ICE Tree ビュー

 
 
 

ICE Tree ビューでは、ユーザがノードを接続することによって ICE ツリーを作成します。

A

[メモカム](Memo cams): 最大で 4 つのビューをクイック リコール用に保存します。左クリックでリコール、中央クリックで保存、[Ctrl]+中央クリックで上書き、右クリックでクリアを実行できます。

B

[ロック](Lock)。ユーザがシーン内で他のオブジェクトを選択したときに、ビューが更新されないようにします。

C

[更新](Refresh)。ビューがロックされている場合に、シーン内の現在の選択オブジェクトでビューを強制的に更新します。

D

[クリア](Clear)。ビューを消去します。

E

フローティング ウィンドウで Preset Manager を開きます。「 Preset Manager」(「ウィンドウとビュー」)を参照してください。

F

左側のパネル(J)に埋め込まれた Preset Manager を表示または非表示にします。

G

右側のパネル(L)に組み込まれたローカルの Explorer の表示/非表示を切り替えます。

H

[バード アイ ビュー](Bird's Eye View)。クリックしてワークスペースの特定の領域を表示するか、ドラッグしてスクロールします。オン/オフを切り替えるには、[表示](Show) [バードアイビュー](Bird's Eye View)をクリックします。

I

タイマーをコントロールし、パフォーマンス ハイライトを表示します。「ICE ツリーのパフォーマンスをプロファイリングする」を参照してください。

J

組み込まれた Preset Manager。「 Preset Manager」(「ウィンドウとビュー」)を参照してください。

[Ctrl]+[F]キーを押すと、検索する文字列を入力するために、Preset Manager のテキスト ボックスにカーソルをすばやく移動できます。また、Preset Manager が非表示の場合は、[Ctrl]+[F]キーを押すと一時的に表示されます。

K

ICE ツリーのワークスペース。

  • 一方のノードの右側にある出力ポートを別のノードの左側にある入力ポートにドラッグして、これらのノードを接続します。同一の出力を必要な数だけの入力に接続できます。

  • ノードのプロパティ エディタを開くには、ノードをダブルクリックします。プロパティ エディタでは、ノードの接続によって設定できないパラメータを設定できます。

  • ノード、ポート、または背景を右クリックすると、さまざまなオプションが表示されます。

  • マウス ポインタを接続の上に移動すると、接続されているポートがハイライトされます。ポートが折りたたまれていたりビューがあまりにも遠くズーム アウトされているせいでポートが表示されない場合は、ポートに関する情報がポップアップで表示されます。

    ツリー内のノードは、ベース ノードにすることも、コンパウンド ノードにすることもできます。コンパウンドとは、ベース ノードや他のコンパウンドをまとめたサブツリーです。ベース ノードは一重線で、コンパウンド ノードは二重線で囲まれています。独自のコンパウンドの作成と書き出しについては、「ICE コンパウンドを構築する」を参照してください。

    構造的なエラーが原因で評価できないノードは、赤色で表示されます。ブランチのエラーが原因で評価されないその他のノードは、黄色で表示されます。「ICE ツリーをデバッグする」を参照してください。

L

ローカル Explorer。同じオブジェクトに複数の ICE ツリーがある場合は、表示するオブジェクトをクリックして選択します。また、マテリアルをクリックして Render Tree ビューに切り替えることもできます。

ICE Tree ビューを表示する

ICE Tree ビューを表示するには、いくつかの方法があります。

  • フローティング ウィンドウで開くには、[表示](View) [一般](General) [ICE Tree]を選択するか、[Alt]+[9]キーを押します。

  • ビューポートにドッキングされた状態で開くには、[ビュー]メニューから[ICE Tree]を選択します。

  • 上部左側のビューに Explorer を表示しながら、下部のビューにドッキングされた状態で開くには、ICE ツールバーに切り替え、インタフェースの下部左にある一番右のアイコンをクリックします。

ICE Tree ビューでノードを選択および移動する

ICE Tree ビューのデフォルト ツールは、選択および移動ツールです。異なるツールがアクティブになっている場合は、スペースバーを押すか、[ツール](Tools) [選択および移動ツール](Select and Move Tool)を選択して、選択および移動ツールをアクティブにすることができます。選択されているノードは、境界線と名前のラベルが白で表示されます。

