新しい[シミュレーション設定]プロパティは、フレーム当たり ICE シミュレーションが何回評価されるかを決定する、ICE シミュレーションのサブフレーム サンプルの設定に使用できます。サブフレーム サンプルを増やすと、高速移動のパーティクル エミッタやすばやくデフォームするオブジェクトとの衝突に必要な、シミュレーションの解析の精度が高くなります。
また、サブフレーム サンプリング値と同様にシミュレーション フレームのキャッシュも可能です。サブフレーム データを使用すると、Animation Mixer にあるキャッシュ ファイルをフル フレームのキャッシュよりも正確にリタイムできます。モーション ブラーの精度も高くなります。
詳細については、「ICE シミュレーションのサブフレーム サンプリング」を参照してください。
Softimage 2012 以前に作成されたシーンまたはコンパウンドでサブフレーム サンプリングを使用するには、それらをアップグレードする必要があります。この方法の詳細については、「サブフレーム サンプリングを使用するためにシーンおよびコンパウンドを更新する」を参照してください。
[Cache on File]ノードには、ICE ツリーでキャッシュ ファイルの読み取りと書き込みを行う際にサブフレーム サンプリングを使用できる、これまで以上に柔軟な新しいオプションがいくつか存在します。詳細については、「ファイルへのキャッシュ」を参照してください。
[シミュレーション設定]プロパティ エディタの[サブフレーム サンプリング](Subframe Sampling)パラメータに 1 を超える値を指定した場合に、キャッシュとの間でサブフレームの読み書きが行われるようにします。
このポートを利用することで、[メイン]タブ上の[パス](Path)、[ファイル名](File Name)、および[トークン](Tokens)パラメータを使用せずに、別のノード内のキャッシュ パスとファイル名を定義できます(文字列やファイル パスなど)。
このポートは、[メイン]タブの[ファイル モード](File Mode)オプションを使用する代わりに、使用するキャッシング モードを定義できます。
ノードをこのポートに接続して、シミュレーション再生中の異なるポイントでキャッシュ ファイルの読み取りから書き込みに切り替えるなど、キャッシング モードを直接操作できます。たとえば、[Integer]ノードをこのポートに接続し、その値をアニメートしてキャッシング モードを変更できます。最初のフレームで[Integer]ノードの値を 2 に設定して、初期状態が定義されているキャッシュ ファイルを読み取った後、フレーム 30 で値を 1 に設定して、キャッシュ ファイルの書き込みに切り替えます。
サブフレーム サンプリングに使用される新しい[Frame Step(フレーム ステップ)]ノード。これは、全体フレームだけでなくサブフレームを考慮する点を除き、[Simulation Step]ノードに同じです。
新しい[Current Simulation Sample(現在のシミュレーションサンプル)]コンパウンドは、現在のシミュレーション サンプル(サブフレーム)を返します。
サブフレーム サンプリングに使用される新しい[NbSubSamples]属性。
[Emit Blast(爆風放出)]コンパウンドは v2.1 に更新されており、現在のバージョンでは終了フレーム値が確実に考慮されます。