旧バージョンとの互換性を維持するためにコントロール リグを更新する

 
 
 

MotionBuilder 5.5 の制限事項に関するプロパティが、MotionBuilder 2010 バージョンのユーザ インタフェース(UI)から除去されました。 そのため、Enable MB 5.5 Limits または Use MB 5.5 Axis Orientations プロパティ オプションを使用するキャラクタが含まれている MotionBuilder シーンをロードしようとすると、警告メッセージが表示されます。

MotionBuilder 5.5 の制限事項に関するプロパティ オプションを使用するコントロール リグが、MotionBuilder のバージョン 7.5 Extension 2 以降で作成された MotionBuilder シーン ファイルとの互換性を維持するためには、コントロール リグを更新する必要があります。

MotionBuilder 5.5 の制限事項を使用するコントロール リグを更新するには:

  1. バージョン 2009 以前の MotionBuilder で、Enable MB 5.5 Limits プロパティを使用するキャラクタが含まれているファイルをロードします。
  2. スケルトンのボーンをすべて選択し、Properties ウィンドウを開きます。
  3. View メニューで All (Type)ビューを選択して、使用可能なすべてのプロパティを表示します。
  4. Degrees of Freedom > Rotation > Post Rotation を展開し、「Enable MB 5.5 Limits」オプションをオフにします。

    これで、リグを更新できる状態になりました。

  5. ファイルにアニメーションが含まれていない場合は、手順 6、7、8 に従います。アニメーションが含まれている場合は、手順 9 に進んでください。
  6. キャラクタのポーズを T-スタンスに設定します。
  7. Navigator ウィンドウの Scene Browser で Character コンストレインを削除します。
  8. Asset Browser の Templates フォルダから新しい Character コンストレインを Viewer ウィンドウのキャラクタのボーン上にドラッグ アンド ドロップし、Characterize を選択します。
  9. ファイルにアニメーションが含まれている場合は、アニメーションをスケルトンにプロットします。
  10. Character Controls ウィンドウで、キャラクタのポーズを T-スタンスに設定します。
  11. Navigator ウィンドウの Scene Browser で Character コンストレインを削除します。
  12. Asset Browser の Templates フォルダから新しい Character コンストレインを Viewer ウィンドウのキャラクタのボーン上にドラッグ アンド ドロップし、Characterize を選択します。
  13. タイムラインをスクラブして、アニメーションが有効なことを確認します。
  14. アニメーションを新しいリグにプロットします。