Softimage Illusion は、完全に統合された合成およびエフェクトのツール セットです。解像度に依存せず、8 ビット、16 ビット、および 32 ビットの浮動小数点合成をサポートします。
Softimage Illusion オペレータを使用して、イメージ クリップの修正や微調整から、マルチパス レンダラの結果の確認や微調整まで、あらゆる合成およびエフェクトのタスクを実行できます。また、さまざまなファイル形式に出力できる複雑な特殊エフェクト シーケンスを作成できます。オペレータには 130 以上の映画品質のエフェクトがあり、それらのパラメータはエクスプレッションまたはファンクション カーブを使用して完全にアニメート可能です。
完全に統合されているというのは、作成したエフェクトがシーンの一部となり、Explorer からアクセス可能であるという意味です。また、Autodesk Softimage のスクリプティングおよびアニメーション機能、クリップおよびソース、そしてレンダ パスをフルサポートしていることも意味しています。
Softimage Illusion ツールセットは、次の 3 つの主要なツールで構成されています。
Fx Tree: エフェクト オペレータのネットワークを構築します。Fx Tree の詳細については、「Fx Tree」および「エフェクトの作成」を参照してください。
Fx Viewer: ここに結果が表示されます。Fx Viewer の詳細については、「Fx Viewer」および「エフェクトをプレビューする」を参照してください。
Fx Operator Selector: あらかじめ接続したオペレータを Fx Tree に挿入できる強力なツールです。Fx Operator Selector の詳細については、「Fx オペレータ セレクタ」および「エフェクトの作成」を参照してください。
Softimage の合成およびエフェクト ツールセットには、ラスターとベクトルの両方のペイントをサポートする 2D ペイント モジュールが含まれています。ペイント オペレータの作業には、その他の FX オペレータと同様に、エフェクトの作成に使用するのと同じツールおよびワークフローを使用できます。
2D ペイントのビュー、ツール、ワークフローの詳細については、「2D ラスター/ベクトルペイント」を参照してください。
合成レイアウトは、Softimage の既定のレイアウトの 1 つです。合成レイアウトには、FX の 3 つの主要ツール(Fx Tree、Fx Viewer、Fx Operator Selector)が、エフェクトを作成およびプレビューしやすいように並んでいます。合成レイアウトでは合成に使用しないツールとビューのほとんどが非表示になっているため、合成とエフェクトの作業では、単に必要なビューをビューポートで開くよりも、合成レイアウトを使用する方が効率的といえます。
合成レイアウトで作業を行う場合は、ほとんどの Softimage コマンドをメイン メニューから使用でき、すべての既定のツールバーにビュー スイッチャからアクセスできます。