Shader Version Manager

 
 
 

シェーダおよびシェーダ コンパウンドは、機能拡張またはバグ修正によって更新されるため、複数のバージョンが存在することがよくあります。シーンに既存のシェーダおよびシェーダ コンパウンドは、新しいバージョンがインストールされている場合でも、自動的には更新されません。ただし、Shader Version Manager を使用して更新できます。

Shader Version Manager には、シェーダまたはシェーダ コンパウンドのさまざまなバージョンが表示され、選択することができます。たとえば、Render Tree でシェーダの最新バージョンを使用しながら、シェーダ コンパウンドでは同じシェーダの古いバージョンを使用し続けることができます。

Shader Version Manager を開く

  • メイン メニュー バーで[ビュー](View) [レンダリング/テクスチャ](Rendering/Texturing) [Shader Version Manager]を選択します。

    現在オブジェクトの Render Tree に接続されているシェーダおよびシェーダ コンパウンドのみが表示されます。

A

Shader Version Manager で行ったこのシーンへの変更を適用します。たとえば、ここでシェーダまたはシェーダ コンパウンドの異なるバージョンを選択した場合は、[適用]ボタンをクリックして Render Tree での変更を有効にする必要があります。

B

Shader Version Manager のシェーダおよびシェーダ コンパウンドをさまざまな基準で並び替えます。「シェーダおよびシェーダ コンパウンドを並び替える」を参照してください。

C

Shader Version Manager を開いている間にシーンに対して行われた変更を反映して更新します。

D

文字列を入力すると、Shader Version Manager に表示されている項目を名前でフィルタリングできます。

E

以前のフィルタリングに使用した文字列を呼び出します。

F

フィルタリングの文字列をクリアします(Shader Version Manager にすべての項目を表示する)。

G

[コンテナ]列には、Scene_Material、Light、Camera など、シェーダおよびシェーダ コンパウンドが属するコンテナ ノードの名前が表示されます。

H

[インスタンス]列にはシェーダまたはシェーダ コンパウンドのインスタンス名が表示されます。シーン内にシェーダまたはシェーダ コンパウンドの複数のバージョンがない場合は、クラス名と同じになります。

I

[クラス名]列にはシェーダまたはシェーダ コンパウンドのタイプが表示されます。この名前がスクリプトに使用されます。シェーダ コンパウンドの詳細については、「シェーダ コンパウンドの作成」の手順 7 を参照してください。

J

[バージョン]列にはシェーダまたはシェーダ コンパウンドの現在のバージョンが表示されます。「バージョンを管理する」を参照してください。複数のバージョンのシェーダまたはシェーダ コンパウンドがシーンにある場合は、この列に三角形が表示されます。

シェーダおよびシェーダ コンパウンドを並び替える

シェーダおよびシェーダ コンパウンドは、Shader Version Manager の上部にあるメニューでオプションを選択してソートできます。

  • [クラス名で並び替え](Sort by Classname)では、シェーダおよびシェーダ コンパウンドを material-lambert、material-phong、soft_light、BA_fractal4ds_scl など、スクリプトに使用するタイプ(クラス名)でソートします。

  • [コンテナで並び替え](Sort by Container)では、シェーダおよびシェーダ コンパウンドを Scene_Material、Light、Camera など、属するコンテナ ノードでソートします。

  • [プラグインで並び替え](Sort by Plug-In)では、出荷時のシェーダおよびシェーダ コンパウンド(Softimage)、リアルタイム シェーダ(CGFXParser または HLSLParser)、mental ray シェーダ(mentalray)、カスタム シェーダ名、またはシェーダ コンパウンド(XSIRTCOMPOUND)のプラグイン名でシェーダおよびシェーダ コンパウンドをソートします。

バージョンを管理する

複数のバージョンのシェーダまたはシェーダ コンパウンドがシーンにある場合は、[バージョン]列に三角形が表示されます。

シェーダまたはシェーダ コンパウンドのバージョンを更新する

  1. [バージョン]列の三角形(下の「バージョン メニューのレベル」を参照)をクリックすると、使用できるバージョンのメニューが開きます。

  2. 特定のシェーダまたはシェーダ コンパウンド インスタンスに使用するバージョン番号を選択します。たとえば、Render Tree でシェーダをバージョン 2.0 に更新し、シェーダ コンパウンドでは同じシェーダのバージョン 1.5 を使用し続けることができます。

    バージョン番号を変更すると、[バージョン]列がピンクで表示されます。

  3. Shader Version Manager で[適用](Apply)ボタンをクリックすると、Render Tree で変更が有効になります。

注:使用するシェーダ コンパウンドのバージョンを選択するには、Render Tree のシェーダ コンパウンドのノードを右クリックし、[バージョン](Version)メニューを選択して、使用するコンパウンドのバージョンを選択するという方法もあります。

バージョン メニューのレベル

  • 個々のシェーダまたはシェーダ コンパウンドのメニューでは、バージョン番号を選択すると、そのシェーダまたはシェーダ コンパウンドのインスタンスにのみ反映されます。

  • シェーダまたはシェーダ コンパウンドのタイプのメニューでは、そのクラス名のすべてのシェーダまたはシェーダ コンパウンドに反映されます(クラス名で並び替え)。

    • [変更なし](No Change)を選択すると、グリッド データが変更されることなくメニューが終了します。グリッド データに対する前の変更が元に戻されることはありません。

    • [現在のものに戻す](Revert to Current)を選択すると、シーンで現在使用されているバージョンでグリッド データが更新されます。既に適用されている変更が元に戻されることはありません。

    • [バージョン番号](Version number)を選択すると、そのタイプのすべてのシェーダまたはシェーダ コンパウンドがそのバージョンに設定されます。

  • コンテナのメニューでは、そのコンテナ ノードのすべてのタイプのシェーダおよびシェーダ コンパウンドに反映されます(コンテナで並び替え)。

    • [変更なし](No Change)を選択すると、グリッド データが変更されることなくメニューが終了します。グリッド データに対する前の変更が元に戻されることはありません。

    • [現在のものに戻す](Revert to Current)を選択すると、シーンで現在使用されているバージョンでグリッド データが更新されます。既に適用されている変更が元に戻されることはありません。

    • [最新マイナー](Latest Minor)は、Render Tree のすべてのシェーダおよびシェーダ コンパウンドで指定されているメジャー バージョンの最高のマイナー バージョンにグリッド データを設定します。

    • [最新](Latest)は、その Render Tree 内のすべてのシェーダまたはシェーダ コンパウンドの最高のバージョンにグリッド データを設定します。