色補正
 
 
 

| マスタCC | シャドウ CC | 中間調 CC | ハイライトCC | 輝度領域 | マスク | 出力

クリップでのカラーを調整します。たとえば、色相、コントラスト、彩度をイメージ全体、またはシャドウ、中間調、ハイライトそれぞれの領域で変更できます。

入力(RGB または RGBA)を必要とします。

オプションで比較対象(RGB または RGBA)を使用できます。

出力(RGB または RGBA)を算出します。

注:HSV 空間または HLS 空間でのカラー修正は、浮動小数点(HDR)イメージ内のクランプされていないカラー値と互換性がありません。

マスタCC

[Master CC]は色補正をイメージ全体に適用します。[Master CC]で変更された値はシャドウ、中間調、およびハイライトに適用され、それにより[Shadow CC]、[Midtone CC]、および[Highlight CC]に影響を与えます。

HSV

色相環(Color Wheel)

色相のシフトを行います。色相環は、固定された内側のホイールと可動する外側のホイールの 2 つの部分からなっています。時計回りまたは反時計回りにドラッグして、内側のホイールの入力色相を外側の色相にマッピングします。色相環を回転させると、シフト フィールドの値が変化します。

色相シフト(Hue Shift)

色相のシフトを行います。スライダを使用して -1 から 1 までの値を入力します。色相のシフトを変更すると、新たな色相のマッピングが色相環に反映されます。正の値を設定すると色相環は時計回りに回転し、負の値を設定すると色相環は反時計回りに回転します。

彩度レベル(Sat Level)

イメージの色相の濃淡を変更します。スライダを使用して 0 から 10 までの間の値を設定します。デフォルトの値である 1 では彩度は変化しません。

オフセット(Offset)

オフセットはイメージの色彩の強さを設定します。現在の色彩の強さは色相環の x で表されます。デフォルトでは、オフセットは 0 です(色彩がありません)。色相環では黒で表されます。0 から 1(最高の彩度)までの任意の値を設定します。

ゲイン(Gain)

ゲインはイメージの色彩を設定します。現在の色彩の強さは色相環の x で表されます。0 から 1 までの任意の値を設定します。この値は色相環をめぐる位置を示します。

マトリクス

マトリクスは入力値を出力値にマッピングするために使用します。赤、青、緑の値が与えられたとき、それぞれのコンポーネントの出力値は、それぞれの入力コンポーネントと出力チャンネルごとに対応する乗数との積の和によって決定されます。

R → R(R to R)

赤の入力値を赤の出力値に再マッピングする度合いを制御します。

R → G(R to G)

赤の入力値を緑の出力値に再マッピングする度合いを制御します。

R → B(R to B)

赤の入力値を青の出力値に再マッピングする度合いを制御します。

G → R(G to R)

緑の入力値を赤の出力値に再マッピングする度合いを制御します。

G → G(G to G)

緑の入力値を緑の出力値に再マッピングする度合いを制御します。

G → B(G to B)

緑の入力値を青の出力値に再マッピングする度合いを制御します。

B → R(B to R)

青の入力値を赤の出力値に再マッピングする度合いを制御します。

B → G(B to G)

青の入力値を緑の出力値に再マッピングする度合いを制御します。

B → B(B to B)

青の入力値を青の出力値に再マッピングする度合いを制御します。

輝度

イメージの[輝度]成分の[ガンマ]、[ゲイン]、[オフセット]、および[コンスタント]を調整することによって成分値の割り当てを変更します。

タブの下にあるグラフには、この成分のカーブの変化を確認できます。

イメージの[赤]成分の[ガンマ]、[ゲイン]、[オフセット]、および[コンスタント]を調整することによって成分値の割り当てを変更します。

タブの下にあるグラフには、この成分のカーブの変化を確認できます。

イメージの[緑]成分の[ガンマ]、[ゲイン]、[オフセット]、および[コンスタント]を調整することによって成分値の割り当てを変更します。

タブの下にあるグラフには、この成分のカーブの変化を確認できます。

イメージの[青]成分の[ガンマ]、[ゲイン]、[オフセット]、および[コンスタント]を調整することによって成分値の割り当てを変更します。

タブの下にあるグラフには、この成分のカーブの変化を確認できます。

柱状グラフ

指定された閾値を超える範囲の値についてコンポーネントの再マッピングをできるようにします。閾値は RGB コンポーネント個別に設定できます。輝度も同様です。単色もサポート可能になっています。

コンポーネントメニュー(Component Menu)

操作対象のコンポーネントまたは輝度を選択します。選択肢は赤、緑、青または輝度です。最後に選択されたオプションが、メニューに表示されます。

柱状グラフ(Histogram)

