レンダリング設定とファー レンダリング設定が終わると、シーンをレンダーする準備は完了です。Maya ソフトウェア(Maya Software) レンダラまたは mental ray for Maya レンダラを使用してレンダーすることができます。
単一フレームをレンダーすることも、バッチ レンダーを実行してアニメーションをレンダーすることもできます。以下を参考にしてください。
Maya ソフトウェア(Maya Software) レンダラを使用してファーを設定したシーンをレンダーすると、ファー ファイルが作成されて furFiles ディレクトリに格納されます。分散レンダー中に、ファイルが相互に上書きされないように、ファー ファイルのファイル名のプリフィックス(接頭辞)にプロセス ID が追加されます。たとえば、furryscene という名前のシーンをレンダーする場合は、Maya は次のファー ファイルを作成します。
furryscene278_1_1.0001.sbs, furryscene278_1_1.ass furryscene278_1_1.hair, furryscene278_1_1.shadow furryscene278_1_1_equal.0001.sbs
ファーを使用した単一のフレームをレンダーする場合は、次の方法を実行します。
mental ray for Maya を使用してファーをレンダーする場合、レンダー設定(Render Settings):mental ray タブにある精度(Quality)タブで制作: 急速なファー(Production: Rapid Fur)精度プリセットを選択します。
ファーを使用したシーンをアニメートする場合は、次の方法を実行します。ファーのアトリビュートをアニメートする場合(ファーのアトリビュートをアニメートするを参照)、またはアトラクタを使用してファーの移動を追加する場合(ファーに動きを追加するを参照)、これが最後の手順です。
反射によりファーまたはヘアをトレースする場合は、制作: 詳細トレース(Production: Fine Trace)を選択します。
モーション ブラー(Motion Blur)をオンに設定すると、レンダリング時間が長くなります。mental ray を使用してモーション ブラーを設定したシーンをレンダーする場合は、次のガイドラインに従ってください。
モーション ブラー(Motion Blur)設定の詳細につていは、モーション ブラー(Motion Blur)を参照してください。
レンダーしたアニメーションを表示するには、Fcheck を起動し、レンダーされた .iff ファイルを開きます。アニメーションの表示の詳細については、FCheck のファイルを開くを参照してください。
Maya ソフトウェア(Maya Software) レンダラを使用すると、アニメーションのファー イメージだけをレンダーできます。ファー イメージだけを生成し、ジオメトリをレンダーするサイクルを使用したくない場合に便利です。
分散レンダーを実行する場合、あるいは何らかの理由でレンダリングを分割する場合は、先にイコライザ マップを生成しておく必要があります。Maya ソフトウェア(Maya Software) レンダラを使用してレンダーする場合、ファー ファイルを事前に生成しておくと便利なこともあります。詳細については、詳細なファー レンダリング用の MEL スクリプトを参照してください。