レンダリングアルゴリズムの選択

 
 
 

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スキャンライン

スキャンライン レンダリングは、主要な表示サーフェイスを決定するために使用されるレンダリング方法です。シーン オブジェクトは 2D の表示プレーン上に投影され、その X 座標および Y 座標に従ってソートされます。次にイメージは、オブジェクトごとではなく、ポイントごとおよびスキャンラインごとにレンダリングされます。スキャンライン レンダリングは、レイトレーシングよりも高速ですが、反射と屈折において精度の高い結果は得られません。

このシーンは、スキャンライン レンダリング法を使用してレンダリングされています。透明度にほとんどまたはまったく深度がなく、反射と屈折がない点に注意してください。

スキャンライン アルゴリズムを使用している場合は、[レンダタイプ]設定の一部も調整する必要がある場合があります。

レイトレーシング

レイトレーシングは、サーフェイスによって反射、屈折、遮断されたレイが計算されます。レイトレーシングでは、リアルで正確な結果が得られますが、時間がかかります。

レイトレーシングでは、レイが、ソリッド オブジェクトから跳ね返ったときの屈折や反射によって新たに分岐して、別の方向に投射されます。シーンにあるレイがさまざまに分岐して、レイ ツリーが構成されます。新しい分岐はそれぞれ、1 つのレイヤとみなすことができます。レイの総レイヤ数はレイの深度を表します。

このシーンはレイトレーシング レンダリング方法を使用してレンダリングされています。グラスの反射、透明度、屈折がスキャンライン レンダリングに比べてずっとリアルであることに注意してください。

レイトレース アルゴリズムを使用している場合は、[レンダタイプ]設定の一部も調整する必要がある場合があります。

ラスタライザ

ラスタライザでは、モーション ブラーが数多く存在する大規模で複雑なシーン内でモーション ブラーを高速に描画できます。このアルゴリズムを使用する場合は、「ラスタライザ」(「カメラとモーション ブラー」)で説明されている追加のパラメータを設定する必要があります。