スナップ先のオブジェクトやコンポーネント(ポイント、オブジェクト センター、グリッド交点など)をスナップ ターゲットといいます。
スナップ ターゲットを定義するには、タイプ、サブタイプ、フィルタを指定します。これらすべての設定を組み合わせて、スナップ先のエレメントを定義します。たとえば、ポリゴンのエッジにスナップするには、タイプの[セグメント](Segments)とサブタイプの[エッジ](Edges)の両方をオンにする必要があります。さらに、フィルタを[すべてのオブジェクト](All Objects)または[ポリゴン メッシュ](Polygon Meshes)のいずれかに設定する必要があります。
また、ターゲットをさらに限定することも可能です。詳細については、「タグ付きコンポーネントのみにスナップ」を参照してください。
複数のターゲットのタイプに対して、個別に有効、無効を切り替えられます。ターゲットのタイプにより、ターゲットのサブタイプのカテゴリをすばやく有効または無効にすることができます。ターゲットのタイプがオフの場合、そのサブタイプはすべて無効なスナップ ターゲットになります。ターゲットのタイプがオンの場合、そのサブタイプもオンであれば、ターゲットにすることができます。
[セグメント](Segments)は、ポリゴン エッジ、カーブ オブジェクト、サーフェイス ノット カーブ、サーフェイス境界などの 1 次元のターゲット サブタイプが対象です。
[グリッド](Grid)は、定義された任意のリファレンス プレーンだけでなく、グローバル座標グリッドやカメラ表示プレーンも対象とします。「スナップのグリッド サイズを設定する」で説明するように、グリッド セルのサイズも定義できます。
各ターゲット タイプ内には、それぞれで利用できるサブタイプが用意されています。複数のサブタイプに対して、個別に有効、無効を切り替えられます。たとえば、コントロール ポイントにはスナップせずにノットにスナップするよう選択することができます。
ターゲットを有効にするには、サブタイプとその関連タイプの両方をオンにする必要があります。たとえば、エッジにスナップするには、[エッジ]サブタイプと[セグメント]タイプの両方がオンになっている必要があります。
以下のサブタイプは、[Snap] [ターゲットポイント](Target)から選択できるほか、[ポイント]ボタンを右クリックすると利用できます。
次のサブタイプは、[Snap] [ターゲット セグメント](Target Segments)下から、または[セグメント]ボタンを右クリックすると利用できます。
次のサブタイプは、[Snap] [ターゲット ファセット](Target Facets)下から、または[ファセット]ボタンを右クリックすると利用できます。
[グリッド](Grid)ターゲット タイプがオン のときは、グローバル座標グリッド、または特定のリファレンス プレーンが選択できます。詳細については、「スナップのグリッド サイズを設定する」を参照してください。
スナップ フィルタを使うと、タイプやサブタイプで指定したスナップ ターゲットを、さらに絞り込むことができます。[すべてのオブジェクト](All Objects)か、次のいずれかの組み合わせを指定できます。
[ポリゴン メッシュ](Polygon Meshes)は、ポリゴン メッシュ オブジェクト上のコンポーネントへのスナップをアクティブにします。
[NURBS カーブ](NURBS Curves)は、カーブ オブジェクト上のコンポーネントへのスナップをアクティブにします。
[NURBS サーフェイス](NURBS Surfaces)は、サーフェイス オブジェクト上のコンポーネントへのスナップをアクティブにします。
たとえば、ポリゴン メッシュ上の頂点にだけスナップし、その他のオブジェクト上のポイントにはスナップしないときは、[ポイント](Points)タイプと[ポイント](Points)サブタイプをオンにし、[ポリゴン メッシュ](Polygon Meshes)フィルタを有効にします。