オブジェクトを結合または分割してフレーム レートを改善させる

 
 
 

大きな制作モデルには、通常、何千ものサーフェスとサーフェス パッチで構成される何百ものパーツが含まれるため、インタラクティブにシーンの作成、表示を行う際に、ハードウェアのレンダリング パフォーマンス(フレーム レート)が著しく低下する場合があります。

オーガナイザでオブジェクトを結合することによって、(複数の制作モデルがロードされ、並んで表示されている場合でも)インタラクションのパフォーマンスを向上させることができます。オブジェクトを結合すると、選択したオブジェクトの階層がフラットになるので、フレーム レートが上がります。ただし、データ ロスを回避するために(マテリアルの割り当てなど)、ワークフロー ガイドラインに従って、ワークフローを変更することが必要になる場合があります。

注:

アクセント ライトを含むグループおよび階層は結合できません。これらの項目を選択すると、結合オプションが無効になります。アクセント ライトの選択を解除するか、またはグループから除外してから、結合処理を行ってください。

これらの作業ガイドラインに従うことによって、重要なデータを失うことなく、ノードを結合することができます。

オブジェクトを結合するには:

  1. オーガナイザで、結合するオブジェクトを選択し、グループ化します。これらのオブジェクトは 1 つのフォルダにまとめられます。
  2. グループ化されたオブジェクトが格納されているフォルダを右クリックし、[結合]を選択します。オブジェクトが結合され、ノードを展開してその内容を表示することができなくなります。
    注:

    フォルダをダブルクリックすると、フォルダの名前をよりふさわしいもの変更することができます。

結合したオブジェクトは、分割すれば、結合ジオメトリ内の要素を個別に編集できます。たとえば、法線の反転や重複サーフェスの削除、あるいはジオメトリを分割し別のジオメトリや動作を追加するといった操作が可能です。

分割処理は、結合を元に戻す([編集] > [元に戻す])処理と同じではありません。分割処理では、オブジェクトの階層を維持しながら、結合したオブジェクトにアクセスできるようになりますが、元に戻す処理では、シーン セッション内が結合前のオブジェクト階層に戻ります。

オブジェクトを分割するには:

  1. オーガナイザで、分割する結合オブジェクトを選択します。
  2. 選択したオブジェクトを右クリックし、[分割]を選択します。オブジェクトが分割され、ノードを展開して内容を確認できるようになります。