このコンパウンドは、クロス オブジェクトのポイント群のリンクに使用されるスプリングを定義します。スプリングには[硬さ]、[シヤー]、[ベンド]の 3 種類があり、それぞれがクロス上で異なる種類のデフォーメーションをコントロールします。
スプリングの詳細については、「Syflex スプリング フォースを使用する」を参照してください。
このコンパウンドは、Syflex クロス コンパウンドで使用されます。
出力ポート: [Force0]、[Force1]、[Force2]は、各プラグを[syflexISimul]ノード(Syflex クロス シミュレーションをコントロールするノード)上の[Force]ポートに接続します。
硬さ(Stiffness) |
クロスを定義するスプリングの硬さ(ストレッチ)を定義します。スプリングの詳細については、「Syflex スプリング フォースを使用する」を参照してください。 値を大きくすると、スプリングが硬くなり、デフォーメーションへの抵抗が高くなります。値を小さくすると、クロスの弾性が高まります。 スプリング パラメータ([硬さ]、[シヤー]、または[ベンド])の値を変更するときは、[ダンピング]値も適宜変更する必要があります。 |
ダンピング(Damping) |
3 つのクロス スプリングすべて(硬さ、シヤー、およびベンド)に対するダンピング エフェクトの強さをコントロールするダンピング係数。 クロスが非常に硬い場合、クロス内で無限の振動(震え)が発生する可能性があります。これらの震えは、この値を増やすことによって避けることができます。 ダンピングの値を増やすと計算時間が長くなる可能性があるため、望ましい形状になるまでこの値を少しずつ変化させてテストすることをお勧めします。 最初は、[硬さ](Stiffness)の約 10 分の 1 の値を使用してください。 |
シヤー(Shear) |
クロス内でのシヤー スプリングの抵抗を定義します。シヤー スプリングは、漁網のようなポリゴン メッシュのフェイス全体にわたり、対角線リンクを使用して頂点をつなぎます。これらのスプリングは、クロス上の横方向のデフォーメーションをコントロールします。 値を大きくするとシヤー デフォーメーションが防止され、値を小さくするとクロスが横方向に伸張しやすくなります。 この値は、[硬さ]を比率(%)で示したものです。0~1 の値を使用してください(通常はこの値を 0.4~0.8 に保ちます)。 |
ベンド(Bend) |
クロス内でのベンド スプリングの抵抗を定義します。ベンド スプリングは、クロス上の頂点を 1 つおきにつなぎます。その結果、クロスが曲がります。 値を大きくするとベンド デフォーメーションが防止され、値を小さくするとクロスのサーフェイスが曲がりやすくなります。 この値は、[硬さ]を比率(%)で示したものです。0~1 の値を使用してください(通常はこの値を 0.1~0.4 に保ちます)。 |
インポイント(inPoints) |
クロスがスプリングを作成するポイントを指定する場合にオンにします。このリストから除外されたポイントにはスプリングが含まれません。これらはシミュレーションでまだ重力の影響を受ける可能性があります。このオプションはクロス スプリングのみを削除します。 |
リセット(Reset) |
まれなケースで、このオプションをオンにしてクロス スプリングを再計算します(スプリングを再作成します)。一般に、これらのスプリングはシミュレーションの開始時に一度作成されます。このオプションを 1 に設定してから、0 に戻します。 |
伸長マップ(Stretch Map)、シヤー マップ(Shear Map)、ベンド マップ(Bend Map) |
これらのウェイトマップはスプリングの硬さをコントロールします。このポイントにアタッチされているクロスの各スプリングの硬さをポイントごとのマップが修正します。0: 硬さが 0 に設定されています。
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