  • ノードをクリックして 1 つのノードを選択するか、斜めにドラッグして矩形内のすべてのノードを選択できます。

  • 中クリックするとノードをブランチ選択できます。つまり、クリックしたノードとそれより上にあるすべてのノードを再帰的に選択できます。

  • [Shift]キーを押しながら前述したように操作すると、複数のノードを選択対象に追加できます。

  • [Ctrl]キーを押しながら前述したように操作すると、選択を切り替えることができます。

  • [Ctrl]+[Shift]キーを押しながら前述したように操作すると、選択を解除できます。

  • 前述したように操作してからドラッグすると、対応するノードを移動できます。

  • [Ctrl]+[A]キーを押すと、すべてのノードを選択できます。

  • 背景をクリックすると、すべてのノードの選択を解除できます。

    ヒント:[Group Comment]ノードを中クリックしてドラッグすると、そのノードおよびオーバーラップしているすべてのノードを選択し、移動できます。コメントの詳細については、「ツリーの情報を記録する: グループとコメント」を参照してください。

ICE Tree ビューでナビゲートする

ICE Tree ビューのナビゲーション コントロールは、Softimage の他のビューのコントロールと同じです。

  • パンおよびズームには、[Z]キーまたは[S]キーを使用します。

  • 矩形ズームを行うには、[Shift]+[Z]キーを使用します。

  • プリファレンスで有効になっている場合は、マウス ホイールをスクロールしてズームできます。

  • 選択したノードをフレーミングするには[F]キーを押し、すべてのノードをフレーミングするには[A]キーを押します。

さらに、中央マウス ボタンで、ビューの背景をクリックし、ドラッグして、すばやくパンしたり、バード アイ ビューを使用して、ツリーの特定の部分にすぐに移動したりできます。

パンおよびズーム

[Z]キーを押してパン?ズーム ツールをアクティブにします。

  • パンするには、クリック アンド ドラッグします。

  • ポインタの位置にズーム インするには、中央マウス ボタンを押したままにします。

  • ポインタの位置からズーム アウトするには、右マウス ボタンを押したままにします。

[S]キーを押してナビゲーション ツールをアクティブにします。

  • パンするには、クリック アンド ドラッグします。

  • ズーム インするには中クリックして左側へドラッグ、ズーム アウトするには中クリックして右側へドラッグします。

これらのツールは[ツール]メニューからも利用できます。

矩形ズームを使用する

[Shift]+[Z]キーを押して、矩形ズーム ツールをアクティブにします。このツールは[ツール]メニューからも利用できます。

  • ズーム インするには、クリックして斜めにドラッグし、矩形を定義します。選択した領域がビュー内でフレーミングされます。

  • ズーム アウトするには、右クリックして斜めにドラッグします。現在のビューが選択した領域にフィットするようにビューがズームされます。

マウス ホイールによるズーム

既定で、マウス ホイールを使用してズームできるようになりました。ズーム インするには手前にスクロールし、ズーム アウトするには後ろにスクロールします。[Ctrl]を押すとズームの速度が上がり、[Shift]を押すとズームの速度が下がります。[Ctrl]+[Shift]を押すと、ズームの速度がさらにゆっくりになります。

必要に応じて、マウス ホイールによるズーム機能を無効にしたり、ナビゲーション ツールに限定することにより、他のツールでマウス ホイールを使用するようにすることもできます。「[カメラ]プリファレンス」の「マウス ホイール」(「プリファレンス リファレンス」)を参照してください。

ノードをフレーミングする

次のいずれかの操作を実行します。

  • 選択したノードをフレーミングするには、[F]キーを押します。

  • すべてのノードをフレーミングするには、[A]キーを押します。

これらのコマンドは、[ツール]メニューからも選択できます。

バード アイ ビューを使用する

バード アイ ビューは、ICE ツリーの縮小「マップ」であり、ツリーの右上隅に表示されます。オン/オフを切り替えるには、[表示](Show) [バード アイ ビュー](Bird's Eye View)を選択します。

バード アイ ビューを使用すると、ツリー内をすばやく移動できます。現在の表示範囲は、白い輪郭線で示されます。

  • ツリーの対応する領域にジャンプするには、バード アイ ビューの任意の場所をクリックします。

  • スクロールするには、バード アイ ビュー内をクリックしてドラッグします。

ヒント:[Group Comment]ノードには、バード アイ ビューに表示される色付きの背景を設定できます。これにより、ツリーの特定の部分を識別しやすくなります。「ツリーの情報を記録する: グループとコメント」を参照してください。

ノードを配置する

ノードを自動的に配置するには

  1. 再配置するノードを選択します。ツリー全体を配置する場合は、すべてのノードの選択を解除します。

  2. [Ctrl]+[R]キーを押すか、または[ツール](Tools) [再配置](Rearrange)を選択します。

選択したノードを手動でグリッドにスナップするには

  1. スナップするノードを選択します。

  2. [ツール](Tools) [グリッドにスナップ](Snap to Grid)を選択します。

自動スナップを有効にするには

  • [ツール](Tools) [グリッドのスナップ機能を有効](Enable Grid Snapping)を選択します。

    この設定をオンにすると、ノードを移動して追加するときに、ノードが自動的にグリッドにスナップします。