このシェーダは[mib_amb_occlusion]シェーダの代替シェーダで、類似した機能を備えていますが、mental ray に組み込まれたアンビエント オクルージョン機能をフル活用している点が異なります。レンダリング パフォーマンスが最適化されている他、アンビエント オクルージョン キャッシュを有効にすることができます。
| 名前(Name) | Render Tree に表示されるシェーダ ノードの名前。任意の名前を入力するか、デフォルト名を使用します。 | 
| サンプル(samples) | 送出されるプローブ レイの数。プローブ レイの数が多いほど、スムーズなイメージが得られます。アンビエント オクルージョン キャッシュが有効な場合は、このパラメータは無視されます。キャッシュの補間に使用するポイントの数は[cache_points]オプションによってコントロールされます。 | 
| 明色(bright) | 遮蔽オブジェクトが見つからない場合に使用されるカラー。部分的なオクルージョンでは、このカラーと[dark]カラーを段階的にミックスしたものが返されます。 | 
| 暗色(dark) | 完全なオクルージョンが発生した場合に使用されるカラー。実際には黒に設定されることがほとんどです。 | 
| スプレッド(spread) | サンプリングの対象とする、ポイントよりも上にある半球の領域の大きさを定義します。[mib_amb_occlusion]シェーダとは異なり、この値は法線と最大方向との間の角度の余弦です。値の範囲は 0.0(半球全体を覆うコーン)から 1.0(単一方向を示すコーン)までです。 | 
| spread_exp | [spread]角度の指数です。サンプリング ポイントから投射された光線を、法線の周囲にどの程度集中させるかをコントロールします。この値が大きいほど法線の周囲の密度は高くなります。 このパラメータは現在 mental ray でサポートされていませんが、将来のバージョンに備えて用意されています。 | 
| max_distance | この範囲内でジオメトリのプローブを行います。ゼロの場合は、シーン全体がサンプリングされます。ゼロ以外の値を指定すると、この範囲内にあるオブジェクトのみが対象となります(その結果、サンプリングが高速になります)。この範囲外にあるオブジェクトはまったく遮蔽されず、距離がゼロに近づくにつれて遮蔽の度合いが高くなります。 | 
| 反射(reflective) | オフにした場合は、サンプリングはサーフェイス法線の周囲の円錐領域で実行されます。 オンにした場合は、サンプルは反射方向を中心にして分散されます。反射マッピングのリアルさを向上する反射オクルージョンを生成します。 | 
| output_mode | 返されるカラーを定義します。 
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| occlusion_in_alpha | [output_mode]の値にかかわらず、スカラ オクルージョンの値を返されたカラーのアルファ コンポーネントに設定します。他のカラー コンポーネントはそれ以前と変わりありません。 | 
| cache_points | アンビエント オクルージョン キャッシュ内の補間のためにルックアップする、アンビエント オクルージョン ポイントの数をコントロールします。キャッシュが有効になっていない場合、このオプションは無視されます。 この値が 0 の場合は、アンビエント オクルージョン ポイントの数は mental ray の設定によって決定されます。値が 0 より大きい場合は、現在のオブジェクトの設定をオーバーライドします。この値が 64 よりも小さい場合は、より詳細な結果を得ることができますが、アーティファクトが発生する可能性があります。この値が大きくなるほど、ぼやけたイメージが作成されます。 |