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フリップブックでアニメーションをプレビューする
 
 
 

アニメーションをキャプチャした後で、そのアニメーションをフリップブックとして表示できます。[再生]パネルを使用して再生されるアニメーションとは異なり、キャッシュ イメージに対して充分なメモリがあれば、フリップブックは常に定義されたフレーム レートで再生されます。

フリップブックを表示するには、次の 3 つの方法があります。

フリップブックは、AVI や QuickTime などのさまざまな標準フォーマットで書き出します(「フリップブックを書き出す」を参照)。

フリップブックにアニメーションをロードする

スタンドアロン フリップブックを使用して、キャッシュ イメージをフリップブックとして表示することができます。スタンドアロン フリップブックは、メモリを大量に使用する解像度の高いイメージを表示する際に便利です。スタンドアロンフリップブック([flip.exe])は、[スタート]メニュー、コマンドプロンプトウィンドウまたはLinuxシェル、または、Softimageインターフェイスから起動できます。

Softimage の外部からスタンドアロン フリップブックを起動する

次のいずれかを実行します。

  • Windows の[スタート](Start) [プログラム](Programs) [Autodesk] [Softimage]プログラム メニューから[フリップブック](Flipbook)を選択します。

    または

  1. コマンドプロンプトウィンドウまたはLinuxシェルで、Softimageプログラムのbinディレクトリに移動します。

  2. コマンド プロンプトで [flip] と入力し、フリップブック ウィンドウを開きます。

  3. 使用可能な構文とオプションを表示するには[ヘルプ](Help) [コマンド ライン オプション](Command Line Options)を選択します。

    また、コマンド プロンプトで [flip -h] と入力すると、コマンド ラインからフリップブックを実行する際に使用可能なオプションのリストが表示されます。

Softimage 内からスタンドアロン フリップブックを起動する

  1. Softimage ウィンドウ下部の[再生]メニューから[フリップブック](Flipbook)を選択します。

  2. 表示される[イメージを開く]ダイアログ ボックスで、必要に応じてオプションを設定します。

    各オプションの詳細については、「[イメージを開く]ダイアログ ボックス(フリップブック)」を参照してください。

  3. [OK]をクリックすると、シーケンスのイメージがロードされ、フリップブック ウィンドウが開きます。

    ロードされたイメージが現在のイメージ サイズよりも大きい場合は、フリップブック ウィンドウがサイズ変更されます。

    ヒント:

    • シーケンスをレンダリングしている場合、[レンダオプション]プロパティ エディタの[出力]ページでレンダ チャンネルの名前を右クリックし、[Flipbook 実行](Run Flipbook)ボタンをクリックすると、フリップブックでレンダリングをすばやく確認できます。

    • [イメージを開く]ダイアログ ボックスは後で表示することもできます。その場合は、フリップブックで[ファイル](File) [イメージを開く](Open Images)を選択するか、[Ctrl]+[O]キーを選択します。

      同じシーケンスのイメージを続けて変更またはテストする場合は、フリップブックを開いたままにしておき、[Ctrl]+[O]キーを押してから[Enter]キーを押すとシーケンスを再ロードできます。この方法では、ダイアログ ボックスのすべての設定は同じになります。

フリップブックのショートカットを作成する

  1. Softimage¥Application¥bin フォルダにある [xsi.bat] ファイルをコピーし(または新しいバッチ ファイルを作成し)、[flip.bat] と名前を付けます。

  2. [flip.bat] ファイルを編集し、2 行目のファイル名 [xsi.exe] を [flip.exe] に書き換えます。ファイルは以下のようになります。 

    @echo off
call "C:\Program Files\Autodesk\Softimage 2012.SAP\Application\bin\setenv.bat"
start "" "C:\Program Files\Autodesk\Softimage 2012.SAP\Application\bin\flip.exe" "%1" "%2" "%3" "%4" "%5" "%6" "%7" "%8" "%9"

  3. [flip.bat] ファイルをショートカットとしてデスクトップにドラッグします。

フリップブック ビューを設定する

フリップブック ウィンドウでは、[ビュー](View)メニューのコマンドを使用してイメージの表示方法を設定できます。

  • 別の RGB またはアルファ チャネルを表示するには、[ビュー](View) [チャンネル](Channel)メニューのコマンドを使用します。[R]、[G]、[B]、[A]および[C](すべてのチャネル)キーを押して、対応するチャネルを表示します。

