シーンで使うライトの計画を立てる場合には、次のことを考慮してください。
光源の目的
キャラクタやオブジェクトの照明には、通常次のライトが含まれています。
- キャラクタやオブジェクトを照らす主なライトとなる、キーライト。実世界の屋外シーンでは、通常、キーライトは太陽になります。
- 暗い領域を埋めることからフィル ライトと呼ばれている、副次的なライト。
- キャラクタやオブジェクトをバックグラウンドと識別するためのバックライト(必要な場合)。
光源の特性
シーンの計画を立てる場合には、次のような光源の特性を考慮してください。
ソフトなライトかハードなライトか
ハードなライトでは、シャドウのラインが鮮明になります。ハードな光源には、一般的に、白熱電球、太陽、懐中電灯が含まれます。
ソフトなライトは拡散され、エッジがソフトになります。ソフトな光源には、一般的に、布地(カーテンなど)を通して照らす光や、反射光、クラウドによって散乱する太陽光が含まれます。
カラー
カラーと温度は密接に関係しています。青いオブジェクトを照らす赤いスポット ライトは、黒く見えることがあります。街灯などの一般的なオブジェクトが、薄い黄色味を帯びることもあります。
温度
落ち着いたオレンジ色のライトは、青緑色のライトよりも暖かく感じます。
強度
光源の輝度とはその明るさのことです。たとえば、明るい真昼の太陽の光は、通常、小さな発光ダイオードよりも明るさが強くなります。ライトが照らす対象物の輝度は、その対象物がライトから遠ざかるにつれてその強度が弱まっていく(減衰していく)ように見えます。
動き
灯台のライトは回転します。また、懐中電灯はロープから垂れ下がっている状態も考えられるでしょう。