衝突レイヤを使用して、同じ Maya Nucleus ソルバを共有する複数のオブジェクト間の衝突を整理できます。アトリビュート エディタ(Attribute Editor)タブの nClothShape、nParticleshape、および hairSystemShape の衝突レイヤ(Collision Layer)アトリビュートを使用して、nCloth オブジェクトまたは nParticle オブジェクトが属する衝突レイヤを指定できます。同じ衝突レイヤ上にある nCloth オブジェクトと nParticle オブジェクトは正常に衝突します。ただし nucleus オブジェクトが異なるレイヤにある場合、小さい値のレイヤにあるオブジェクトは大きい値のレイヤのオブジェクトよりも優先順位が高くなります。
たとえば、衝突レイヤ 0.0 上の nCloth オブジェクトは衝突レイヤ 1.0 上の nCloth オブジェクトを押し込み、次に衝突レイヤ 2.0 上の nCloth オブジェクトを押し込みます。この衝突の優先順位は、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)タブ上の衝突レイヤ範囲(Collision Layer Range)アトリビュートで設定した範囲内で発生します。
衝突レイヤ範囲(Collision Layer Range)では、2 つの nucleus オブジェクトを衝突させるための距離を指定できます。2 つのオブジェクトの衝突レイヤ(Collision Layer)値の差が衝突レイヤ範囲(Collision Layer Range)よりも小さい場合、オブジェクトは衝突できます。たとえば、オブジェクト A の衝突レイヤ(Collision Layer)値が 2、オブジェクト B が 5 の場合、衝突レイヤ値の差は 3 です。したがって、衝突レイヤ範囲(Collision Layer Range)値が 3 より小さい場合のみ、衝突を発生させることができます。
衝突レイヤの使用の詳細については、衝突レイヤを設定するを参照してください。