環境スクリプト ファイルには、Softimage の実行に必要な環境変数が含まれています。環境変数によって、Softimage は重要なファイルの正確な場所を検出し、また、ユーザは環境内容をカスタマイズすることができます。環境スクリプトの名前は、Windows システムでは[setenv.bat;]、Linux では.xsi_2013となります。
環境スクリプト ファイルは、Windows システムでは %SI_HOME%¥Application¥bin、Linux では $SI_HOME またはホーム ディレクトリに存在します。[ユーザツール]ダイアログ ボックスで環境スクリプト ファイルを編集すると、環境変数を設定できます。
環境スクリプトは、環境変数の例からコピーして貼り付けたり、ファイルに内容を直接入力して編集できます。
ここでは、[setenv.bat] または .xsi_2013 ファイルの基本的な説明について記述します。
SI_HOME は、スクリプト全体にわたって後続の環境変数から参照されるため、環境スクリプトの冒頭に SI_HOME を宣言することは重要です。
XSI_USERROOT は、ユーザのホーム ディレクトリ パスを定義(参照)します。
ホーム ディレクトリは、特定のユーザに対して一意な場所である必要があります。XSI_USERROOT に/Softimage/[Softimage バージョン]フォルダが作成され、カスタム スクリプト、ツールバー、プリファレンス、プリセット、パーソナル Softimage ファイルなどがさまざまなサブフォルダに保存されます。
SPM_HOST 変数は、SPM デーモン実行中のコンピュータの名前または IP アドレスを指定します。
SPM_HOST もまた、分散レンダリングを開始している必要があります。環境変数は、Linux の場合、[ray3.sh] スクリプト(各スレーブ コンピュータの mental ray レンダリング ソフトウェアの bin ディレクトリ)に、Windows の場合、[setenv.bat] ファイルに、ローカルに設定されています。
Softimage が使用するさまざまなタイプの環境変数と、環境スクリプトで設定可能な変数の詳細については、「環境変数のリファレンス」を参照してください。