RGBA Split(RGBA 分割)

 
 
 

| Color Matte(カラーマット)

カテゴリ: 処理 > カラー チャンネル

シェーダ ファミリ: テクスチャ

[複数出力](Multiple Outputs): カラーとスカラ

[RGBA Split]シェーダでは、アルファ チャンネルとは別にカラー(RGB)チャンネルを出力できます。

デフォルトで、mental ray は、各レイの後でカラー サンプルをクリッピングしてから、最終的なピクセル値にフィルタリングします。[アルファを RGB 未満でクリップ](Clip alpha below RGB)モードでは、まず RGB 値が 0~1 の範囲にクリップされ、次にアルファ値が MaxRGB~1 の範囲にクリップされます。RGB のカラーと輝度および正確な透明度を維持する必要がある場合は、[mental ray レンダー オプション]プロパティ エディタの[フレームバッファ]> モーション データで[カラーチャンネルのクリッピング]を[クリップ無し](No Clip)に設定します。

Render Tree の使い方

任意のイメージ クリップまたはマテリアルを入力に接続して、カラー RGB チャンネルをアルファ チャンネルから分離して他の場所で利用するために使います。[RGBA Split]シェーダには次の出力ポートがあります。

combined

結合された結果を出力します。入力されたすべてのデータをそのまま渡します。結果は分離されていません。

RGBA 入力が(0.2, 0.3, 0.4, 0.5)の場合は、[combined]の出力も(0.2, 0.3, 0.4, 0.5)です。

rgb

R、G、B カラー コンポーネントを出力します。

RGBA 入力が(0.2, 0.3, 0.4, 0.5)の場合は、[rgb]の出力は(0.2, 0.3, 0.4, 1.0)です。

alpha

アルファ チャンネルだけを出力します。

RGBA 入力が(0.2, 0.3, 0.4, 0.5)の場合は、[alpha]の出力は(0.5)です。

以下にレンダー ツリーとその出力結果の例を示します。

combined の結果

rgb の結果

alpha result