響します。 [自動スプライン(隣接キーから)](Automatic Spline (from neighboring keys)): 挿入したキーのスロープを、隣接するキーのスロープに自動的に設定します。ただし、水平効果はありません。このオプションは、v7.0 以前のバージョンの Softimage の[自動スロープ](Automatic Slope)オプションと同様に動作します。
スロープ向きコンストレイント(Slope Orientation Constraint)	ファンクションカーブが作成されるときのデフォルトのスロープの向きを決定します。詳細については、スロープの向き(角度)を設定するを参照してください。 [なし](None): スロープの長さを自由に修正でき、スロープは隣接キーに基づいて自動的に計算されます。 [水平](Plateau): 隣接するキーが挿入したキーと同じ値を持っている場合、またはそのキーが最小か最大である場合、挿入したキーのスロープは自動的に 0 に設定されます。ローカル最小/最大とは、前回のキーと次のキーが両方ともより小さい値(最小値)か、より大きい値(最大値)のどちらかを持っているキーポイントです。これは、キーポイント値が、自動補間によってユーザがキー設定した値より上または下になるのを防ぐのに役に立ちます。 [0 方向](Zero Orientation): キーポイントのスロープを 0 に拘束します。スロープハンドルは水平のまま保持され、スロープ張力だけが変更可能になります。
スロープ長コンストレイント(Slope Length Constraint)	以下のオプションでは、ファンクションカーブが作成されるときのデフォルトスロープのハンドル(タンジェント)長を決定します。詳細については、スロープハンドルの長さをコントロールするを参照してください。 [なし](None): スロープの長さを自由に修正でき、スロープは隣接キーに基づいて自動的に計算されます。 [長さ0(ブレークポイント)](Zero Slope Length): カーブ上に鋭角なポイント(ブレークポイント)が作成され、ハンドルを個別に操作できます。 [合計長](Unified Length): キーの両側のスロープハンドルは、互いに同じ長さを維持します。
アニメーションレイヤの集約(Collapsing Animation Layers)	以下のオプションでは、アニメーションレイヤを集約したときに F カーブを作成する方法を決定します。詳細については、アニメーションレイヤを集約または格納するを参照してください。 [アニメーションの保持](Preserve Animation): 集約されたFカーブのタンジェントハンドルは変更され、オブジェクトのアニメーションが保持されます。 [タンジェントハンドルの保持](Preserve Tangent Handles): 集約されたFカーブのタンジェントハンドルが保持されます。これにより、オブジェクトのアニメーションが変更されることがあります。

エディタのアニメーションスコープ

これは、プロパティエディタの上部にあるキーフレームアイコン(キーの設定)にのみ適用されます。またこれは、[アニメーション]パネルやキーパネルのキーフレームアイコン、[アニメーション]メニューの[キー保存]コマンド、K キーには影響しません。

詳細については、プロパティエディタでパラメータにキーを設定するを参照してください。

何もマークされていない際にすべてのパラメータに適用(Apply to All Parameters When Nothing Is Marked)

プロパティセットがキー設定されている場合、このオプションを使用すると個々のパラメータが何もマークされていなければ、すべてのパラメータに対し変更された値が適用されます。このオプションはデフォルトではオンです。つまり、何もマークされていない場合はプロパティエディタの全パラメータがキー設定されます。

新規シーンでの時間設定

グローバルイン/グローバルアウト(Global In/Out)

新しいシーンを作成する場合の時間範囲の開始/終了フレームを設定します。

Fr. 比率変更: F カーブのタイミングは保持

フレームレートが変化したときに、ファンクションカーブのキーフレームが元のフレームの値を維持できるようにします。

秒内(フレームのキーの値が変化)(in Seconds)	現在のフレームのキーの値が変更されます。
フレーム内(Fカーブはスケールで補正)(in Frames)	フレームレートの変更を補正するために F カーブがスケーリングされます。