火花エフェクトでは、典型的な熱い火花の弧を描くモーションを生成することが重要です。実際の火花は、赤熱の非常に小さい物体で、大気中をすばやく移動します。火花が冷却されるにつれて速度が下がり、しだいに落ち始めます。これにより、特徴的な弧を描くモーションになります。
このモーションを作成するには、火花の質量を減らし、これに作用する抗力を増やします。それから外部重力(Gravity)フィールドを追加して、火花を鋳造工場の床に引き寄せます。
バウンス(Bounce)と摩擦(Friction)を増やすと、火花が鋳造工場の床、スラグ シュート、容器などに衝突したときの動作がよりリアルになります。
ドラッグ(Drag)を増やすと、パーティクルが飛び散るときに大気の抵抗が加わり、パーティクルの速度が少し落ちます。これにより、外部重力(Gravity)フィールド(後で追加)の設定が火花に与えるエフェクトをより大きくすることができます。
質量(Mass)を減らすと火花はより高く飛び、外部重力(Gravity)により火花が引っ張られるときに、より顕著な円弧エフェクトが生成されるようになります。
火花は、前よりも少し高く、よりまとまった方向に飛んでいます。
既定では、nucleus ノードは風や重力などのフォースを nParticle に適用します。これらのフォースをオフにして、代わりに Maya フィールドを nParticle に適用することができます。nDynamics シミュレーションを作成する場合、個々の Nucleus オブジェクトをコントロールするには外部フィールドが便利です。
重力オプション(Gravity Options)ウィンドウが表示されます。
これで火花は、弧を描いて鋳造工場の床に落ちるようになりました。