  • [ビュー](View) [ズーム](Zoom)メニューのオプションを使用してズーム係数を設定します。

  • [ビュー](View) [Correct Aspect Ratio]を選択して、正方形のピクセルがあるコンピュータのモニタ上に正方形以外のピクセルを正しく表示することができます。. たとえば、NTSC イメージは 0.9 というピクセル比で、ピクセルが正方形ではないことを表しています。

フリップブックの背景色を設定するには

  • [ビュー](View) [背景カラー](Background Color) カラーを選択して、カラーをセットするカラー プロパティ エディタを開きます。

フリップブックのディスプレイ オプションを設定するには

フリップブックを再生する

イメージをロードし、フリップブックを設定したら、再生コントロールを使用してイメージを再生できます。また、フリップブック ウィンドウのメニュー コマンドを使用して、再生レートのセットアップと調整を行うこともできます。

A

範囲コントロールでは、再生できるフレームの範囲を変更できます。

  • いずれかの端をクリック アンド ドラッグし、開始/終了フレームを変更します。

  • 時間範囲の中央でクリック アンド ドラッグし、その範囲をスライドします。

  • ダブルクリックし、範囲全体にリセットします。

B

再生コントロールでは、フリックブックを通常のアニメーションのように再生できます。これらのコントロールとキーボード ショートカットは、Softimage インタフェースと同様です。詳細については、「再生コントロールを使用する」を参照してください。

C

フリップブックを再生すると、現在のフレーム番号が表示されます。

再生レートを設定するには

  • [ツール](Tools) [レート](Rate)(NTSC、PAL、FILM など)を選択するか、 [Ctrl]+[R]キーを押します。

  • また、[ビュー](View) [Play Real-time]を選択するか、[T]を押してイメージをリアルタイムで表示できます。

再生レートを調整するには

再生レートを 1 fps(フレーム/秒)の増分で調整できます(範囲は 24 ～ 30 fps)。

  • [ツール](Tools) [Increase Rate]を選択するか、テンキーの[+](プラス)を押して1 秒あたりのフレーム数を増やすことができます。

  • [ツール](Tools) [Decrease Rate]を選択するか、テンキーの[-](マイナス)を押して1 秒あたりのフレーム数を減らすことができます。

ピンポン スタイルでアニメーションを再生するには

  1. [ビュー](View) [ピンポン再生](Ping Pong)を選択するか、[P]キーを押します。この操作により、ループ シーケンスの終端で再生方向が変わります。

  2. フリップブックの再生コントロールで[ループ]アイコンをクリックします。

  3. シーケンスを再生します。最初のフレームと最後のフレームで、シーケンスの方向が変わります。

  4. 再生を停止するには、[Spacebar]を押します。

フリップブックでパンを実行するには

  • ビュー エリアをクリック アンド ドラッグします。表示領域よりイメージが大きい場合は、この操作でパンされます。

特定のフレームに移動するには

  • フリップブック ウィンドウで[ツール](Tools) [Go to Frame]を選択するか、[Ctrl]+[G]を押します。

現在のキャッシュ イメージのフリップブック ウィンドウをクリアするには

  • [ファイル](File) [Clear Flipbook]を選択します。

フリップブック ウィンドウを閉じるには

  • [ファイル](File) [終了](Exit)を選択するか、[Alt]+[F4]キーを押します。

フリップブックを書き出す

さまざまなファイル形式でフリップブックを書き出すことができます。

注:フリップブックを書き出す前に、書き出し先のディスク容量が十分あることを確認してください。ディスク容量が不足しても警告メッセージは表示されません。

  1. フリップブック ウィンドウで、書き出すシーケンスのイメージをロードします。

  2. フリップブックのコマンド バーで[ファイル](File) [書き出し](Export)を選択するか、[Ctrl]+[E]キーを押します。

  3. [書き出し]ダイアログ ボックス(フリップブック)で、書き出す[ファイル名](File name)を指定し、書き出すフレームの[ソース範囲](Source Range)も指定します。

  4. 書き出すファイルの[ファイル タイプ](File Type)を選択します。

    オーディオファイルを含めるなどの、その他のオプションも設定できます(「[書き出し]ダイアログ ボックス(フリップブック)」を参照)。

    注:

    • Windows 上で QuickTime をサポートするには、QuickTime をインストールする必要があります。

    • Linux 上で QuickTime をサポートするには、OpenQuicktime が必要です。

  5. [OK]をクリックしてフリップブックを書き出します。

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