マテリアル バリエーションにデカールを追加する
デカールはマテリアル バリエーションに追加できます。各バリエーションでは、デザインが同じでマテリアル プロパティ、位置、またはデカール テクスチャが異なるデカールを表示できます。また、マテリアル バリエーションにオブジェクトのデカールの順序を追加することもできます。
- シーン内のオブジェクトにデカールとベース マテリアルを適用して配置します。
- [A]を押して(または[シーン] > [バリエーション]を選択して)、バリエーション インタフェースを開きます。
- 新しいマテリアル ラインアップを作成します。
- デカール グリップを選択し、[次のバリエーションを追加]ボタンをクリックします。
- 選択したデカール グリップに新しいマテリアルを適用するか、デカール テクスチャを調整([Shift]+[M])し、別のバリエーションを追加します。
- ラインアップの各バリエーションのアイコンをクリックし、違いを確認します。
注:
各バリエーションで、デカールを貼り付けるすべてのオブジェクトに対してデカールのコピーが作成されます。シーン内のマテリアルが過剰にならないように、デカール バリエーションを作成する前に、できる限りシーン内のオブジェクトを最適化します。
バリエーションおよびラインアップの詳細については、「バリエーションをセットアップする」を参照してください。
デカール パフォーマンスを最適化する
デカールは、シーン内に描画される多数のシステム リソースを使用するので、シーンの操作性に影響を及ぼす可能性があります。デカール パフォーマンスを向上させるには、最初にシーンを最適化(オブジェクトをグループ化およびエンティティを結合)した後、シーン内のオブジェクトにデカールを適用します。
結合の詳細については、「オブジェクトを結合または分割してフレーム レートを改善させる」を参照してください。
- 結合オブジェクトに貼り付けるデカールには、組み合わされるすべてのサーフェスに対して 1 つのデカールのみが使用されます。
- グループ化されたオブジェクト、つまり選択した複数のオブジェクトに貼り付けるデカールの場合は、グループまたは選択項目内のすべてのオブジェクトに対してデカールのコピーが作成されます。
注:
オブジェクトの結合を解除するには、デカールを削除してください。1 つのデカールを貼りつけた結合オブジェクトの結合を解除して 20 個のオブジェクトに戻すと、シーン内のマテリアルにデカールのコピーが 20 個追加されます。
デカール テクスチャ イメージの推奨事項
デカール テクスチャに使用されるイメージのサイズとタイプは、パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。対象となる出力にのみ十分な解像度とカラーを使用します。以下に、デカール テクスチャ イメージの一般的なガイドラインをいくつか示します(制限ではありません)。
- 8 ビット グレースケールの TIFF または PNG 形式のファイル。
- イメージ ファイルに追加のチャネル、レイヤ、および透明度はありません。
- 1000 x 1000 ピクセル未満。(入力サイズはビデオ メモリによってのみ制限されますが、表示するデカールのコピー数を考慮する必要があります。)