Motion Reduction プロパティの設定では、アクターの胸、首、頭、および肩のボディ パーツと、キャラクタの該当するオブジェクト間で転送されるモーションの量を減らすことができます。
Motion Reduction を使用するのは、たとえばアクターの胸、首、頭、または肩に装着したセンサの動きがぎこちにない場合や、アクター マーカー セットから正しいキャプチャ データが提供されない場合です。Motion Reduction
のパーセンテージを上げることは、ダンピングを適用することと似ています。
それぞれの Motion Reduction プロパティでは、次を目安にすると良いでしょう。
- 0%では、完全な動きがアクターとキャラクタの間で転送されます。モーション量は減少しません。
- 50%では、半分の動きが転送され、結果として、アクターとキャラクタの間にダンピングが生じます。あと半分の動きはキャラクタ階層の他のオブジェクトに基づいた動きとなります。
- 100%では、動きはまったく転送されず、キャラクタの動きは完全に階層内の他のノードに基づいたものになります。
Motion Reduction プロパティの設定
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説明
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0%から 100%の制約の割合によって、Chest オブジェクトと Hips オブジェクトの間の動きを平均化します。Chest オブジェクトは、すべての必須 Spine オブジェクトとすべてのオプション Spine オブジェクトを参照します。Chest
Reduction はすべての Spine オブジェクトに影響します。
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0%から 100%の制約パーセンテージによって、Neck オブジェクトと胸の動きを平均化します。100%に設定すると、首は胸から一定の距離で動くことになるため、Neck オブジェクトに対して何の動きも伝えられず、ぎこちない不自然な動きになる場合があります。
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アクターの頭部からキャラクタの頭部オブジェクトにモーションを転送するときの制約の割合を調整します。
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0%から 100%の制約の割合によって、それぞれの Shoulder オブジェクトと Chest オブジェクト間の肩の動きを平均化します。
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