[Delta]プロパティ エディタ

 
 
 

リファレンス モデルに対して実行された修正内容を保存します。

表示するには: Explorer で、リファレンスモデルの下に保存されている[Delta]ノードをクリックします。

ターゲット

ターゲット(Target)

変更が適用されるモデルを指定します。デルタは、所有するモデルのみでなく、シーン内の任意のリファレンス モデルを対象にすることができます。

適用(Apply)

モデルを更新するときにこのデルタに格納された変更をターゲット モデルに適用するかどうかをコントロールします。モデルに複数のデルタを保存し、そのうち適用するデルタを指定できます。

記録(Record)

ターゲット モデルへの新しい変更をこのデルタに格納するかどうかをコントロールします。このボックスが複数のデルタでオンになっている場合、該当するタイプの変更を記録中の最初のデルタが使用されます。記録中のデルタがない場合は、新しい変更用に新しいデルタが作成されます。

記録される/適用される修正点

これらの修正内容は、デルタに保存され、リファレンス モデルが次回更新される際に再度適用されます。このオプションをオフにすると、新しい変更はこのデルタに記録されません。既存の変更はそのまま格納され、モデルの更新時に再度適用されます。[Delta]の下のノードに保存されているアイテムは編集または削除することができます。

スタティック位置とその他パラメータ値(Static Pos and Other Parameter Values)

変換を含むアニメートされないパラメータ値に対する変更を保存します。ボーンの移動は、IK でも FK でもないため、ポッピングを回避するためにデルタによって記録されることはありません。また、テーパ オペレータやバルジ オペレータなど、既存のオペレータのプロファイル カーブに行った変更は、モデルの更新時に失われます。

F カーブ(Fcurves)

新しいキー、修正されたキー、または削除されたキーを含む F カーブに関連する変更を保存します。

Expressions

追加、修正、または削除されたエクスプレッションやリンク パラメータを含むエクスプレッションに関連する変更を保存します。

コンストレイント(Constraints)

追加、修正、または削除されたコンストレイントを保存します。

Animation Mixer

トラック上のクリップの配置やウェイトなど、モデルの Animation Mixer への変更を保存します。このオプションがオンの場合は、保存する[ミキサ変更](Mixer Modifications)のタイプを、[アニメーション](Animation)[シェイプ](Shapes)[オーディオ](Audio)、および[キャッシュ](Cache)から選択できます。これらのサブオプションのいずれかをオンにして同じタイプの新しいソースを再度書き出す場合は、リファレンス モデルからは新しいソースを参照できなくなることに注意してください。

グループ関係(Group Relations)

グループ、レイヤ、パーティションのメンバに変更内容を保存します。

モデルのインスタンス(Model Instances)

変更内容をモデルのインスタンスに格納します。

外部接続(External Connections)

シーンやその他のモデル内(シーン ライブラリ内のマテリアルへのエンベロープ、セレクティブ ライト、割り当て)のオブジェクトへの接続を保存します。リファレンス モデル内のライトへのシーンのオブジェクトの関連付けは変更できません。

新しいプロパティ(New Properties)

カスタム パラメータ セットなど、モデル階層内のオブジェクトに追加された新しいプロパティを保存します。

クラスタ(Clusters)

新しいクラスタを保存します。

コンポーネントを追加または削除することによって、既存のクラスタを修正することはできません。

クラスタプロパティ(Cluster Properties)

新しいテクスチャ UV 座標、頂点カラー、ウェイト マップ、およびエンベロープ ウェイトのプロパティを保存します。

リファレンス モデルに追加されたクラスタおよびクラスタ プロパティは、単一解像度でのみ動作するように設計されています。ジオメトリのトポロジが同じ場合に限り複数の外部モデル ファイルを使用することができます。「トポロジが同じ」とは、複製の場合などに、コンポーネントの数が同じで、インデックスが同じ順番で並んでいる状態を指します。異なるトポロジの解像度に切り替えた場合、クラスタ プロパティの接続が解除されますが、正しいトポロジの解像度に戻ると再接続されます。

このオプションではペイント オペレータは保存されません。ペイント オペレータを保存するには、次の[オペレータ](Operators)オプションを使用してください。

オペレータ( Operators)

新しいオペレータを保存します。これには、デフォーメーションやスクリプト オペレータに加え、エンベロープ ウェイト、ウェイト マップ、および頂点カラー上のペイント オペレータが含まれます。

Advanced(アドバンス)

パーシステンス

ストレージ(Storage)

差分データの格納方法を指定します。

  • [内部](Internal)差分はシーン内に保存されます。

  • [外部](External)([ネイティブバイナリ](native binary))差分は、別のバイナリ形式ファイルとして保存されます。この値を選択する場合は、差分ファイルの[ファイル名](File Name)を指定します。シーンを開いても外部差分のロード/適用は自動的には行われません。

  • [外部](External)([カスタムフォーマット](custom format))差分では、XSIA(XSIアセット記述言語)などのプラグインが必要となります。「SDK のサンプル ワークグループ」(「Softimage をカスタマイズする」)で説明されているように、SDK のサンプル ワークグループにアクセスして、XSIA プラグインをインストールできます。XSIA プラグインの詳細については、XSIA インポータ/エクスポータ『SDK ガイド』を参照してください。

状態(Status)

差分がシーン内で現在ロードされているかどうかを表示します。外部差分を持つシーンを開く場合は、この値を[オフロード](Offloaded)から[ロード済み](Loaded)に変更し、[Delta の適用](Apply Delta)をクリックします。

ファイル名(File Name)

外部差分ファイルの名前とパス。これは、[ストレージ](Storage)[外部](External)に選択されている場合にのみ有効です。

[ユーザ](Usr)がオンの場合、パスは入力されたとおりに表示されます。[解決](Res)がオンの場合は、解決されたパスが表示されます。場所を変更するには、別のパスを入力するか[ブラウズ](Browse)ボタン(...)を使用します。有効な名前は白、無効な名前は赤、読み取り専用ファイルは灰色でそれぞれ表示されます。

差分の適用(Apply Delta)

外部差分を適用します。これは、シーンを開くと外部差分が最初にオフロードされるために必要です。[状態](Status)を変更し、このボタンをクリックします。