Render Manager > mental ray(グローバル レンダラ)
Render Manager >[パスを展開](expand a pass)> mental ray
タブ: レンダタイプ(「プロパティ リファレンス」)
オプション: メモリ制限(mental ray)
非常に大規模なシーンのレンダリングに苦労しているユーザのために、スケーラビリティ向上、および mental ray のメモリ不足回避のために調整できるパラメータがいくつか用意されています。
これらのパラメータを調整するための一般的なアプローチは、レンダリング速度を向上させることではなく、非常に高負荷なシーンを実際にレンダリングできるようにすることです。これには理論よりもむしろ技巧が必要であり、満足な結果を得るには相当な調整作業が必要になります。
[メッシュ分割係数](Mesh Splitting Factor)の値を減らします。これにより、大型オブジェクトが小型パーツに分割され、mental ray で容易にメモリにロードできるようになります。メッシュ分割係数の詳細については、「メッシュを分割する」を参照してください。
[タイルの順序](Tile Order)を[ヒルベルト](Hilbert)に変更します。大型メッシュの三角形密度が不均一に分散されている場合は特に、[ヒルベルト]は[螺旋]に比べて効率的です。
[タイルサイズ](Tile Size)を減らします。タイル サイズを減らすと、与えられたタイルをレンダリングするためにメモリにロードする必要のあるシーンが減ります。これは、レンダの作成や破壊を伴わないもう 1 つの最適化です。レンダリング時間をやや短縮するのに有効であると考えられます。
[重いシーン用](Optimize)セクションで[最適化](For Heavy Scenes)ボタンをクリックして、これらの変更をすべて同時に行うこともできます。多くの場合、これにより良いスタートが切れます。その後、シーンのレンダリングが完了するまで、個々のパラメータを微調整することができます。