Maya Nucleus ソルバは、反復によって nucleus オブジェクト衝突の適切な動作を取得します。反復回数を増やすと、オブジェクト衝突の精度は向上し、シミュレーションのスピードは低下します。nucleus オブジェクト衝突と自己衝突に対して、Maya Nucleus ソルバが実行できる反復回数をクランプするには、nucleus ノードの衝突最大反復回数(Max Collision Iterations)アトリビュートまたは nClothShape ノードと nParticleShape ノードの自己衝突最大反復回数(Max Self Collide Iterations)アトリビュートを設定します。nHair では、hairSystemShape ノードの自己衝突最大反復回数(Max Self Collide Iterations)アトリビュートを設定します。
nucleus オブジェクトの精度を上げるには、Maya Nucleus ソルバが使用するサブステップ数を増やします。サブステップは、Maya Nucleus ソルバがシミュレーションを解決して、オブジェクトの衝突をフレーム単位で計算する回数を定義します。サブステップ(Substeps)を調整して、シミュレーション時間を分割して計算セグメントにする方法をコントロールできます。複数のソルバ反復をサブステップ単位、フレーム単位に実行できます。サブステップは、高速で移動するオブジェクトのすばやい衝突など、フレーム単位で 1 回の計算だと失敗してまうような場合に最も便利です。nucleus のアトリビュート エディタ(Attribute Editor)タブのソルバ アトリビュート(Solver Attributes)セクションにあるサブステップ(Substeps)アトリビュートを使用して、Maya Nucleus ソルバが使用するサブステップ数を設定できます。
これらのアトリビュートの詳細については、ソルバ アトリビュート(Solver Attributes)と精度設定(Quality Settings)を参照してください。