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[FCurves]ウィンドウの改善点

 

新しい[FCurves]ウィンドウが MotionBuilder に追加され、他の Autodesk アプリケーションとの一貫性が増しました。[FCurves]ウィンドウの改善点は次のとおりです。

マルチポイント編集

マルチポイント編集は、MotionBuilder の旧リリースで使用することができました。今回、この機能が視覚的に強化され、他の Autodesk アプリケーションとの一貫性が増しています。

選択したカーブの選択表示

作業対象のカーブだけを表示することにより、[FCurves]ウィンドウの焦点を迅速に絞ります。新しい[Isolate curve]オプションを使用すると、選択したチャンネルのみのカーブを簡単に表示できます。

Auto 接線タイプ

この新しい接線タイプは、[Bezier-Auto]オプションと[Bezier-Clamp]オプションに取って代わるものです。[FCurves]ウィンドウでキーフレームを移動すると、Auto 接線が自動的に自己調整するため、最大値や最小値に振れることなく滑らかに移行することができます。Auto 接線を使用すると、スパイクが作成されないように接線が自然に調整されるので、アニメータはアニメーションのラフを描く際の貴重な時間を節約することができます。

Auto 接線タイプは他の複数の Autodesk アプリケーションに共通であり、新しいキーのデフォルトの接線タイプです。

簡略化されたツールバー オプション

FCurves コンテキスト メニューに[Classic Mode]オプションが含まれるようになり、クラシック、フル ツールバー、およびより小さいオプション セットを表示する簡略化されたツールバーの間で[FCurves]ウィンドウを切り替えます。[Classic Mode]のスイッチをオフにすると、スイートの一部として MotionBuilder を主に使用するアニメータは、より合理化された表示のカーブ編集ツールを利用できます。

補間

次の表では、補間用語に関する更新内容を示します。

更新された用語 置換対象
Auto Bezier-Auto および Bezier-Clamp
Fixed Bezier-User
Stepped Constant
Stepped Step Constant Standard
Stepped Step Next Constant Next

各補間タイプの詳しい説明については、「補間」を参照してください。

頂点のアニメーション/ポイント キャッシュを記録および保存する

MotionBuilder では、モデル上のポイント キャッシュ データを記録し、再生できるようになりました。ポイント キャッシュを使用して、アニメーションが集中しているシーンでのパフォーマンスを向上させ、複雑なコンストレイントまたは物理セットアップに基づくアニメーションを他のアプリケーションに転送できます。モデル設定のオプションにより記録が可能になります。

注:ポイント キャッシュは FBX ファイル形式でサポートされています。

Physx ポイント キャッシュ記録

Physx ポイント キャッシュ記録は Softbody と Cloth 専用であり、Fluid をサポートしていません。

NURBS カーブのサポート

MotionBuilder で Maya の NURBS カーブをサポートするようになりました。NURBS カーブの詳細については、オンラインの Maya ヘルプ(http://www.autodesk.com/maya-helpdownload-jpn)を参照してください。

アニメーションと物理の同期

新たに物理ソルバ プロパティが追加されました。物理の計算がアニメーションよりも時間がかかるとき、プロパティ ウィンドウの ForceAnimationSync を有効にします。

注:このプロパティを有効にすると、物理がライブのときにのみアニメーションを再生するように制限します。その結果、アニメーションの再生が遅くなることがあります。

タイム コード プロパティ

このプロパティは、タイムコード生成デバイスとともに使用して、タイムコードをアニメーションに関連付けることができます。

Up ベクトル プロパティ

パス コンストレイントには Up ベクトルを設定するオプションが追加されました。このオプションは、プロパティ ウィンドウで有効にできます。

Real Time フィルタのオペレータ

この Relation コンストレイン オペレータは、ライブな入力データをフィルタリングできるローパス フィルタを適用します。Real Time フィルタは、Relation コンストレインの Object ブラウザの Other セクションにあります。

Displacement オペレータ

この Relation コンストレイン オペレータは、[Relations Constraints with Physics]の使用時にディスプレイのフレーム レートに対する依存を除去するために追加されました。Displacement は、Relation コンストレインの Object ブラウザの Vector セクションにあります。