柱状グラフを選択した場合は、柱状グラフの下部にある三角形を使用してボックス内のパラメータを、コンポーネント レベルのマッピング処理に使用できます。

コンポーネント レベルは横軸上に配置され、各コンポーネント レベルの数は縦軸上に配置されます。柱状グラフの下部にあるバーは、入力値のマップ先となる出力値を表します。

値を再マップするには、バー上のグラフの下部にある三角形をスライドさせるか、または対応するボックスの中に新しい値を入力します。

[Input Minimum]: 全入力値を最小出力値にマップする領域(左側)と、入力値を出力値に 1 対 1 でマップする領域(右側)の間にある境界値です。

柱状グラフ表示の左上にあるボックスに番号を入力して[Enter]を押すか、または柱状グラフの左下隅にある三角形を希望の値が現れるまでスライドさせます。

[Input Maximum]: 入力値を出力値に 1 対 1 でマップする領域(左側)と、全入力値を最大出力値にマップする領域(右側)の間にある境界値です。

柱状グラフ表示の左上にあるボックスに番号を入力して[Enter]を押すか、または柱状グラフの左下隅にある三角形を望みの値が現れるまでスライドさせます。

[Output Minimum]: Output Minimumは、Input Minimum 未満の全入力値のマップ先となる出力値です。

柱状グラフ表示の左側にあるボックスに番号を入力して[Enter]を押すか、または出力バーの左側にある三角形を希望の値が現れるまでスライドさせます。

[Output Maximum]: Input Minimumを超える全入力値のマップ先となる出力値です。

柱状グラフ表示の右側にあるボックスに番号を入力して[Enter]を押すか、または出力バーの右側にある三角形を希望の値が現れるまでスライドさせます。

[ガンマ](Gamma): 選択されたコンポーネントに対してガンマ調整を行います。

柱状グラフ表示の中央にあるボックスに数値を入力して[Enter]キーを押すか、または柱状グラフの中央下部にあるグレーの三角形を希望の値が現れるまでスライドさせます。

グラフ

グラフ(Graphs)

1 つのグラフの中に 4 つのカラー コンポーネント レベルと輝度再マッピング カーブが含まれます。入力コンポーネントおよび輝度値は横軸に沿って表示され、反応カーブにより縦軸に沿って新たな出力値にマッピングされます。グラフ上部のボタンで、必要なカーブを選択します。

抑制

抑制(Suppress)

イメージから選択した色が抑制されます。これは、ブルースクリーン合成から青のスピルを取り除く際に役立ちます。

シャドウ CC

[Shadow CC]は[Master CC]と同様ですが、イメージの暗い領域のカラーを補正します。このページには[抑制]タブが表示されません。

中間調 CC

[Midtone CC]は[Master CC]と同様ですが、イメージの中間調の領域のカラーを補正します。このページには[抑制]タブが表示されません。

ハイライトCC

[Highlight CC]は[Master CC]と同様ですが、イメージの明るい領域のカラーを補正します。このページには[抑制]タブが表示されません。

輝度領域

イメージのどの輝度領域が表示されるかを選択できます。これらの領域は Luma Graph で定義されます。Luma Region は[コンポジット]、[シャドウ]、[ミッドトーン]、または[ハイライト]のいずれかをとることができます。

グラフ(Graphs)

輝度グラフはシャドウ、ミッドトーン、およびハイライトの 3 つの輝度再マッピング カーブを含みます。これらのグラフは、それぞれの領域の一部と見なされる輝度値を決定します。デフォルトでは、シャドウ グラフは低輝度の領域を、ハイライト グラフは高輝度の領域を選択します。入力の輝度は横軸に示されます。縦軸の出力値はその領域で使用される値を示します。グラフ上部のボタンで、必要なカーブを選択します。

[シャドウ](Shadow)はイメージで最も暗い領域を変更します。

[ミッドトーン](Midtone)はイメージで中間調の領域を変更します。

[ハイライト](Highlight)はイメージで最も高輝度の領域を変更します。

出力

出力イメージの[シャドウ]、[ミッドトーン]、[ハイライト]、または[コンポジット](3 つすべての合成)を表示します。

[コンポジット](Composite): 出力イメージを表示します。

[シャドウ](Shadow): イメージの暗い領域の輝度を表示します。最も暗いシャドウの領域は完全な輝度、すなわち白として示されます。最も高輝度の領域は黒として示されます。

[ミッドトーン](Midtone): イメージの中間調の領域の輝度を表示します。イメージの中間調領域が最大の強度、すなわち白として示されます。

[ハイライト](Highlight): イメージの明るい領域の輝度を表示します。イメージの最も高輝度の領域が白として示されます。

マスク

このオペレータのマスク オプションをコントロールします。

出力

このオペレータの出力オプションをコントロールします。