シーン内の各エレメントにはプロパティが存在します。各プロパティには、数多くのパラメータが含まれています。これらのパラメータに値を設定して、位置、選択可能/不可の設定、表示/非表示など、エレメントのさまざまな部分を変化させることができます。
プロパティは、ポリゴン メッシュまたは NURBS サーフェイス メッシュのジオメトリ プロパティなどのシーン エレメントに対して「ネイティブ」にすることができます。ジオメトリ アプロクシメーション、ディスプレイ、およびシーン マテリアルなど、これらの一部の「ネイティブ」プロパティは、シーンの既定のプロパティから継承されます。これらの共有プロパティは、Explorer ビューで斜体で表示されるので簡単に識別できます。これらのプロパティは初期状態では共有されていますが、必要に応じてオブジェクトに対してローカルにすることができます。これらの既定のプロパティの要約については、「デフォルトのプロパティ」を参照してください。
一部のプロパティは、エレメントに直接適用できるほか、上位のエレメントに適用して下位エレメントに継承させることもできます。遺伝的特徴が世代に渡って伝えられるように、これらのプロパティを階層の子エレメントにプロパゲート(継承)できます。「プロパティのプロパゲーション」を参照してください。
また、デフォルトのプロパティと異なり、[取得](Get) [プロパティ](Property)コマンドを使用して、選択されたシーン エレメントに明示的に適用するまで一部のプロパティは存在しません。「プロパティを適用する」を参照してください。
プロパティ エディタではプロパティを表示します。ここでは、パラメータの値を設定できます。プロパティ エディタはインタラクティブです。個々のパラメータを変更すると、その変更を反映してシーンが更新されます。別のシーン エレメントを選択したりフレームを変更すると、プロパティ エディタが更新され、現在のフレームの変更後のパラメータ値が表示されます。
プロパティ エディタの詳細については、「プロパティ エディタでのプロパティの修正」(「コマンドおよびツール」)を参照してください。
シーンの各オブジェクト、シェーダ、オペレータは、Explorer ではシーン階層内の 1 つのノードとして表示されます。各ノードには既定および適用済みのプロパティがあります。既定および適用済みのプロパティは、プロパティ エディタで表示して変更できます。