モデルにファーを適用した後は、最終段階としてシーンをレンダーします。Maya ソフトウェア(Maya Software) レンダラまたは mental ray for Maya レンダラを使用して、ファーをレンダーすることができます。
Maya ソフトウェア レンダラと mental ray for Maya でのファーのレンダリングの違いについては、以下の表を参照してください。mental ray 特有のファー レンダー設定については、レンダリング詳細(Render Stats)と mental ray を参照してください。
mental ray for Maya レンダラについても参照してください。
ファーに対する効果 | Maya ソフトウェア レンダラ | mental ray for Maya |
---|---|---|
反射のサポート |
なし |
反射するマテリアル上に配置できるが、ファー自身は反射しない |
屈折のサポート |
なし |
屈折するマテリアルを通すと屈折するが、ファー自身は屈折しない |
カラー シャドウのサポート |
黒いシャドウのみ |
あり |
周縁部と減衰の正確な表示のサポート |
正確ではない |
あり |
正確な自由度合成のサポート |
不正確 |
あり |
透明度のサポート |
ファーを透明にすることはできるが、透明なマテリアルを通すと可視にならない(レイヤおよび合成でレンダー可能) |
ファーは透明になり、透明なマテリアル越しにファーが見える |
モーション ブラーのサポート |
3D でのみ |
あり |
ファーに影をつけるためにファー シャドーイング アトリビュート(Fur Shadowing Attributes)をライトに加える必要性がある |
あり |
このワークフローは mental ray for Maya によってサポートされていますが、代替ワークフローも使用できます。詳細については、mental ray for Maya レンダラを使用してファー シェーディングとシャドウを作成する(方法 2)を参照してください。 |
高速に処理できるフェイクのバック シェーディング(Back Shading)およびセルフ シェーディング(Self Shading) (AutoShade)のサポート |
あり |
なし |
レイ トレース シャドウのサポート |
なし |
あり |
深度マップ シャドウのサポート |
あり |
あり |
ファーのシーンへの統合 |
z 深度合成によるポスト プロセスとして可能 |
完全な統合が可能 |
面積計算のサポート(ファー レンダー設定 > 領域の値を計算(Fur Render Settings > Calc. Area Values) |
あり |
あり |
16 ビット レンダリングのサポート |
なし |
あり |
テクスチャ マッピングされたライトのサポート |
なし |
あり |