関係を使用すると、Relational View の別のペインを操作するペインを設定できます。たとえば、ある Explorer ペインで選択操作を行うことで、Schematic ペインに表示されるオブジェクトを操作できます。この場合、Explorer 以外のペインで行われた選択操作は無視されます。
関係は、[区画の関係を設定]ダイアログ ボックスで定義されます。
[区画の関係を設定]ダイアログ ボックスで[関係の追加](Add Relationship)をクリックします。ダイアログ ボックスの上部のテーブルに新しい行が表示されます。
対象となる行の[ドライバ](Driver)列をクリックし、セルを選択します。次に、もう一度クリックして利用可能なペインを示すポップアップを表示させます。他のペインをコントロールするために使用するペインを選択します。
ここで選択したビューは、Explorer、Render Tree、シェルフ(操作対象タブのみ)などがあり、操作する側(ドライバ)としてサポートされます。
[Driven]列を 2 回クリックし、ドライバによってコントロールさせるペインを選択します。
ここで選択したビューは、操作される側としてサポートされます。Animation Editor、Animation Mixer、Explorer、Object View、プロパティ エディタ、プロパティ パネル、Render Tree、Schematic、シェルフ、Text Editor/Script Editor、Texture Editor などがあります。
複数のドライバで同じビューを操作することもできます。操作されるビューには、そのビューを操作する任意のビューで最後に実行された選択操作が反映されます。
[Rel Type]列を 2 回クリックし、以下のような関係のタイプを選択します。
[selection]: ドライバペインで1つ以上のエレメントが選択された場合、選択内容はターゲットの操作対象ペインに直接送られます。[Driven]ペインには、選択されたエレメントだけが表示されます。
[selectionfilter]:[selection]オプションに似ていますが、選択した複数エレメントは操作対象ペインに送られる前にフィルタリングされます。たとえば、フィルタとして PolygonMesh を使用した場合は、[ドライバ]ペインでどのようなタイプのオブジェクトが複数選択されても、操作対象ペインにはポリゴン メッシュのみが表示されます。
[selectionfunc]: このオプションを使用すると、操作対象ペインに表示されるエレメントを制御する独自の関数を記述できます。作成した関数では、[ドライバ]ペインで選択されたエレメントのコレクションを受け取ると、[Driven]ペインに送るエレメントのコレクションを返す必要があります。この関数は、シェルフのアクティブなタブをセットするなど、オブジェクト モデルを使用してビューを変更することもできます。
[selectionproc]:[selectionfunc]オプションに似ていますが、コレクションを返しません。代わりにオブジェクト モデルを使用して、[Driven]ペインのビュー タイプや内容をコントロールできます。
[Rel Type]が[selection]に設定されていない場合は、フィルタ、関数、またはプロシージャを指定する必要があります。指定するには、[Filter/Cmd]列を 2 回クリックし、適切な名前を入力します。
[selectionfilter]の場合は、フィルタ名を入力します。[Select]パネルまたは Explorer でフィルタ メニューに表示されるフィルタを使用できます。フィルタの名前が、スペースなどの文字を含む表示用の名前ではなくスクリプト名になっていることを確認してください。
[selectionfunc]および[selectionproc]には、関係を処理する XML ファイル(*.xsivw)のスクリプトブロックに記述した(記述する)関数名またはプロシージャ名を入力します。「<script>」を参照してください。