モーション キャプチャ ファイルを読み込む

 
 
 

モーション キャプチャ情報は、Acclaim または Biovision ファイル形式を使用して Softimage に読み込めます。どちらのファイル形式にも、光技術を駆使してキャプチャされたモーション情報があります。

モーション キャプチャ ファイルを Softimage に読み込むと、読み込んだモーション キャプチャ リグをユーザのリグに拘束し、モーション キャプチャ データをプロットしてから、結果のアクション ソースを読み込んだモーション キャプチャ リグからユーザのリグに転送できます。詳細については、「モーション キャプチャ アニメーション データをリグに転送する」を参照してください。

Acclaim ファイルを読み込む

Acclaim Skeleton(.asf)形式で保存されたファイルは、Acclaim Motion Capture(.amc)ファイルと共に読み込まれます。ASF ファイルは、互換性のある AMC ファイルと共に読み込まれます。

ASF ファイル

Acclaim Skeleton ファイル(ASF)には、スケルトンの階層と基本ポーズに関する情報があります。この情報は、Softimage に読み込む際にスケルトン階層(ヌルまたはボーン)の作成に使用されます。このスケルトンのアニメーションは、付随する[Acclaim Motion Capture(AMC)]ファイルに保存されます。

ASF ファイルは、モデルとして Softimage に読み込まれ、Scene_Root ノードの下に保存されます。モデルの名前は、スケルトンと同じです。モデルには、ASF ファイルに記述されたスケルトン階層を反映したヌルまたはボーンの階層があります。また、モデルを最初にポーズした基本ポーズ アクションもあります。

AMC ファイル

Acclaim Motion Capture(AMC)ファイルには、互換性のある ASF ファイルのスケルトン階層に適用できるキーフレーム アニメーション(モーション キャプチャ データ)があります。

AMC ファイルは、AMC ファイルと同じ名前のアクションとして Softimage に読み込まれます。このアクションは、Animation Mixer 内のアクション クリップとして自動的に適用できます(「読み込みオプション」(「プロパティ リファレンス」)を参照)。

読み込まれた後の Acclaim ファイル エレメントの構造

A

すべての Acclaim 階層とアニメーション情報を含むモデル

B

ASF ファイルからのスケルトンの基本ポーズ

C

AMC ファイルからのモーション キャプチャ アニメーション

D

読み込んだスケルトン階層のルート

E

スケルトン階層内のアニメートされたすべてのオブジェクトのグループ

Acclaim ファイルを Softimage に読み込むには

  1. メイン メニューバーから[ファイル](File) [読み込み](Import) [Acclaimファイル](Acclaim File)を選択します。[Acclaim Import]ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [スケルトン ファイル](Skeleton File)テキスト ボックスに、読み込む ASF ファイルを指定します。

  3. [モーション ファイル](Motion File)テキスト ボックスに、読み込む AMC ファイルを指定します。この .amc ファイルには、読み込む .asf ファイルとの互換性が必要です。

  4. スケルトン階層に読み込む方法を選択します。詳細については、「スケルトンをセットアップする」を参照してください。

  5. 他の読み込みオプションを選択します。詳細については、「読み込みオプション」(「プロパティ リファレンス」)を参照してください。

  6. [OK]をクリックして、Acclaimファイルを読み込みます。

Biovision ファイルを読み込む

Biovision(BVH)ファイルには、スケルトンの階層に関する情報があります。この情報は、Softimage に読み込む際にスケルトン階層(ヌルまたはボーン)の作成に使用されます。

また、BVH ファイルには、基本ポーズ アクションとモーション アクションの 2 つのアクションがあります。モーション アクションを Animation Mixer 内のアクション クリップとして自動適用することを選択しない限り、スケルトンでは、既定で基本ポーズを使用します(「ボーンスケルトン オプション」(「プロパティ リファレンス」)を参照)。

Biovision ファイルは、モデルとして Softimage に読み込まれ、Scene_Root ノードの下に保存されます。モデルの名前は、BVH ファイルと同じです。

読み込み後の Biovision ファイル エレメントの構造

A

すべての Biovision 階層とアニメーション情報を含むモデル

B

スケルトンの基本ポーズ

C

モーション キャプチャ アニメーション

D

読み込んだスケルトン階層のルート

E

スケルトン階層内のアニメートされたすべてのオブジェクトのグループ

Biovision ファイルを Softimage に読み込むには

  1. メイン メニュー バーから[ファイル](File) [読み込み](Import) [Biovision ファイル](Biovision File)を選択します。[Biovision Import]ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [入力ファイル](File Name)テキスト ボックスに、読み込む BVH ファイルを指定します。

  3. スケルトン階層に読み込む方法を選択します。詳細については、「スケルトンをセットアップする」を参照してください。

  4. 他の読み込みオプションを選択します。詳細については、「ボーンスケルトン オプション」(「プロパティ リファレンス」)を参照してください。

  5. [OK]をクリックして、Biovisionファイルを読み込みます。

スケルトンをセットアップする

次のオプションを使用して、Biovision ファイルを Softimage に読み込む際のスケルトン階層の作成方法を選択できます。

オプション項目は、Acclaim または Biovision ファイルを読み込む場合と同じです。

読み込むスケルトン階層のタイプを指定するには

  • [スケルトン記述モード](Skeleton Description Mode)オプションのいずれかを選択します。

    • [ヌルの階層](Hierarchy of Nulls)は、ヌルのスケルトン階層を作成します。

      次に、このヌルに、既存のスケルトンのボーンまたは既存のリグのパーツを拘束する必要があります。

      または

    • [ボーン チェイン](Bone Chains)は、ボーンで構成された標準のスケルトン階層を作成します。

      次に、[ボーン スケルトン オプション](Bones Skeleton Options)を設定すると、スケルトン セットアップを指定できます(次を参照)。

      A

      ボーン チェインとして読み込まれた階層

      B

      ヌルとして読み込まれた階層

      C

      接続されていない状態のまま、アニメートされていないボーンとともに読み込まれた階層(次を参照)

スケルトン セットアップを指定するには

[スケルトン記述モード]で[ボーン チェイン](Bone Chains)オプションを選択すると、Softimage でのスケルトンのセットアップ方法を指定できます。

  • [階層]オプションを使用して、スケルトン ボーンの接続方法を選択します。

    • [アニメートされていないボーンに接続](Connect with unanimated bones)は、アニメートされたボーンかどうかに関係なく、すべてのボーンをスケルトン階層の一部として接続します。

      または

    • [未接続まま](Leave unconnected)は、アニメートされていないボーンを接続しません。

  • [チェイン](Chains)オプションを使用して、結果のスケルトン階層に適した構造を選択します。

    • [SI|3D モード](SI|3D Mode)は、チェイン内の最後のボーンの子となるエフェクタを持つチェインを作成します(「チェインの描画」を参照)。

      または

    • [XSI モード](XSI Mode)は、チェイン ルートの子となるエフェクタを持つ、既定のチェインを作成します(「D: エフェクタ」を参照)。