Fx Tree
 
 
 

Fx Tree では、リンクされたオペレータのネットワークを作成して、イメージを合成し、エフェクトを作成します。オペレータはノードで表されます。これらのノードは、手動でリンクしたり、Fx Operator Selector を使って事前に接続することができます。

いくつかの異なるネットワークを作成する必要がある場合は、Fx Treeワークスペースのインスタンス(ツリーと呼びます)を複数作成して、効率よく構成できます。各ツリーはシーンでは独立したオペレータで、それ自身のノードが Explorer にあります。

Fx Tree でのエフェクトの作成の詳細については、「エフェクトの作成」を参照してください。

A

メニュー バー

B

イメージの読み込みボタン

C

ラスター ペイント クリップの読み込みボタン

D

オペレータの例

E

入力上にマウス ポインタを移動すると、詳細な情報が表示されます。

F

ナビゲーション コントロール

G

オペレータの入力

H

オペレータの出力

Fx Tree を表示するには

次のいずれかの操作を実行します。

  • Fx Tree などの Softimage のすべての合成ツールを含む合成レイアウトを表示するには、[ビュー](View) [レイアウト](Layouts) [合成](Compositing)を選択します。

    または

  • それぞれの Fx Tree を表示するには、次のいずれかを実行します。

    • ビューポートに Fx Tree を開くには、現在のビューの名前をクリックし、[ビュー]メニューから[Fx Tree](FxTree)を選択します。

      または

    • フローティング ウィンドウに Fx Tree を開くには、メイン メニューから[ビュー](View) [合成](Compositing) [Fx Tree](FxTree)を選択します。

FX Treeでのナビゲーション

Fx Tree 内を移動するには、さまざまな方法を使用できます。3D ビューで使用するものと同じパン ツールやズーム ツールを使用したり、ナビゲーション コントロールを使用することができます。ナビゲーション コントロールでは、マウスだけでパンとズームを実行できます。

Fx Tree 内でパンとズームを実行するには

次のいずれかの操作を実行します。

  • [Z]キーを押して、[パン?ズーム](Pan and Zoom) ツールをアクティブにします。左クリックすると任意の方向にパンし、中クリックしてドラッグするとズーム インし、右クリックするとズーム アウトします。

    または

  • [S]キーを押して、[ナビゲーション](Navigation) ツールをアクティブにします。左クリックすると任意の方向にパンし、中クリックしてドラッグするとズーム インおよびズーム アウトします。

    または

  • テンキーの+(プラス)キーを押すと1レベルズームインし、-(マイナス)キーを押すと1レベルズームアウトします。

    または

  • ナビゲーション コントロールを使用して移動します。この方法については、次の「ナビゲーションコントロールの使用」で説明します。

マウス ホイールによるズーム

既定で、マウス ホイールを使用してズームできるようになりました。ズーム インするには手前にスクロールし、ズーム アウトするには後ろにスクロールします。[Ctrl]を押すとズームの速度が上がり、[Shift]を押すとズームの速度が下がります。[Ctrl]+[Shift]を押すと、ズームの速度がさらにゆっくりになります。

必要に応じて、マウス ホイールによるズーム機能を無効にしたり、ナビゲーション ツールに限定することにより、他のツールでマウス ホイールを使用するようにすることもできます。「カメラ プリファレンス」の「マウス ホイール」(「プリファレンス リファレンス」)を参照してください。

ナビゲーションコントロールの使用

ナビゲーション コントロールは、パンに使用される Fx Tree の矩形の鳥瞰図とズームをコントロールするスライダを組み合わせたものです。矩形は、Fx Tree のワークスペース全体を縮小して表示します。この矩形内で、明るい灰色の矩形はイメージの表示部分を示します。さらに明るい灰色の矩形はワークスペース内のオペレータを示します。

A

オペレータ

C

ズーム スライダ

B

パンの矩形部

D

ズームのリセット

右側のズーム スライダを上方向に動かすとズーム インし、下方向に動かすとズーム アウトできます。

ナビゲーション コントロールは、Fx Tree に最初のオペレータを追加した時点で自動的に表示されます。

ナビゲーション コントロールを使用してパンするには

  • パンの矩形部内の任意の場所をクリックし、ドラッグします。マウス ポインタで表示領域を移動すると、ツリーの対応する部分が Fx Tree に表示されます。

ナビゲーション コントロールを使用してズームするには

  • ズーム スライダをクリックし、ズーム インするには上方向にドラッグし、ズーム アウトするには下方向にドラッグします。

    ズーム状態をリセットするには、ズーム スライダのすぐ下にある小さな正方形をクリックするか、または[R]キーを押します。

Fx Tree のフレーミング

Fx Tree 全体または選択範囲のオペレータをフレーミングできます。

  • 選択したオペレータのみをフレーミングするには、[F]キーを押します。

  • Fx Tree 全体をフレーミングするには、[A]キーを押します。

ツリーを作成する

ツリーは Fx Tree ワークスペースのインスタンスです。ワークスペースが狭くなってきたら、いつでも別のツリーを作成し、それに合わせてエフェクトを構成できます。Explorer では、各ツリーは[Fx Tree]ノードとして表され、シーン ルートの直下に配置されます。

注:オペレータをツリーからツリーへコピーして貼り付けることは可能ですが(「オペレータの切り取り、コピー、貼り付けを行う」を参照)、オペレータを複数のツリーで共有することはできません。

新しいツリーを作成するには

  1. [Fx Tree]メニューから[ファイル](File) [新しいツリー](New Tree)を選択します。新しいツリーがシーンに追加されます。

  2. ツリーを追加するには同じ操作を繰り返します。

ツリーを切り替えるには

  • Fx Tree のメニューから[ファイル](File) [ツリーの選択](Choose Tree) [(ツリー名)]((name of tree))を選択します。

ツリー名を変更する

既定では、各ツリーには「FxTree」(FxTree 1、FxTree 2 など)という名前が付けられます。名前は容易に変更でき、作成したエフェクトの内容をわかりやすくすることができます。

ツリーの名前を変更するには

  1. FxTree のメニューから、[ファイル](File) [ツリーの選択](Choose Tree)を選択して、メニューから名前を変更するツリーを選択します。

  2. もう一度 FxTree メニューから、[ファイル](File) [ツリーのプロパティ](Tree properties)を選択して、ツリーのプロパティ エディタを開きます。

  3. [名前](Name)フィールドに新しい名前を入力します。

Explorer を使用してツリーの名前を変更するには

ツリーを削除する

あるツリーで作成したエフェクトが必要なくなったら、ツリーをシーンから削除することができます。

ツリーを削除するには

次のいずれかの操作を実行します。

  • Fx Tree のメニューから、削除するツリーを選択します([ファイル](File) [ツリーの選択](Choose Tree) (ツリー名)。次に[ファイル](File) [ツリーの削除](Delete Tree)を選択します。

    または

  • Explorer で、削除するツリーのノードを表示し、選択し、削除します。

重要:ツリーを削除すると、関連付けられたオペレータは削除されます。